株式会社直観が、ファッションを基軸とした新しいコラボレーション企画「TOKYO FASHION STRIDE」を発足し、新丸の内ビルディングを中心としたウィンドウディスプレイプロジェクトを展開中だ。展示期間は、2022年12月1日(木)〜2023年1月31日(火)。
Photo by Shigeta Kobayashi
「TOKYO FASHION STRIDE」は、ファッションを基軸としつつ、幅広いカルチャーとともに従来の領域から一歩踏み出したクリエイションを都市から発信する。ファッションブランドが持つ創造性をアーティストや様々な分野の専門家と協働し、分析・再構築することで互いに刺激し合い、それによって生じた小さな変革をコラボレーションの場へと展開していくという。
Photo by Shigeta Kobayashi
第1回のコラボレーションでは、ファッションブランド「KANAKO SAKAI」のコレクションを、写真家の細倉真弓が解釈・構築したヴィジュアルを新丸の内ビルディングのウィンドウに展開。
Photo by Shigeta Kobayashi
プロジェクトの基軸となるブランド「KANAKO SAKAI」は、ファブリックとそのテクスチャーに対するこだわりに特徴づけられるブランド。今回、そのコレクションにインスピレーションを得た細倉真弓もまた、これまでの作品制作において映像や写真の質感(テクスチャー)へ強い関心を示してきた。双方が有する「テクスチャー」への興味、デザイナー/写真家としてのクリエイションのプロセスが呼応した「TOKYO FASHION STRIDE」の最初の1歩をぜひ鑑賞してほしい。
Photo by Shigeta Kobayashi
TOKYO FASHION STRIDE
会期 | 2022年12月1日(木)〜2023年1月31日(火)
場所 | 新丸の内ビルディング
住所 | 〒100-6590 東京都千代田区丸の内1丁目5-1
KANAKO SAKAI
日本が世界に誇る文化とものづくりの技術を、ブランドのクリエイションに乗せて世界に発信していくことをミッションに掲げ、Spring Summer2022より始動。ブランドとして当事者意識を持ち、クリーンなカッティングと多彩な素材が織りなす現代的な衣服を通じて伝統の継承と文化の発展への貢献を目指す。デザイナーのサカイカナコは2017年にParsons美術大学を卒業。NYや国内のデザイナーズブランドで経験を積み、2021年に独立。
kanakosakai.com
細倉 真弓(写真家)
触覚的な視覚を軸に、身体や性、人と人工物、有機物と無機物など、移り変わっていく境界線を写真と映像で扱う。立命館大学文学部、及び日本大学芸術学部写真学科卒業。写真集に「NEW SKIN」(2020年、MACK)、「Jubilee」(2017年、artbeat publishers)、「transparency is the new mystery」(2016年、MACK)など。
hosokuramayumi.com
主催 | 三菱地所株式会社
企画 | 株式会社直観
コーディネート及びテキスト | 村上由鶴、原ちけい
グラフィックデザイン | 澤田 翔平
空間デザイン | 村山圭
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何気ない気配とともに身を取り巻く不可思議な水の存在、写真家 安永ケンタウロスによる『宇想夢奏 ~usou m usou~』
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互いに切り取ってきた世界の断片を、緩やかに連想させるよう組み合わせた作品、アーティスト・花代と、美術家・磯谷博史による二人展「あはひ」