アンドパッドの栗山です。テックブログを担当するのは久しぶりです。
今回は try! Swift Tokyo というイベントをご紹介します。
3/22 (金) 〜 3/24 (日) の3日間の日程で、 try! Swift Tokyo 2024 が開催されます!
アンドパッドは、今回 SILVER スポンサーとして協賛させていただきます!
紹介ありがとうございます!
— ANDPAD (アンドパッド)開発部 (@andpad_dev) 2024年3月14日
アンドパッドは Siver スポンサーとして #tryswift Tokyo 2024 に協賛しています!
参加特典バックにアンドパッドでは初となる Tech Book を入れています! ぜひご覧ください https://t.co/UjfnGJNhNy
新型コロナウィルスの影響で、開催は2019年以来となります。 5年ぶりの開催が実現できたのは、開催へ向けて、準備を進められてきた運営の皆さまの頑張りがあってこそです。 このたびの開催、本当におめでとうございます!
また、海外からも毎回多くの方が参加される、Swift (プログラミング言語)、およびiOS アプリを含めた Swift を使用したソフトウェア開発に関する国際的なカンファレンスに協賛できることを大変うれしく思います。
今回は、そんな try! Swift Tokyo を楽しむために役立ちそうな各種情報をご紹介します!
- 会場周辺情報
- try! Swift Tokyo 2024 のセッション・ワークショップ
- ANDPAD Tech Book を配布します!
- 筆者と try! Swift Tokyo との関わりについて
- 終わりに
会場周辺情報
今回の会場は ベルサール渋谷ファースト
です。渋谷地区にはベルサールが2会場あるとのことなので、お間違えのないよう、ご注意ください。
渋谷駅が最寄りですが、表参道駅からも向かうことは可能です。渋谷駅よりは入り組んでないので、iOS 標準のマップアプリや Google Map の案内で十分にたどり着けると思います。あえて言葉で説明すると、表参道駅から向かう場合は青山通りを渋谷方面へ向かって歩いて青山学院大学の横を通ってくるルートが向かいやすいと思います。
渋谷駅から向かう場合は路線・改札によって最適なルートが変わってくるので、上記リンク先情報を参考に向かうのが安全です。それを承知であえて道案内するとすれば、まずは渋谷警察署を目印にして、渋谷警察署までたどり着けたらそこからは地図アプリの案内を頼りに会場へ向かうのが良いと思います*1。 また、渋谷駅から会場までは登り坂が続きます*2。
周辺のお店情報
会場周辺にはコンビニが1店舗あります(セブンイレブン)。
以前は会場すぐ近くにローソンもあったはずなのですが、いくら調べても出てこないので、もしかすると閉店したかもしれません・・。
飲食店については、色々とありますが、会場すぐ近くだと ラーメン凪 BUTAO
がオススメです。新宿ゴールデン街の有名店である凪の系列店ですが、煮干しではなく豚骨ラーメン押しのお店なので、普段から凪のラーメンを食べてる人でも新鮮味があって良いのではないかと思います。
個人的には、表参道の会社に勤めていた際に同僚とランチで何度か足を運んだことのある思い出深いお店です。
また、会場横の坂(八幡通り)を下った先にある ジンギスカンひつじもん渋谷店
にも行ったことがありますが、店名の通り美味しいジンギスカンが食べられるお店として、カンファレンス後の懇親会場としてオススメです。
ちなみに、個人的に気になったお店は カプリチョーザ 渋谷本店
です。ラーメン凪と同じビルにあるので、会場すぐ近くです。今回の記事を書くにあたってGoogle Map を見ていたらたまたま見つけたのですが、全国にチェーン店があるカプリチョーザの総本山がこんなところにあったなんて知りませんでした。
会場周辺にこだわらなければ、渋谷周辺・表参道周辺は飲食店が多いので、足をのばしてみるのもアリかもしれません。
周辺のスポット情報
会場周辺の息抜きスポットとしてオススメなのが 金王八幡宮
という神社です。
緑が多いので、昼食休憩中にリフレッシュを兼ねて足を運んではいかがでしょうか。
また、会場から少し離れますが、渋谷駅直結の高層ビル(渋谷スクランブルスクエア)の屋上にある、 SHIBUYA SKY
は、東京を一望でき、営業時間も22:30(最終入場は21:20)までなので、帰りに立ち寄ったりもできてオススメです。
www.shibuya-scramble-square.com
try! Swift Tokyo 2024 のセッション・ワークショップ
ここでは、try! Swift Tokyo のセッションやワークショップについて簡単にご紹介します。
セッションは1トラックで開催
try! Swift Tokyo は1トラック構成での開催なので、どのセッションを見るか頭を悩ませる必要がありません。
自分が見やすいと思う席に座って、あとは思う存分セッションを楽しんでください!
トラック数の方針は、カンファレンスのカラーが色濃く出るところだと思います。
個人的には、複数トラック構成・1トラック構成それぞれに特徴があり、それぞれに楽しめる点があってどちらも大好きです。
全てのセッションで同時通訳有り
try! Swift Tokyo のセッションの中には、海外のスピーカーの方が英語で発表するセションがいくつもあります。
英語が聞き取れないとついていけない、というわけではなく、日本語の同時通訳があるので、英語が得意でなくても内容を理解できるよう配慮がなされています。
また、セッション後のオフィスアワー(質問タイム)においても、通訳の方が同席されるとのことなので、深堀りしたいことがあれば日本語か英語かを気にせず、気軽に質問へ行けるのも心強いですね。
さらには、 英語 -> 日本語 だけでなく、日本語 -> 英語の同時通訳も用意されます。言語の壁を超えて、セッションを聞いたり質問を通じて交流できる点が try! Swift Tokyo の魅力の1つではないでしょうか。
3日目はワークショップを開催!
3日目はセッションが無く、終日ワークショップが開催されます。
既に募集は締め切られていますが、私は午前・午後共に参加する予定です。
おもしろいテーマばかりで選択に迷いましたが、実際に会場で手を動かしながらよりテーマを深められるので、とても楽しみです。
なお、私は以前参加した際には Open Source Swift Workshop
に参加しましたが、時間内に Contribute までいけませんでした。。
Open Source Swift Workshop
は午後から開催されるので、私も参加して、今回は何らかの成果を出すところまで頑張れると良いなとこっそり思っています。
ANDPAD Tech Book を配布します!
今回は、アンドパッド初の取り組みとして、 ANDPAD Tech Book
という小冊子を制作しました!
こちらは社内の iOS エンジニア3名の記事を冊子にまとめたものです。
ちなみに、3本の記事のうち1本は、私が書いたもの(Swift Markdown の紹介記事)です。
休憩時間中のお供に、ぜひご覧ください!
筆者と try! Swift Tokyo との関わりについて
私が初めて try! Swift Tokyo に参加したのは、2017 のときです。
2018 では、有り難いことにスピーカーとして登壇(LT)しました*3。
発表タイトル: Swift5のOwnershipに備える
このときは Ownership
という、まだプロポーザルで議論している段階の機能について、 OwnershipManifesto.md
*4というドキュメントを元に発表しました。
月日は流れ、昨年リリースされた Xcode 15に含まれる Swift 5.9 で、 Noncopyable structs and enums
*5という概念が導入されました。これまでコピーが自由にできていた値型(構造体・列挙型)に対して、~Copyable
を付与することによって、コピーを制限することができるようになりました*6。
Copyable は、OwnershipManifesto.md にも記載されていた機能の1つで、自分が発表してから5年以上の歳月を経て、実際に具現化されたんだなと感慨深い気持ちになりました。
発表内容もそうですが、このときは様々な出来事がありました。語り出したらきりがないですが、今でも覚えていることがいくつかあります。
自分の発表が近づいてきたので、スピーカー用の控室に入って待機していました。控室には海外から来日されたスピーカーの方が英語で楽しそうに話されていて、カタコト以下の英語力だった自分は、そんなスピーカーの皆さんの姿を見ながら英語の勉強を頑張ろうと誓ったのでした*7。
そんな控室で過ごしていた際、スタッフの方(海外から参加されていた方)が日本各地を旅行した際に購入されたお土産を自分にくれたことも鮮明に覚えています。登壇前で極度に緊張していた自分にとっては、これ以上ないくらいの心遣いでした。英語力が足りずにあまり気の利いた感謝の言葉が言えなかったのだけは悔やまれます(英語力大事)。
さらには、ワークショップ中に知り合った参加者の方とワークショップ終了後に飲み会を開くこととなり、普段話したことが無い方と楽しく話すことができました。たまたま隣の席に座っていたのがきっかけでしたが、勇気を出して話しかけてみると、そこから大きく世界が広がっていくんだなと思った瞬間でした。
2018 は、その後の自分の人生が大きく変わるような体験の連続でした。
終わりに
try! Swift Tokyo 2024
が、いよいよ今週末からはじまります。
今回はどんな出来事や出会いが待っているのか、今からとても楽しみです。
私も3日間フル参加する予定ですので、皆さまとお会いできることを楽しみにしております!
アンドパッドでは try! Swift Tokyo 2024 に参加するような Swift 愛に満ちた iOS エンジニアを募集しています!
*1:地図アプリの案内は迷宮のような渋谷駅構内だと力を発揮しにくいので、地上へ出てから使うとより正確に案内してくれると思います。
*2:東京の都心は割と起伏がある地形をしていて、渋谷駅からのルートはまさにそういった起伏を味わえるルートといえるのではないでしょうか(プラス思考)。
*3:当時の発表内容がYouTubeにありました。 try! Swift Tokyo 2018 - Preparing for Swift 5 Ownership - YouTube
*4:swift/docs/OwnershipManifesto.md at main · apple/swift · GitHub
*5: swift-evolution/proposals/0390-noncopyable-structs-and-enums.md at main · apple/swift-evolution · GitHub
*6:日本語の記事としては Swift 5.9の新機能:`~Copyable`と所有権について が詳しくまとまっていてオススメです。
*7:try! Swift Tokyo へ参加すると、英語学習へのモチベーションが高まります(モチベーションが持続できるかどうかは別問題)。