Twitter やブログなどで Web で見つけた記事を紹介したいときなど、WebページのタイトルとURLを簡単にコピーできると便利です。個人的に以前から使っていた方法ですが、Safari, Chrome, Firefox, IE など、ブラウザを問わず Bookmarklet を使ってこれを行う方法を少しまとめてみました。
今回は開いてるWebページから次の6パターンで文字列を取得する Bookmarklet を紹介します。
Firefox の "Make Link" Add-on は便利だけど…
現在、Mac と Windows を両方かつ複数バージョン使っていて、ブラウザも Safari, Firefox, Chrome, IE を用途や場合で使い分けている関係で、ブックマークをオンラインサービスの「Xmarks」を使って同期させています。
WebページのタイトルやURLを様々な形式でコピーする方法として、Firefox では「Make Link」という優れた Add-on があり、昔から使っているのですが、Safari や Chrome など他のブラウザを使うことも多く、最近はブラウザを問わず使える Bookmarklet を主に使うようになりました。
ブラウザやOSを問わず使える Bookmarklet
Bookmarklet とは、ブラウザの「ブックマーク/お気に入り」に登録して使う、URLの代わりに JavaScript などのスクリプトが書かれたブックマークのことです。
見た目はただのブックマークですが、Webページを開いた状態でそのブックマーク(Bookmarklet)をクリックしたりメニューから選択すると、そこに書かれたスクリプトが実行され、Webページの情報を取得したり見た目を変えるなど、様々なことが行えます。
おそらくネットで検索すれば、今回紹介するものと同じ用途の Bookmarklet がいくつも見つかると思いますが、ここではとにかくコードをシンプルに最小限にしたのものにしています。
※その関係で、Firefox では改行が反映されないようですのでご注意ください。
Bookmarklet の使い方と紹介
以下で紹介するリンク(「Copy Title+URL」等)をブラウザのリンクバーにドラッグして登録してください。複数登録したい場合は「Bookmarklet」フォルダを作ってそこにまとめてもよいでしょう。 Webベージを開いて Bookmarklet を実行すると、下図のようにテキストが選択された状態のダイアログが表示されるので、Command(Mac)/Ctrl(Win) + C でコピーして使います。
ここでは、前回の記事のページを例として解説します。
パターン1. Webページのタイトル+URLを取得
- E-mailや掲示板への貼付けなどに便利な一番シンプルな形式です。
- Copy Title+URL
コード:
出力テキスト:
- Copy Title+URL
パターン2. Webページのタイトル+URL+選択したテキストを取得
- ページ内の選択したテキストをURLの下にダブルクォーテーションで囲って引用します。
- Copy Title+URL+"Quote"
コード:
選択テキスト:
出力テキスト:
- Copy Title+URL+"Quote"
パターン3. 選択したテキスト+Webページのタイトル+URLを取得
- ページ内の選択したテキストをダブルクォーテーションで囲って引用し、その後ろにタイトルとURLが入ります。Webページで気に入った文章を Twitter に投稿する場合などに便利です。
- Copy "Quote"+Title+URL
コード:
選択テキスト:
出力テキスト:
- Copy "Quote"+Title+URL
パターン4. Markdown 記法リンクを取得
- ブログなどを「Markdown 記法」でを書いている場合に便利です。
- Copy Markdown Link
コード:
出力テキスト:
- Copy Markdown Link
パターン5. はてな記法リンクを取得
- はてなブログ、はてなダイアリーで「はてな記法」でブログを書いている場合などに便利です。
- Copy Hatena Link
コード:
出力テキスト:
- Copy Hatena Link
パターン6. HTMLリンクを取得
- 通常のHTMLリンク形式で使いたい場合に便利です。
- Copy HTML Link
コード:
出力テキスト:
- Copy HTML Link
Bookmarklet + ブックマーク同期のメリット
Bookmarklet はブラウザ上ではただのブックマークなので、例えば Safari のブックマークを iCloud や iTunes で同期すれば、iPhone などの携帯端末でもそのまま使えるのも大きなメリットです。携帯端末やタブレット端末で気になる記事を Twitter で紹介したいと思ったら、ブラウザに今回紹介した Bookmarklet やカスタマイズした Bookmarklet を使って、アプリ標準の共有機能にとらわれず好きな形式で簡単に引用できます。
他にも探せば色々な用途の Bookmarklet が公開されており、Webの情報加工や共有が格段に簡単になったりするので、今まで Bookmarklet をあまり使ったことがないという方は、ぜひ一度お試しあれ。