阿蘇の風物詩 “野焼き”によって生まれる「黒墨色」の景観にインスパイアされた家具ラインMASSシリーズ”SUMI LIMITED”


 インテリア・ライフスタイルブランド”FIL”より、家具ラインMASSシリーズ”SUMI LIMITED”がリリースされた。
 MASS Series ”SUMI LIMITED”は、阿蘇の風物詩 “野焼き”によって生まれる「黒墨色」の景観にインスパイアされた炭化した杉材と、スチールフレームによる、異素材のコントラストをテーマにしたコレクション。野焼きの「黒墨色」の世界から始まる生命の芽吹きと、厳かな力強さ、時に過酷な環境をも引き起こす火山地域において、自然と人とが共存共生し続け未来を築いている阿蘇という土地ならではの体験を表現している。




 このシリーズは、阿蘇の雄大な自然を維持するために千年に渡って続く独自の文化であり、その慣習が作り上げてきた人々の深いつながり、自然と人とが長きにわたって作り上げた景観の記憶の中に「満ち溢れた人生」の手がかりを見つけることができる製品で、まさに景色を支える伝統 “野焼き”を深く理解する試みと言えるだろう。
 シリーズの家具は毎年各25台の限定販売。この数は江戸時代に小国杉の苗木を25本ずつ分け与えられ植林が始まったことに由来しているという。




 ぜひ、阿蘇の無限のようで限りある自然の恩恵をプロダクトを通し体感してほしい。



SUMI LIMITED
詳細は下記よりご覧ください。
sumi.fillinglife.co
 
FIL
FILが拠点を置く熊本県・南小国町。世界でも珍しい、活火山のカルデラの中で人々が暮らす、阿蘇地域の北側に位置している。
FILは”Fulfilling life”をコンセプトに、阿蘇・南小国の自然や景観、文化や価値観、自然と人との深く強い繋がりを、重要なマテリアルとして捉えた製品づくりを行い、空間作りから家具、小物、アロマ商品を手掛けるライフスタイルブランド。単なる製品づくりではなく、この土地でしか知ることのできない景観、人の想い、素材の背景を大切にし、次の世代へ繋げたいという想いから、取り組みがスタートした。
FILの存在意義は、このブランドに繋がる人々の「在り方」を問う事。ミニマム=少ないことを単に追い求めるのではなく、消費主義・資本主義の現代において、本当の意味での豊かさを考えること。「満ち溢れた人生とは何か」を社会へ思索することを問いかけ、自然と共存する里山での暮らしの重要性を世界に広めていく。
fillinglife.co