ついに未来がやってきた
12月に入ってから、グーグルはビックニュースを連発していた。
3日に公開した日本語入力システム「Google日本語入力」を皮切りに、7日にはリアルタイム検索サービスと画像を使った検索サービス「Google Goggles」を、英語向けサービスとして発表。8日にはGoogle Chromeで、Windows向けの拡張機能とMac版をリリースした(以上、すべてベータ版)。
そうした中で、iPhoneユーザーが絶対に注目しておきたいのが、7日に登場した「Google 音声検索」の日本語対応だ。現在はiPhoneとドコモの「HT-03A」といったAndroidで使える。
新要素のラッシュで埋もれてしまった感があるが、これはiPhoneの使い方を大きく変えるかもしれない重要な発表だ。音声入力というと、まだ「これからの技術」と考えている人も多いはず。しかし、このGoogle音声入力は、日本語の認識精度も高く、iPhoneの先に強力な検索機能が控えているので驚くほど実用的だ。
今までネットで何かを検索する際、iPhoneよりもパソコンを使ったほうが圧倒的にキー入力が速いので、すぐに結果が分かるという事実があった。しかしこの音声入力の登場で状況が一変し、パソコンでキーボードを打つより、iPhoneに話しかけた方が速いという「未来」がやってきたのだ。
特に出先で役立つのが、グーグルも「特殊な検索機能」にまとめている、天気や乗り換え案内の情報だろう。ここでは、ASCII.jp編集部でGoogle音声検索を使ってみて、声でも利用できた10のテクニックをまとめていこう。
Google 音声入力の基本
ちなみに音声入力は、街角や扇風機/ヒーターなど、周囲に騒音がある環境で試すときちんと認識されないことがあった。そうした場合は、口に手を当てて音をさえぎって、はっきりと発音すると認識しやすくなるだろう。iPhoneに付属するヘッドホンのマイクなどを使っても認識率を上げられる。