昨年3月にオープンした秋葉原UDXが1周年を迎えた。これを記念したイベント“Happy 1st Anniversary”が、秋葉原UDX2階のイベントスペース“アキバ・スクエア”で、本日より3日間開催されている。本日は、華道家の假屋崎省吾氏による花のモニュメント展示やトークショー、新日本フィルハーモニーによる弦楽四重奏などが行なわれた。
秋葉原UDXの2階オープンスペースには、1周年を記念する装飾が施されている
華道家の假屋崎省吾氏によるトーク&デモンストレーション
本日の目玉は、華道家の假屋崎省吾氏のトーク&デモンストレーション。假屋崎氏は、ステージに登壇すると、まず花瓶に花を生け始めた。手際の良い作業で生け花を完成させると「アキバ系といえばコスプレ」とトークを始め、観覧者の主婦を見ては「あら、メイドさんのコスプレですか?」、スーツの男性を見ては「こちらはサラリーマンのコスプレでしょうか?」などと言って綾小路きみまろのようなトークで笑いをとった。同氏は初心者にわかりやすい花の生け方をレクチャーしつつ、「私の肌が綺麗なのも花の癒しのおかげ。花は心のビタミン」と、花から始まるライフスタイルを提唱した。
ステージに立つや否や、花瓶にシンビジウムを生け始める假屋崎氏
ステージだけでなく、客席に降りて客と接する同氏
すると、ホンダの2足歩行ロボ「ASIMO」が生け花用のハサミを持って来てくれた
が、ハサミを床に落としてしまった、ドジっ子のASIMO君
何事もなかったようにハサミを拾い上げる假屋崎氏。編集部はその瞬間を見逃さない!
申し訳なさそうにその場を去ろうとするASIMO君
いそいそと退場するASIMO。ちなみに、この一連のハプニングは、ステージ上の机が邪魔で観客席からはほとんど見えていない
さっそくそのはさみで生け花を始める。同氏の手さばきが間近で見られるチャンスだ!
初心者向けの生け花の次は、大きな作品にチャレンジ。長い棒を次々と挿していく
「チューリップだけなど、使う花を1種類に絞ると統一感が出て綺麗」と初心者にレクチャーする同氏
そうこうしているうちに作品が出来上がった。使用した花はレクチャーどおり、ピンク色のチューリップだけだ
「慣れてきたら同系色を使う、さらに上達したら濃い色と薄い色を混ぜてグラデーションを持たせる」などのコツも教えてくれた
司会者の「間近で見ても毛穴が目立ちませんね」という問いに「私の肌が綺麗なのも花の癒しのおかげ。花は心のビタミン」と、花から始まるライフスタイルを提唱
「生活において“かきくけこ”(感謝(感動)/緊張感/くつろぎ/健康(決断)/好奇心)を忘れずに!」というメッセージでトークを締めた
会場には竹、河津桜、連翹(れんぎょう)などをあしらった花のモニュメントが設置されていた。もちろんこれも假屋崎氏の作品だ
イベントは、ほかにも新日本フィルハーモニーによる弦楽四重奏が行なわれた
なお、イベント期間中は9種類の花の種が入っているという「いろいろ花畑」が先着順でプレゼントされる。また、明日10日(土)は新日本フィルハーモニーによる弦楽四重奏のほか、“ASIMOと一緒に遊ぼう”というショーが予定されている。さらに11日(日)には、秋川雅史氏のミニコンサートも行なわれる予定だ。