Gmail、Google フォト、Google ドライブの容量不足を無料で解消する方法

グーグルはすべてのアカウントのユーザーに対し15GBのストレージ容量を無料で提供しているが、上限に達している人も多いはずだ。受信トレイのメールやGoogle ドライブのファイルを整理して、空き容量を回復させる方法を紹介しよう。
A woman cleans up emails with a trash bag.
Illustration: Elena Lacey; Getty Images

未読のメールはいま何通あるだろうか。60通? それとも6,000通? とはいえ、未読であろうと古かろうとアーカイブされていようとそうしたメールと添付ファイルは、ストレージ容量を奪うものだ。あなたが片付けが得意で受信トレイのメールが0通の状態を維持できる「Gmail」ユーザーでないなら、空き容量が少なくなっているかもしれない。

また、グーグルのGmailを愛用しているなら、グーグルのエコシステム内にあるほかのクラウドサービス、つまり「Google ドライブ」や「Google フォト」を使っている可能性も高い。グーグルはかつて無限のストレージ容量を提供しており、写真やメールをいくらでも保存できた。しかし、いまはユーザーがサービス全体で使用しているメガバイトを厳しく計測している。もうすぐWhatsAppのバックアップでさえ、使用容量に加算されるようになるかもしれない。

とはいえ、グーグルはユーザーに15GBのストレージ容量を無料で提供している。これをGmail、Google ドライブ、そしてGoogle フォトに保存された圧縮されていない画像のデータのすべてで共有しているのだ。15GBは大容量だが、グーグルの一連のサービスを使っているとすぐにいっぱいになってしまう(Android搭載スマートフォンを使っていて、データをグーグルのクラウドに自動でバックアップしている場合は特にだ)。

上限に達するとGoogle ドライブに何かを追加したり、新しい写真を保存したり、メールを送受信したりすることができなくなる。容量の残りが少なくなってくるとグーグルから通知が届くが、見落としてしまう人も多い。そして結果的に、スペースを空けなければと、慌てることになる。ここではそうした状況に陥らないようにする方法を紹介しよう。

説明に入る前に、現在の使用状況を確認しよう。グーグルのストレージ容量のページからGmail、Google ドライブ、Google フォトでそれぞれどれだけの容量を使用しているかを確認できる。

不要なメールを削除する際のコツ

Gmailの容量を空ける最も簡単な方法は、受信トレイにあるメールの大半を削除してしまうことだ。受信トレイの上部にある「プロモーション」タブと「ソーシャル」タブに移動し、左上隅にあるチェックボックスをクリックしてすべてのメッセージを選択したら、「削除」をクリックする(もちろん、ごみ箱の形をしたアイコンのことだ)。

この方法の唯一の問題は、残しておきたいメールまで削除してしまう可能性がある点だ。例えば、オンラインで買い物をたくさんしているなら、領収書はすべて残しておいたほうがいい。幸いなことに、必要なものを残しつつ不要なものだけを削除できる簡単な方法がいくつかある。

メールアドレスでメールを分ける

『WIRED』編集部のシニアライターが提案する方法のひとつは、送信元のメールアドレスでメールを分けてからまとめて削除することだ。同じ会社からのメールでも、プロモーションや広告メールの送信元アドレスは、領収書や注文情報のような役に立つ情報の送信元のメールアドレスとは異なる場合が多い。

破棄しても問題がないメールのメールアドレスを把握できたのなら、残したいものまで消してしまう心配なく、それらのメールをまとめて削除できる。消したいメールの送信元のメールアドレスをコピーして検索バーに貼り付け、表示されたものをまとめて削除しよう。

ファイルサイズでメールをソート

もうひとつの方法は、ファイルサイズでメールをソートする方法だ。Gmailの検索バーに「size:10mb」や「larger:10mb」(任意の容量に変更しよう)と入力して検索すると、設定した容量を超える添付ファイルの付いたメールが表示される。この方法では削除したいメールを個別に選択する必要があるが、少なくとも大きな容量のメールをすべてまとめて確認することができる。容量の大きなものから少ないものへと確認していくのが得策だ。

ゴミ箱を空にする

メールをフィルタリングして何千通と削除しても、容量がまったく変化していないことに気づくだろう。不要なメールをごみ箱に放り込んでも、ごみ箱自体を空にしなくてはならない。

現実のごみとは異なり、Gmailのごみ箱に放り込まれたメールは、30日後に自動的に削除される。しかし、容量を空けることが目的なら、これを手動で実行したほうがいい(重要なメールを誤ってごみ箱に入れていないかを確認するチャンスでもある)。

Gmailの左サイドバー内にある「ごみ箱」の項目をクリックする(表示されていない場合は、「もっと見る」をクリックしてメニューを展開すると表示される)。「ごみ箱」を選択したら、あとは画面上部の「ごみ箱を今すぐ空にする」をクリックするだけで、すべてのメールがデジタルの地下世界へと消え去る。これでようやく新たに空いた容量を活用できる。

「Google ドライブ」のファイルを整理する

まだ空き容量が足りないって? グーグルの一連のサービスにはGmail以外にも容量を大量に使うものがある。品質を落としていない画像やほかのファイルをアップロードすると、Google ドライブやGoogle フォトはすぐにいっぱいになってしまうのだ。

容量を節約する設定

Google フォトを使用している場合は「設定」に移動し、アップロードの品質が「保存容量の節約画質」に設定されていることを確認しよう(この項目は以前まで「高品質」という名称だったが変更されている)。「保存容量の節約画質」を選択すると、画像はグーグル独自の容量を節約しつつも高解像度を保つ形式に圧縮される。「元の画質」を選択すると(通常はよりよい)撮影時の解像度のままアップロードされる。

Google ドライブのアカウントには、使用状況を確認できるストレージ容量のダッシュボードが用意されている。トップページにはすべてのファイルが一覧で表示され、「使用容量」の右側にある矢印をクリックすると、容量の大きい順にファイルを並び替えられる。「共有アイテム」のフォルダを開いて、容量の大きいファイルやフォルダがないかを確認することも役に立つかもしれない。誰かが4GB分の非常に重要な写真を共有していないとも限らないのだ。

追加の容量を購入する

画像の品質を落としたくない、あるいは単純にファイルが多すぎる場合は、追加の容量を購入することを検討するべきだが、これにはコストがかかる。

グーグルは、ストレージ容量と特典の異なる「Google One」のプランを複数提供している。最もお手ごろなプランである「ベーシック」は、月額2ドル(日本では250円、年払いの場合は20ドル、日本では2,500円)でストレージ容量が100GBになる。「プレミアム」のプランは月額10ドル(日本では1,300円)で容量が2TBになる。グーグルは2TBの容量に加え、同社の「Gemini Advanced」の生成AIおよびチャットボットが使える「AI プレミアム」のプランも提供している。これの利用料は月額20ドルだ(日本では2,900円)。

どのプランに加入した場合でも、ストレージ容量を維持するには月額料金を払い続けなければならなくなる。圧縮されていないPNGの画像がたくさんあって、それらと別れることができない場合に限り、プランの加入を最後の手段として検討しよう。

グーグルから去る場合のデータのダウンロード

グーグルのプラットフォームから完全に去りたい場合は、「Google データ エクスポート」を利用しよう。使用しているプラットフォームのデータを含め、グーグルの一連のアプリとサービスにあるデータのほぼすべてをダウンロードできる(すべてのメールサービスをバックアップする方法はこちらの記事を参照してほしい)。

アカウントが別の管理者によって運営されているものである場合(学校や仕事用のIDにひもづいている場合が多い)は、管理者の許可がない限りこの方法ですべてのデータをダウンロードすることはできない。

それでもファイルをダウンロードしたい場合は、Google ドライブのフォルダを個別にダウンロードする方法がある。新しいフォルダを作成し、ほかのファイルをすべてそこに移動させてから、そのフォルダをダウンロードする。このフォルダのサイズは数ギガバイトになる可能性があるので、エクスポートするものが多い場合は、ファイルをいくつかのフォルダに分けることを検討しよう。

もちろん、すべてをダウンロードするには、使用している端末の空き容量が十分にある必要がある。端末の容量を増やす必要があるなら、わたしたちが実際に試しておすすめする外付けハードドライブの紹介記事(英語記事)を参照してほしい。

グーグルとの関係を完全に断つ場合でも少し距離を置く場合でも、アカウントを2年以上使用していない場合はアカウントが削除されてしまう可能性があることを覚えておこう。休眠状態のGoogle ドライブのアカウントにファイルをたくさん入れているなら、カレンダーに定期的なリマインダーを設定して、アカウントにログインして使うことを忘れないようにしよう。

(Originally published on wired.com. Translated by Nozomi Okuma)

※『WIRED』によるグーグルの関連記事はこちら。ハウツーの関連記事はこちら。


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