人徳も知性も異次元過ぎて頭が追いつかない桜蔭の人々…辛酸なめ子<57>
完了しました
「自然と勉強できちゃう子があの学校に向いている」
初代校長の言葉、「学べや学べ、やよ学べ」が厳粛なマントラのように生徒と学校を包んでいる桜蔭学園。名実共に日本一の女子校です。先日仕事でお会いした、おしゃれで
「長女はおっとりしていて、いつもニコニコしているんです。私が育てたというより、生まれつき満たされている子。いつも幸せそうで不満がなくて、娘と接する人も幸せになるんです」と、Sさんはおっしゃいます。写真を拝見すると、かわいくて癒やし系の笑顔の娘さんが写っていました。
「近所の、ノーベル賞受賞者の80代の奥様に、お友達になってくださいと言われたこともありました。不思議と人が引き寄せられてくるんです」
こういう話を最近別の人からも聞いたと思ったら、中学生にしてミュージカルの演出をしたり絵を描いて個展をしたりしている天才少年でした。彼も、赤ちゃんの頃から周りに人が集まってきて、ありがたがられ、手を合わせられることもあったとか。ちなみにその少年の過去生は、見える人によると超高僧だったそうです。Sさんの娘さん、Tさんにも共通するものを感じました。
中学受験の時は、小6秋の時点で「桜蔭は無理だ」と某塾の先生に言われたそうですが、早稲田アカデミーも
Sさんいわく「自然と勉強できちゃう子があの学校に向いている」とのこと。Sさんも、Tさんが桜蔭に受かった時に泣いたそうですが、涙の意味は感動半分、「この子は恵まれてすごいキラキラした人生なんだろうな」と世の中の不公平さを感じたという複雑な胸中もあった、とおっしゃいます。そして娘さんに「これを当たり前と思っちゃダメなんだよ」と言い聞かせたとか。素直なTさんは、お母さんに感謝し「こんな幸せでどうしよう」と泣くこともあったそうです。学業だけでなく魂偏差値も上昇しています。
桜蔭に入ってから、最初は周りが優秀な生徒だらけでなかなか力が発揮できなかったのが、高校に入ってからまた逆転し、医学部を目指すまでに。志望動機が「人を助けたい」というのも徳が高いです。また、「女性として子どもを産んでも働き続けられる」という点も大きな理由だとか。若いのにしっかりしています。
「塾の勉強がハードなので」学校が息抜きに!
桜蔭の生徒さんはどんな勉強法を実践しているのでしょう。Sさんに伺うと、
「ライバル意識が結構あるみたいなんですが、この間娘が言ってたのは『勉強法は企業秘密』って。だから皆そんなに言わないんだけれど、『◯◯ちゃんすごいいい子だからノートとか全部見せてくれて企業秘密教えてくれるの』って言ってました。勉強やったのにやってないっていうのは普通だそう」と、教えてくださいました。
同じ都内の女子校でも私の母校とは全く違う校風のようで、レベルの高さに
「勉強が好きというのは当たり前。心配だなと思う時があるのは、すごい教育熱心な親御さんが、今日は勉強はここからここまでやるようにって言って、指示通りに勉強して、自分で自分の将来を考えていない生徒もいるみたいで。保護者会で、親に子どものテストが返却されると、その場でテストを破り捨てる激しいお母さんも見たことがあります。テストが悪いと娘さんが数字を改ざんして親に渡す例もあるそうです」
と、教育熱心な親御さんのエピソードも半端ないです。やはり他の学校とは一線を画しています。さらに、レベルアップのため多くの生徒は鉄緑会などの塾に通います。
「塾の勉強がハードなので、学校が息抜きになっているんですよね。うちの子はプールの授業を楽しみにしていました。あと、国語の授業のレベルが高いのも特徴です。いじめもなくお互いに認め合って、皆精神的に成熟しているのは、中学受験時に良質な文章をたくさん読んで、国語の勉強をいっぱいしてきたからなんじゃないかと思います。国語の授業をきっかけにいろんな考えを議論しあったり、人間力は育ててくれる学校だと思います」
美人な子が多すぎて「推し活」も普通に

桜蔭というと、ひと昔前はメガネでおでこを出しているまじめそうな子が多い印象でしたが、Sさんによると、今はOGの菊川怜レベルのビジュアルの子がたくさんいるそうです。
「かわいい子は本当かわいくて、カラコン、アイシャドー、お化粧も普通にしてる子が多いです。娘が前に仲が良かったのはめっちゃ美少女で完璧な子で、たまに会うと完璧すぎて落ち込んでいました。他の事情通のママ友に聞いたら、某塾では桜蔭と開成のカップルが結構できているそうですよ」
そんな高次元の青春があるとは……、羨ましいです。そのまま一緒に東大に進学し、結婚までいったらパワーカップルになる予感です。
「ママ友の娘さんは、この前開成の彼と自転車で小旅行に行ったそうですよ」。勉強と恋愛も両立できるんでしょうね。「一緒に理1目指そうね」って、いいモチベーションになっているとか。相手が優秀な人だったら励まし合って刺激になりそうです。麻布には遊び人で有名なイケメンの男子もいるみたいですが……。娘は、「恋愛は受験が終わってからでいいかな、と言ってます」
煩悩に負けない精神力が素晴らしいです。そんな意識が高い娘さん、Tさんに少しお話を聞くことができました。桜蔭では友だちとどんな話をしているのか伺うと……、
「勉強の話が多いですね。塾の宿題はどこまでやったのか、とか◯◯大学の授業がおもしろいらしい、とか」と、聞いて、やはり桜蔭は普通の学校と違うと思いました。勉強の話題、私が劣等生だったせいもありますが、した記憶がほとんどありません。続いて桜蔭と開成のカップルが続々誕生していることについて聞いてみると、
「私は男の子と関わりなさすぎて、何が起こっているかわからなくて。でも男子がいなくても、美人な子が多すぎるから、推し活みたいになってます。同じクラスや学年、先輩に推しがいる子が多いです。かわいくて推されてる子もいるし、イケメンポジションで推されている子もいます。◯△ちゃんがあなたのこと大好きらしいよとか、軽い感じで告白したり」と、楽しそうに語るTさん。
時代は変わるもので、昔は「好き」という告白にはガチ感が漂っていましたが、今は「友情」と「恋」の間に「推し」というジャンルができたことで、ライトな感じで好意を伝えられるようになりました。
「私にも推しがいます。その子はめっちゃかわいくて素敵だなって思う。みんなかわいいですし、性格がイケメンな子も多い。体育の授業中ふざけてタイタニックごっこをやってて、そのイケメンポジションの子がジャック役をやってくれて、皆でキャーキャー言って盛り上がりました」
恋愛までいかない、適度な推し活のエネルギーが情緒を安定させ、オキシトシンの分泌が促進。記憶力も向上し、勉強にも良い効果が得られます。やはり桜蔭は最高の学びの空間です。






























