いよいよ晩餐会が始まった!
戦闘服に身を包んだ東京キャロルの店員さんが会場に常駐し、ドリンクを配ってくれた。いやがおうにも気分が盛り上がる!
17時、いよいよ戦闘糧食晩餐会が始まった。会場は東京キャロルのエアガン射撃場。そこを埋め尽くす文字通り日本全国から集まったミリタリーマニア達。そしてカメ一等兵氏と、主催者の内田社長、島岡店長。会場にはズラリと各国のレーションが並べられている。会場で配布されたパンフレット(メニュー)には12ヵ国の軍のレーション名が書かれていた。
そして会場に設置されたガスコンロでお湯を沸かし、あるレーションはそのお湯で缶を湯煎し、あるものをお湯で調理し、次から次へとテーブルに並べ、皆で試食していくのだ。今まで戦闘糧食っぽいものと言えばオリジナルレシピ風横須賀海軍カレーしか食べたことのない筆者にとって、まったく未知の体験。はてさていったいどうなることやら……
ちなみに内田社長によると、「今までレーションを食べて死んだ人は日本にはいない」とのこと。本来コレクション用のレーションで、大幅に賞味期限が切れたものも今回は試食可能なのだそうだ。むろん、これは自己責任になるわけだが、それも中々面白そうと思ってしまうあたりに、ミリオタとしての業の深さを我ながら感じる訳でもあった。
ズラリと並んだ12ヵ国のレーション! 内田社長によると「これだけの国のレーションが一堂に集まるのは非常に珍しい」とのこと。総額は13万円程度だとか……
これが各国のレーションだ!
ロシア軍 現用プラ容器レーションセット
アメリカ軍 70年代、80年代、現代MRE
小袋がたくさん詰まったオーストラリア軍の軽量LRP(強行偵察班)用レーション
シンガポール軍 メインミールパック。中身は羊肉飯
ノルウェー軍 朝食パック
台湾軍 野戦口糧A式、国軍缶詰2缶
イギリス軍 トレーニングレーション、24時間レーション
カナダ軍 軍用レトルトパック数種、ワーニック社昼飯セット
オランダ軍 メインミール缶
フランス軍 本年度検品メニュー1セット
フランス軍のレーションを開けてみた。かなりいろいろ入っている
メインディッシュ以外にも、クラッカーやガム、キャラメルなどが大量に入っていた
イタリア軍 24時間レーション
袋を開けると箱が3つ出てきた
缶の入った重い箱2つには、パスタのレーションや、市販品らしき缶詰(パテとフルーツ)などが入っていた
もう1つの箱には、スプーンやコーヒー、砂糖、歯ブラシ、食物繊維の錠剤などが入っていた。そういえばレーションって野菜が少ないなぁ
スペイン軍 A2パック
スペイン軍の中身
飛び入り参加のポーランド軍のレーション。中身はレバーやクラッカー
こちらも飛び入り参加の自衛隊の戦闘糧食
(次ページへ続く)