ステージ4(第2の金融機関+ヘッジファンド危機)
サブプライム住宅ローン問題が長引いていますが、個人的にはいつステージ4が来るのだろうというところに注目しています。(週刊エコノミスト2/12でも特集されています。良い記事だと思います。)
サブプライムローンの延滞率上昇によりローン会社が破綻したのが、ステージ1。サブプライムを再証券化したCDOの格下げによりヘッジファンドとそれに投資していた投資家が痛んだのがステージ2。CDOへ投資するSIV(= Structured Investment Vehicle)の発行するABCPの償還が危ぶまれているのが現在のステージ3。こう見ると、証券化+証券化+証券化プロダクトというのがステージ3というわけです。次に来るのがステージ4。
ステージ4は「モノライン会社の再保険を受けている金融機関の損失処理+現在まだ処理できていないヘッジファンドが保有するCDOが痛むことによるヘッジファンドの損失+それ等のヘッジファンドに投資している投資家の損失」です。
これらを考えると、改めてデュー・ディリジェンスの重要性が分かりますね。今年はあまり流れに逆らわないトレンド・フォロー型CTAへの投資が一番無難かもしれませんね。(←因みに営業トークではございません。)
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