メイド服はどんな娘が着ても可愛い。
ちょこん♪と頭に乗せたカチューシャ、フリフリのメイド服にミニスカート、オーバーニーソックスが奏でる絶対領域。萌えの極である!
がしかし! それが男の娘(おとこのこ)だったらどうだろう?
ある意味、越えてはならない一線を大胆かつ実践してしまったメイド喫茶。それが、今回潜入取材してきた「雲雀亭(ひばりてい)」だ。
戦いの火蓋は切って落とされた!
流浪の女装メイド喫茶「雲雀亭」に突撃!
雲雀亭の営業スタイルは、フツーのメイド喫茶とちょっと違う。アキバに店を構えているわけではなく、PCパーツ界隈のメイド喫茶や呑み屋を1日借り切って営業するというスタイルだ。ことの発端は、女の子のメイドさんの中に漢(おとこ)メイドを混ぜて、ご帰宅したご主人様やお嬢様の反応を見てみよう!という、イタズラ企画だったという。
が! 漢メイドはまったく気づかれないばかりか、“実はメイドの中に男がいます!”って発表したところ、女の子のメイドさんが「オマエが男だ!」と指摘されるほどだったという。
“コレは逝ける!”(ナニがだっ!)と言うことで、昨年の8月18日に第1回目の雲雀亭が、アノ有名な「ロイヤルミルク」を借り切ってオープンした。以降、人気が人気を呼び、今回が14回目のオープンだ。
今回、雲雀亭の舞台……。正しくは雲雀亭に襲撃されたのは「呑み処ウッド」。旧ザ・コン館を背にしてPCパーツ街の左手にある、ログハウス風のフリージア5号店の角を曲がった奥にある。
なお雲雀亭のメイドさんは、すべて漢。オープンしている日には、中央通りで「女装メイド喫茶で~す♪」とチラシを配布しているが、お客さんが女装するわけじゃなく、女装したメイドさんがサービスしてくれる店だ。とはいえ、ご帰宅してくるご主人様とお嬢様の比率は半々という。メイドさんだけでなく、客層まで中性な店。
そしてここが、筆者の墓標となるかも知れない「呑み処ウッド」。これから筆者 VS 漢メイドとの一騎打ちである!
い ざ ! 突 撃 ぃ ~ っ !
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