GPS機器を持って、屋久島に行ってみよう
みなさん、ジオタグって使ってます? ジオタグとは、緯度/経度による位置情報をデータに付加すること。デジカメ写真やブログ記事にジオタグを付けると、どこで撮影(または投稿)したデータか地図上にパッと表示できて、旅行の記録にピッタリなんす。
以前はガーミンのハンディGPSなどで移動ルートを記録し、デジカメ写真の撮影日時情報とつき合わせて位置情報を書き込む──といった手間をかけないと写真にジオタグを付けられなかったんだけど、最近はGPS内蔵のケータイやカメラが増えてきて、もう撮影した瞬間に位置情報を写真に記録できちゃう。
ジオタグ付きの写真を「Picasaウェブアルバム」や「Flickr」といったオンラインアルバムにアップロードすれば、撮影場所の地図を自動でつくれるし、ニコンの「ViewNX」(関連サイト1)やアップルの「iPhoto 09」(関連サイト2)、ソニーの「PMB」(関連サイト3)といったジオタグ対応の写真ビューワーもあります。
私も、「iPhone」を手に入れてからは、すっかりガーミンのGPS専用機を使わなくなってしまいました。GPS付きカメラで写真付きお散歩マップなど作って楽しんでいたんですが、このたび屋久島に登山に行くことになりました。
そこで、町歩きに便利なGPSガジェットが、本格的登山にはどれぐらい使えるものか、実地で調べてみることにしました。
屋久島に携帯したのは以下の3つのデバイスです。
これら3つのGPSガジェットを携えて、屋久島の黒味岳登山に挑戦します! 黒味岳は、標高1831メートル、ガイドブックによると、往復5時間半のコースです。しっかりした登山靴はもちろん、雨がケタ外れに多い屋久島なので、登山用レインウェアも買いました。
メンバーは、山登りが趣味のサトリツさん(アスキー書籍編集部)をリーダーに、本格的な登山は未経験の私と同居人の3人。さて、GPSガジェットは、本格的登山でも活躍できるかな!?(というより無事登って帰ってこれるのか!?)
今回使用したGPSガジェット一覧 | ||||
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機種名 | ガーミン GPSMAP 60CSx | アップル iPhone 3G |
ソニー HDR-TG5V |
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実売価格 | 約10万円 | 9月末まで実質0円。毎月の維持費は新スーパーボーナス2年払いの場合2324円~ | 約10万円 | |
GPS機能 | 衛星を使ったGPS。高感度な「SiRF StarIII」チップを搭載 | 衛星を使ったGPS+無線LAN基地局、ケータイ電話基地による位置情報アシスト | 衛星を使ったGPS | |
地図 | 日本全国の主要道路地図を内蔵。追加地図は別途購入してインストール(等高線を表示できる日本地形図は1万9740円) | ケータイ網/LAN経由でGoogle Mapを表示(地図/衛星写真/ストリートビュー) | 内蔵地図のみ(ゼンリン提供の日本地図およびNAVTEQ提供の海外地図) | |
バッテリー | 単3電池2本 | リチウムイオン充電池 | リチウムイオン充電池 | |
バッテリー 駆動時間 |
約18時間 | 連続通話時間最大5時間(3G通信時)、 連続待ち受け最大300時間 |
ハイビジョン撮影時:連続撮影時100分、実撮影時50分 | |
防水 | 生活防水(IPX7) | ―― | ||
モニター | 240×160ドット、LCDバックライト付き256色カラーTFT液晶。画面サイズは38×56mm。屋外でも見やすい | 480×320ドット、バックライト付きフルカラーTFT液晶。 画面サイズは50×75mm(対角3.5インチ)。画面が大きい。明るくて見やすい |
320×220ドット相当、バックライト付きフルカラーTFT液晶。 画面サイズは約33×58mm(対角2.7インチ)。晴天下だと見づらい |
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サイズ(幅×奥行き×高さ) | 61×33×155mm | 62.1×12.3×115.5mm | 30×62×117mm(モニターをたたんだ時) | |
重量 | 213g(電池含む) | 133g(電池含む) | 約280g(電池含む) | |
静止画 撮影機能 |
―― | 200万画素 | 約199万画素(4:3静止画時有効画素) | |
動画 撮影方式 |
―― | HD画質MPEG-4 AVC/H.264 | ||
ズーム | ―― | 光学10倍 | ||
手ぶれ補正 | ―― | あり | ||
電子コンパス | あり | ―― | ||
記録メディア | microSDカード | ―― | メモリースティックPRO Duo |