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タイプロと篠塚くんに狂った4ヶ月と、デビューから今日までの5ヶ月の忘備録(23歳おめでとう)

篠塚大輝くん、23歳の誕生日おめでとうございます🎉
1年前の7月はおそらくタイプロ書類審査通過のお知らせが来ていたくらいのはずだ……あまりにも激動の1年すぎる。

このブログの前半は2月14日、最終審査発表の前日にだらだら書いていたもので、うまくおさめられなくてお蔵入りにしていた。金曜22時を待ちわびてSNSにいるオタクたちと一斉に最新回を再生し、夜中から週末にかけてずっとギャーギャー騒いでいた狂乱の日々の記憶は、きっと半年とか1年とか経った頃にはすっかり薄れてしまうだろうなと思いながら、タイプロ期間中のことを思い返して書いていたものだ。

実際、2月の新メンバー決定から1日も欠かさず、追いかけるだけでいっぱいいっぱいなくらいのとんでもない供給量で、2月がもはや遠く感じる。猛スピードで走っていて忘れてることが多すぎる。

だいぶ忘れてるけど、でもあの頃って、タイプロ自体の大成功は確信していたのだけどどんな未来がやってくるのかわからなくて足元がおぼつかなかったよなと思う。5ヶ月経った今、メンバーにならなかった候補生たちの進路も含めて予想以上にハッピーで最高な僕らになれていてマジで楽しすぎる。新生timeleszの8人がみんなだいすきなので楽しくてしょうがないけど、やっぱり篠塚くんの存在が私にとっては今のtimleszを追いかけるモチベーションとして本当に本当に大きくて感謝しかない。今は今しかない、明日の君は今日と違う、というおもしろさが半端ない。

前半でタイプロのことを記録して、後半で22歳の篠塚くんを5ヶ月見てきて今感じていることを書いておいた。これはあくまで今の彼についてであって、多分来年はまたまったく印象が変わっているだろうな~。これからどんどん違う一面を見られるんだろうな。ファンとして幸せすぎる。楽しみだよ~~!!!!

タイプロに狂った4ヶ月の記録

こんなに誰か一人を好きになる予定じゃなかったんだ。ほんとだよ!
篠塚大輝さん、タイプロに参加してくれて本当に本当にありがとう。
篠塚くんがいたからこの数ヶ月はめっちゃ楽しかった、timeleszになってもならなくても、あなたの未来がウルトラスーパー幸せでありますように。

10月25日:3次審査BLUEチーム回

私が明確に「篠塚!!!!」となったのはこの日で、逆にいうと2次審査までは認識もちゃんとしていなかった(という人が結構多いのではないか)(なのでタイプロ自体の配信は9月~翌2月なのだが篠塚くんとの付き合いとしては10月からでカウントさせていただく)。応募者も幅広さを見せるための「一流大学の人もいたよ」なダイジェストとして認知しており、「金髪の一橋の彼ね〜」くらいのイメージしかなかった。

グループ審査がいよいよはじまるってことで一発目のBLUEチームには期待が超ふくらんでいた、ところに彗星のごとくカットインしてきたのが篠塚だった。結果的に4次に通過した人数は一番少なかったけど、このチームのガチャガチャ感私はかなり好きだった。

未経験という自分の立場を十分にわかっていて、でもへりくだることはなく堂々としている(「もうちょい有意義に決めた方がよくない?」)。ふてぶてしい雰囲気なのに「努力好きなんで。」とてらいなく言える。なんか変な服着てる(やめなさい)。そのバランスがなんだか不思議で目を惹いた。この人どういう人なんだろ!? もっとしゃべってほしい。編集スタッフもまさかあの一瞬のセリフ「時間ないで」がこんなにオタクに刺さるとは、こんな大きな爆竹に引火すると思わなかっただろうな。

篠塚に初言及してるのは午後11時……思ったより早くて笑う

でも、私がこの回で一番沸いていたのは真家匠くんとのシンメトリーで、この並びがかなりかなり好きだったのであった。真面目でシャイっぽい黒髪社会人(27歳)と生意気そうでド根性な金髪大学生(21歳)で年下のほうが背が高くて、すごい…こう…私のシンメ癖を……。

SHAKEのパフォーマンス自体も、まあダンスはへにょへにょなのですが、一瞬のカメラアピールがうまくてめっちゃアイドルしてる!とびっくりした。多分自分もファンの側の人だ、画面の向こうをステージの上を見ていた人だ、と直感的に思った。終わった後に楽しかった!ってニコニコだったのもよかった。勝利くんは「遊び心」という言い方をしていたけれど、なぜか目を惹く人っているんだあ、おもしろいな〜!となった。この時は「推します」って感じではない。

当時は各エピの配信が隔週だったので(懐かしいね)みんな本編もビハインドも何周も見ていた。「篠塚、ホテルの部屋で脱いでるやんけ」「上裸にもなってるしパンイチにもなってる」とおもしろ情報が追加されていく。なんなんだこいつは!カメラあるのに自然体でいられる才能。

篠塚くんはなぜかタムの3人との会話が想像できた。SSいくらでも書けます!みたいな余地があった。あの40分とビハインドだけでなぜそう思えていたのか今となっては全然わからない!笑 でもなんか、人柄をリアルに想像できたんだろうなという気がする。それは彼がカメラの前でありのままでいてくれたからだと思う。

11月8日:3次審査GREENチーム回

篠塚が幸運だったのは3次審査の放送順が最初だったことで、ここから残りの3チームの回すべてで「見切れ」を探すターンが始まる。金髪ででかい男、目立つうえになんか変なことをしているので何かとおもしろくてオタクたちの間で話題になる。


弁当食べてるだけですげ〜いいねされる男

11月11日:一問一答動画

好きな曲「男 Never give up」でオタクが総立ちになる。この選曲できるの、戦略でも素でも強すぎる!!!!!!!!!!
座右の銘、「真面目に不真面目」がかいけつゾロリのキャッチフレーズじゃん…と一部で話題に。幼少期からゾロリを読み込んできたオタクの可能性が浮上する(?)

そういうおもしろ回答もよかったんだけど、私は最後のtimeleszへのメッセージ、「受かっても落ちても一生の思い出ですし、timeleszのことを一生応援することになると思います」で完全に射抜かれた。好きになった音がした。

なぜなら、タムの3人が今この瞬間に人生懸けていること、ここにいるみんなに精一杯誠実でいようと、ここでお別れになっても彼らのそれぞれの人生を応援しようと本気で思っていることがちゃんと伝わっているからこその言葉だと思ったからだ。

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「おもしれ〜男」枠だと思っていたけど視野広く見れる人なんだなと思って好きの階段を2,3歩上がった。あと、単純に、好きな人を好きになってくれるの大変嬉しい(ちょろい)

この動画でもそうだし、過去回を何回も見る中で「あれ…?おもろいやつと思ってたけど、よく見ると顔きれいじゃない…?」のターンに入る(この過程、みんな踏んでませんか!?篠塚には魅力を発見「させる」力、私が見つけたと思わせる力があってすごいよ)

11月22日:3次審査YELLOWチーム回

ここから毎週配信になる。仕事忙しすぎてなんもメモってないので記憶なし…。

11月29日:3次審査REDチーム回&通過者発表

4次審査進出者の新アー写&プロフィールが配信後に公開され、篠塚があまりに盛れてて睡眠どころじゃなくなる。

  • 身長180センチ←やっぱりでかい…!高身長あつい!!
  • 趣味も特技も麻雀←アイドルだけど大丈夫そ?
  • 特技:それっぽいことを言うこと←どういうこと??
  • 手書きのメッセージの字が汚いな…と思ったら最後に「字が汚くてすみません」て書いてある

DIESEL着てないとかっこいい(失礼)と思ったらデニムはジーンズというオチまで完璧



12月5日:篠塚会開催

趣味麻雀!のあまりにも普通の大学生っぽさのダメ押しで本当に楽しくなってしまって気持ちが盛り上がる。「フツーの大学生の俺が…ある日突然トップアイドルに!?」ほぼ異世界転生じゃん。タイプロ、こんな人を募れてすごいよ。やった意味がありすぎる。革命。

かつ、4次審査のライネクはさすがに未経験者にはムズすぎる、もう無理なんじゃないか、盛り上がるなら今しかない、篠塚会を開催するしか…と会ったことないフォロワーをつかまえて「落ちる前に篠塚の話したいんですけど来週どうですか?」と誘う(怖いよ)

タイプロを受けた背景とか学生時代の部活とか大学の専攻とか、当時は情報が何一つなかったので、いろんな可能性を協議する。供給がない人について語り合うの新鮮すぎておもしろい。この時点で「もともと理系で文転してる気がする」って手書きの字だけで言い当ててた(後日判明)オタクがいて名探偵すぎた。ほぼ超能力。気の早い友達が「ロンして♡」の麻雀大好き人間用のうちわをつくってくる。


12月6日:4次審査パプレ回

パプレチームが練習してる後ろ(画面端)で直立したままヨーグルトをかっくらっている篠塚がバズる(何???)

このあたりから本格的にSNS人気が高まる(気がする)。
今の時点でヤバいオタクがついてると「これは本人も大変かも…」とたいむれすのみなさんに思われたらどうしようという無駄な不安を抱き、Xで大声で叫ぶのを自主的に控え始める。どういう配慮?

12月9日:アー写のアザーカット公開

しのピースとてもかわいい。セーラームーンみたいと話題に。カメラマンさんに言われたとおりにかわいいポーズしてるぽくてかわいい。

12月12日:アー写の撮影ビハインド的なショート動画

「緊張したんですけどスタッフのみなさんがかわいいかわいい言ってくれて…」
「笑顔苦手なんですけどうまくできました」
やめてくれ~~~もうこれ以上好きになりたくない!!!辛いから!!!!と逆ギレしはじめる。

12月13日:合宿ビハインド公開

カレーを食べるみんなの映像が公開される。寺西と篠塚がシルエットにてて兄弟すぎてかわいくてきゅんとする。

12月18日:ananに候補生インタビュー掲載

何もかも正解を叩き出していてビビる。求められているものへの理解度と説明する言葉が的確でいいな…ってなる。これ他の候補生も含めて全部味わい深かったのでみなさま引っ張り出してぜひ…。Webにもあるよ!

  • 専攻は経済学
  • 自分にとってアイドル=スタエン
  • 小学生の頃はこのグループに入ったらおもしろそうとか妄想してた
  • 応募のきっかけは友達に「あんなに好きやったんやから応募してみたら」と言われて←友達マジでありがとう
  • 俳優になりたいとか芸能界に入りたいとかじゃなくてこの会社のアイドルになりたい
  • “上品”がない自覚はあるけど、素を見せないと落ちると思う
  • もしメンバーになれたら、物怖じせず意見を言いたい。「3人だったら正しいことは受け入れてくれて、間違っていればきちんと正してくれると思うので」

ananweb.jp

12月20日:4次審査ライネク練習回

波乱のライネク&篠塚の情熱大陸回。てらしのというヤバい扉が開いてしまう。オーディション番組でケミ推しするのは大罪なのに…こんなのって…。

「想像できないなんてさみしいこと言うなよ」←菊池、令和のヤンクミすぎる
弱音吐いてからの「もう俺の涙見れないと思ってください」「ちょっと恥ずかしいんでトイレ行ってきます…涙拭いてきます」←作劇能力高すぎる

ふうまくんが「しの」って呼んだことで激しい動悸息切れがする。私は絶対抗うからな、篠塚って呼ぶからな!!!

視聴直後、情報量多すぎて頭が真っ白になり、一旦篠塚の実家の犬がゴールデンレトリバーかラブラドールレトリバーか考えるくらいの混乱をきたす。

12月27日:ライネク本番&通過者発表

がんばる篠塚くんを見てにこにこするふうまくんがおもしろすぎてちょっとウケる。

「寺西が特に手をかけるのが篠塚」というタイプロ史上最高のテロップが生まれて大声を出す。
「いつも与えられてばっかりや」という主人公すぎるセリフが爆誕する。


5次審査プロフィールで麻雀情報がさらに追加される。おもしれ〜…
座右の銘「二兎を追う者だけが、二兎を得る」がふうまくんのソロ曲歌詞のインスパイアっぽくてアガる



12月29日:ライネクビハインド

てらしのすぎて、終わり


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1月3日:座談会

「洗顔はじめました」とサムズアップしてドヤ顔で言ってて「今までどうしてたん??」と全視聴者が騒然とする。
DIESELもY-3も衣服は全部お母さんからの提供品で「タイプロで俺の意思で着ているものは1着もないです」と堂々と言う。アディダスのサッカー部ジャージは!?

1月10日:トレカ大戦争

候補生トレカが(公式が告知する前に)光の速さで売り切れる。5次審査スタート。

1月15日:全国で大規模なうさぎ狩り

数日前に瞬速で売り切れたトレカの初回分が購入者の手元に届き始める。表面はアー写、裏は私服ショットで、販売ページでは裏の画像は伏せられていため、購入したオタクたちは気を遣ってSNSで全然アップせず。篠塚の私服写真が予想外の方向にめちゃかわいく「篠塚くんうさぎ持ってるw かわいいw」だけが漏れ聞こえ、実際の写真が全然出回らない事態に。

とはいえカラーリングが特徴的だったため、「ダイソーの330円のこのうさちゃんっぽい」と一瞬で特定される。結果、トレカ買えてないし写真そのものも見てないけど、とりあえずうさちゃん買っとくか…という人が続出し、全国のダイソーからうさちゃんが消え失せる。タイプロ終盤期のリアタイ視聴オタクたちの行き場のない熱が伝わってくる語り継ぎたい事件。

(※実際のトレカ写真はこのあと2月15日のところに掲載してますのでご参照ください)

1月22日:伝説のチーム別anan発売

5次審査のチーム別に撮影されたananの写真がよすぎて転げ回る。みんないいんだけど、篠塚と橋本の並びに気が狂う。篠橋の可能性をもっと見せてほしい気持ちが芽生えてしまう(再び七つの大罪に抵触)。
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1月25日:チーム松島のビハインド動画

ビハインドのチーム菊池が神尾葉子作画すぎてびっくりする。F4ですか?チーム松島の「かわいこちゃん」たちもとてもかわいくて最高動画。

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1月31日:5次審査チーム菊池回の配信

5次審査最後のチーム菊池回であり、同時にファイナル進出者の発表。あと、最終回2月15日です!とあっさり発表される。え、2週間後!!!???2月いっぱいくらいやるんかと思ってたよ!?情報量が多すぎた、この週。

この頃は視聴者側もここまで残った推し候補生への思い入れがずいぶん強くなっていて、ファイナルに進めなかった人がいることも悲しくて、特にこの回は篠塚くんが勝利くんに注意されるシーンが入っていて、篠塚くん(そして風磨くん)に対してひどい言葉が激増してSNSを全然見ていなかった。ネットじゃなくて友達と毎日LINEしたり会って話したりしていた。

その分というかなんというか、インスタをはじめ公式SNSのコメント欄に応援とか励ましの愛の言葉がものすごい数寄せられていてそれにすごくじんときた。エゴサするな!ここだけ見ろ!!!!!!(念)まぁでもやっぱこのへんはかなりしんどかったな…もう記憶の彼方すぎるけど…。

2月:無心で結果を待っていた期

正直もう早く決めてほしかった(おい!)私はそもそも3人のファンなので、正直新メンバーが決まれば誰でも大好きになるし、誰が入ってくれてもめっちゃ大事にするから~~ってなってた。

2月3日:オールナイトニッポンPremiumにオリメン3人

4時間ぶち抜きでタイプロの話をしてくれるというとんでもない待遇でANNPに出る。本当に本当によい内容だったので公式にアーカイブとかないのがつらい!勝地涼さん、篠塚のガチファンとして登場して熱く語りまくり界隈がざわつく。「しのっ…想いを持って行けッ、前に‼️」←いくらなんでもオタクの語彙と勢いすぎる
本田翼(オリメン3人全員面識なし)が視聴者代表として出てきて謎のキャスティングすぎて手に汗握る。ガンバレルーヤは風磨ファンにとってはほぼ家族。

風磨くんが終盤で、勝利くんと聡ちゃんに対して「これからメンバーが増えて自分たちの関係性も変わると思うけど、ずっと2人のことを大好きだってことを覚えていてほしい」と口ごもりながら恥ずかしそうに言って泣いたし、2人がそれに対して「なんで普段からそれ言えないの?」「これからはいつも言いな」などとなじっていて笑った。愛だね。

2月15日:新メンバー発表

このあとはもう割愛。何も言うことはございません。


デビューしてから5ヶ月の今思っていること

「篠塚くん、タイプロ参加できてよかったね」以上にさ、「timeleszとタイプロは篠塚に出会えてよかったね」って思うわ。

と、12月くらいに友達に言われた時に本当にそうだな~~~と思った。スキルよりも経験よりも思いが大事です、僕たちと仲間になれるかどうかです、というタイプロの根幹を、篠塚を通して私たち見ている側も向き合ったし、オリメン3人はもっと広い意味でいろんなことを己の心に問い直しただろうと思う。最終的な合否以前にその意義ってすごく大きかった気がする。

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しかし考えてみると、いつのまにかあっというまに、タイプロ期間よりもデビューしてからの時間の方が長くなっており(びっくりするね)、ふとした瞬間に「この人がアイドル選んでくれたことすごいな!?」と正気になる瞬間が今もある。

正直2月15日の時点では、今後あらゆる可能性があったであろう彼の人生にとって、得るものも失うものも想像を超えて多いであろう大激震の選択肢が正解なのか、幸せなのか、よくわからなかった。オタクとしてこれからの彼を応援できるのが嬉しい気持ちと、22歳の人生の道を一気に狭めてしまったかもしれない若干の躊躇とが混ざっていたが、7月の今はその気持ちは全然なくなった。だって毎日めっちゃ楽しそうにしてくれてるんだもん。助かります。

篠塚くんの好きなところ、かっけーところ、かわいいところ、たくさんあるけど、突き詰めて考えていくと、「次に何が飛び出してくるのかわからないワクワク感」と「格好悪いところを見せながらひたむきに努力し続ける格好よさ」、そして何より「アイドルという存在の善性と可能性を心から信じて楽しんでくれていること」だな~と思う。言葉にすると超陳腐だけど!

私は努力は嫌いだけど勉強はそこそこできた一番中途半端なタイプなので、彼と同じとは到底言えないが、「努力好きなんで」と言える程度に一心不乱に勉強に打ち込めた人であれば、ある程度を捨てて、得意な領域で効率よく勝負したほうがタイパもコスパもいいことには絶対気づいていたはずなんですよね。

あるメンバーも某所で話していたけど、多分篠塚くんは未経験だからを差し引いてもダンスや歌が「得意な領域」ではなくて、もっと言葉を選ばず言うと特別に勘がいいわけではなくて、それでもひたむきに頑張り続ける姿こそが私たちの胸をうつし、それはきっと一番近くにいるメンバーたちもそうだと思う。昨日より今日の自分がよりよくありたい、あろう、という強い意志。彼の努力が一人だけのものではなくて、チーム全体にもっと大きな推進力になっているんだと思う。

そして、私にはそのことがものすごくまぶしい。22年間の中でなんとなくわかってきた勝ち筋と想定リターンを全部チャラにして、決して得意ではない…というか挑戦したこともない、うまくいくかもわからない領域で、今までと同じようにまたゼロから愚直に努力できるのはすごい。もう一度できますか?それを、今から。

この「すごい」はさ、私も含め、多分みんなどこか身に覚えがあるんだよね。「こんなもんでいいか」「このへんでなんとかやってくか」と人生における選択肢を積極的に狭めた瞬間があったはずで、誰もが無意識に引いている白線を飛び越えて走り出す姿があまりにもまぶしいよ。

この動画大好きすぎて未だにたまに見てる

ツアーもはじまって(冷静に、ダンス歌未経験者にこのスケジュール鬼すぎる。すごい博打。がっつりライブは早くて秋冬だと思ってたよ…)アイドルをめっっっちゃくちゃ楽しんでくれているのも本当に嬉しい。ブログをこんなに丁寧な長文で書いてくれるとは。これまで習慣なかったであろう自撮りを意識して撮ってたくさんアップしてくれるとは。無限の「かわいい」をポジティブに受け入れてくれるとは。でっかいアリーナに気圧されずにバチバチにファンサしまくってくれるとは!!!

「受験勉強のあいだとかコロナ期間とかにスタエンのアーティストに勇気もらってました」とタイプロ期間中にも言ってたけど、“こっち側”だったからわかるアイドルの解像度の深さというか、顔も名前も知らないどこかの誰かの人生を明るくできる、背中を押せる、なんでもない日をちょっと幸せにできる存在なんだ、そうなるからな、という確信に迷いがないなと感じる。

冷静にたった5ヶ月でこれなのでこの人は一体どうなってしまうんだろうか。今のひよひよのひよっこの篠塚大輝をみんなで最前列かぶりつきで見てられるのちょっと楽しすぎる。アイドルは成長を楽しむものみたいな言葉があるけど篠塚以上にその言葉似合う人いる!?ほんまに最高。私の好きなグループにこんな最高な人を迎え入れてくれて運命ありがとう。

風磨くんの「それでこそしのだな!」の「しの」呼びに爆発四散した頃、私はずっと抗うからな…絆されないからな…と思っていたけど(何に対する抗い?)もう全然無理で、しのぴとかしの㌰とかしのぴっぴとか呼ばせてもろてる未来、ありがたすぎる。かわいいよ。

篠塚がライブの挨拶で「僕とみなさんの時間は始まったばかりです」って言ってるのも超大好きだ~~~。君の芯の通った美学と、それを表現できる言葉と態度を心から愛し尊敬している。来年も再来年もよろしくね、10年後も100年後も最高でいてね。

ありえないくらい楽しい23歳の1年間になりますように!

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タイプロが終わる前に

楽しかった半年が、ワクワクだった10ヶ月が終わってしまう。
さみしい。もっと見たい。早く終われ!(なぜなら早く新章が始まってほしいので)
今、全部の気持ちがある。

2024年1月にあのケンティー事変があり、頭を殴られたようなショックで朦朧とした日々を過ごしていた2月だか3月、友達に「なんかもういっそ…新メンバーオーディションとかないですかね?」と言われたときに「いや、あの事務所では無理じゃない?」と即答して、数秒の沈黙ののちに「でもそれめっちゃいいですね?見たいですね」と答えた記憶がある。

もともと卒業制度がある女子アイドルや宝塚歌劇が好きだったので、先輩後輩という軸で新しい関係が紡がれる魅力や美しさは知っていた。聡明で優しくて、それぞれの揺るぎない美学と言葉を持つ3人のファンとしても、誰かを導くという経験を通して彼らの新しい魅力と知らない表情が絶対に見えるだろうなと期待があった。何より、若くしてデビューした彼らは10年以上キャリアを積んでいてもまだ全員20代なわけで、ここからもう一度新しいことをぶち上げるなら、名前を変えるなら、それくらいのことを…つまり、再デビューくらいの変革をしても全然いいと思った。

なので、4月1日に彼らがこのプロジェクトをやりますと生配信で言った時は、え、やば、たくさんの「無理じゃない?」を覆してきたんだ、この人たち、という興奮が一番にあった。最高じゃん。

もちろん賛否両論だったのはわかってる。というか最初は圧倒的に否だったと思う。でも私は最初から、本当に、めっっちゃ楽しみだった。こういうファンも1人はいたんだよということを書いておく。


Sexy Zoneは個人の仕事は増えてもグループでの地上波の冠番組がないことにずっとファンはやきもきしていて、タイプロはある意味で初めての冠番組だった(毎週コンテンツが更新されるスピード感に慣れてなさすぎておもしろかった)(YouTube定期更新もないからね!笑)(笑っていいのかわかりません)与えられたコンセプトではなく、自分たちで企画書つくって直接上層部にプレゼンして大小の交渉してゼロから形作ってきた「冠番組」がここまで大きく注目されるとは……。

アイドルオタクは好きなアイドルのことを「いやいや顔だけじゃないんだよ!魅力は!」と一人残らず思うわけだが、そうは言ってもオタクにならないとそこまで踏み込んで伝えられる機会がないというパラドクスがある。特にこの事務所のアイドルは、特有のキラキラ感がよくも悪くも浮世離れ感に作用してきたのだと思う。

タイプロは最初の2回が面接で、おいおい「マネーの虎」かよ、みたいなビジネスライクなシビアな空気感だったこともあり、「アイドルらしくないことしてるなぁ〜」という印象から入ってくれた人も多かった気もする。でも、しばらく見続けていくと、仕事人としてのアイドルのプロフェッショナリズムをバチバチに感じられる構造になっていてそれが熱い。

timeleszの3人の、風磨くんと勝利くんと聡くんのいいところをこんなにたくさんの人が知ってくれて学校で会社でSNSでしゃべってくれて本当に最高だし、それだけでタイプロは大成功だ〜と思う。ここまで知ってもらうのが果てしなく長い道のりなのをめっちゃ知ってるから。私の周り、みんな聡ちゃん好きになった!って言ってるもんね。そうでしょう、そうでしょう!うちの松島さんは超いいこなのよ!!で、その最高の冠番組つくったの自分たちなんです。もっと最高じゃないですか?(このフォーマットってこんなに見てくれるんだ!?っていうびっくりもある、サバ番マジック…)


Sexy Zoneというグループは、ある日突然「大人の決めたやり方」で集められた5人の子どもたちで、だからこその絆と物語があった。バラバラだった5人が同じ運命を共有していく過程は、メンバーという名の戦友と前に進む姿は美しかった。

それを経て、timelesz projectは彼らが己のアイデンティティを問い直す、運命をもう一度自分たちの手に取り戻す物語なんだと思うと感動してしまう。「我々はどこから来て、何者であり、何を目指すのか」を今一度正面から考えているんですよ、この人たちは。今ここにない新しい未来を起動するために。魂の奪還だね。

何が言いたいのかわからないポエムになってきたけど、Sexy Zone / timeleszのファンやってきた自分って見る目あったな〜!って今なっている。かっこいい人たちを好きでいられて誇らしい。


(書くか迷ったが、私はジャニー喜多川氏による性加害問題があって以来、この事務所という存在とファンとしてどう向き合うべきなのかはずっと考えているし迷っている。し、きっとそういう人はたくさんいると思う。以前のように楽しんでいるように外からは見えていたとしても、喉元過ぎたからもういいや、と忘れている人ばかりでは絶対にない。でもこうなった以上、外部の目や人材を入れて変えていく“しかない”状態ではあるわけで、そういう力学が働いているのはいいことでもあると思う。現在の経営やマネジメントの体制がどうなっているのかは我々からはうかがいしれないけれど、タイプロでこれだけ外を巻き込んで動けている人たちのことを一旦今は信じたいし、彼らが変えられることももしかしたらあるのかもしれない。彼ら「だけ」では変えられなくても、流れとして)


去年の夏のツアーで、2次審査を終えた(頃だと思われる)風磨くんはライブの最後のあいさつで「大丈夫です、全部うまくいきます」と1万5000人のファンに向けてゆっくりと噛みしめるように言った。タムのファンはその言葉をこの数ヶ月、ずっとお守りみたいに抱えてきた。

この「全部うまくいきます」は「なんとかなりそうですよ」って楽観ではなくて、「選んだ道を正解にしていく」という覚悟だったはずだ。言葉通り、自分たちで運命を選びとっていくさまを、彼らに興味のない人も振り向かせるような真摯さとガチさを、見せてもらった半年だったなと心底思う。「どうすれば夢は叶うのかな? 信じて明日へ歩き出す」、デビュー曲の歌詞の中を生きていた。


番組の構成上みんなハッピーな大団円なんてなくて、どんな結果でもいろんな人がいろんなことを言うと思う。これからのほうがずっと大変かもしれない。オリメン(この概念が新鮮すぎるわ)にも新メンバーにもどれだけの悪意や揶揄がぶつけられるかと思うと先回りして憂鬱になる。

でも、大丈夫な気がする。全部うまくいく気がする。私は菊池パイセンのようには言い切れないが……。でも単純にめっちゃ楽しみだもん、この先!どう転んでもおもしろいことしかない!!!

タイプロでtimeleszを初めて知ってくださったみなさんありがとう。よかったらこれからも一緒に応援しましょうね。テレビや雑誌で見かけたらよろしくね。ライブにも来てね。CDとかBlu-rayとかも買ってね(強欲)

Sexy Zone時代から好きだった仲間のみなさん、私たちってセンスあるね。絶対これからも楽しいね。いや、めっちゃ楽しくしようね!

いやはや、寝て起きたら何もかもが終わって、新しい時代が始まるな。時代を創ろうtimelesz。2025年はtimeleszの年になれ!!!!!!!!!


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timeleszのオタクから見た「菊池風磨構文」が生まれた流れ(世界はこれを愛と呼んでくれ) - インターネットもぐもぐ
それじゃさよなら僕らのたわいない日々よ(中島健人くんのこと) - インターネットもぐもぐ

timeleszのオタクから見た「菊池風磨構文」が生まれた流れ(世界はこれを愛と呼んでくれ)

菊池風磨構文、SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2024コトバ部門第5位、おめでとうございます🎉

もはやtimeleszおよび菊池風磨さんのファンを超えてネットミーム、流行語になっている菊池風磨構文ですが、ただ単に風磨くんの発言をおもしろおかしくいじって生まれた……わけではない!のが肝だとおもっているので、自分もいつか忘れてしまう前に書き残して伝承しておこうと思います。

テレビや雑誌やWeb記事の担当者で「菊池風磨構文 元ネタ」「菊池風磨構文 経緯」とかで検索してこのページにたどりついてくださったみなさま、どうぞご参照ください(いるの?)


そもそも「菊池風磨構文」って?

デビュー12年目のアイドル、Sexy Zone改めtimeleszが新メンバーを探すオーディションの中「timelesz project」(通称タイプロ)の予告動画の中で菊池風磨さんの口から発せられファンのあいだで(その瞬間の冷たすぎる佐藤勝利さんの表情と合わせて)話題になったフレーズ。

書類選考を通過した2次審査、途中で課題曲の歌詞を忘れて歌うのを諦めてしまった候補生に、冗談半分、怒りと呆れ半分で発した言葉が元ネタです(下の動画頭出ししてます)

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「歌詞忘れてるようじゃ無理か。歌詞はね、入れとかないと」

原文に忠実な構文の活用としては

「(名詞A)(動詞B)ようじゃ無理か。(名詞A)はね、(動詞C)ないと」

と同じ名詞を2回重ねるのが美しいとされていますが、一般的には

「〇〇じゃ無理か。△△はね、■■じゃないと」

など、あくまでつながり部分のワードがこの語順で使われていれば菊池風磨構文とされることが多いです。

時系列の経緯

ずいぶん遡りますが、最初の最初から流れをざっとおさらい。

4月1日 改名&オーディション開催発表

Sexy Zoneからtimeleszへの改名と、新メンバー募集オーディションをすることが発表される。前代未聞の展開に大混乱、阿鼻叫喚、賛否両論(否のほうが明らかに目立っていた)。発表時点では「何かしらオーディションのプロセスがわかるような密着は配信するつもりだが、配信プラットフォームや形式は未定」となっていた。

正直この時点では賛のほうのファンも「配信先も不明?ほんとに大丈夫なのか、盛り上がるのか…?」と疑心暗鬼だったと思う。6月まで参加者を募集し、応募総数は18,922件と発表があり、とりあえず規模の大きさに安堵する。とりあえず。

8月4日 Netflixで配信決定

最初で最後の3人でのアリーナツアーの最中に「Netflixで独占配信」「9月13日スタート」と発表される。ね、ねっとふりっくす!?!?!?とオタクみんなでビビる。

自分たちのYouTubeチャンネルでファン向けにひっそり…とかじゃなく、こんなにでかいプラットフォームで露出できるチャンスなら、なんとか盛り上がってほしい、いや盛り上げないとまずい、ネトフリまで巻き込んでおいて特に話題にならずに終わるわけにはいかない…!!!!!!と視聴者側のオタクに謎の使命感と焦りが芽生える。

私たちが楽しまないと、絶対世の中がおもしろがるところまでいくわけないって!!!

同日、配信発表と同時に公開された予告動画(上に貼ったYouTube動画と同じ)内で、オーディションの印象的なシーンのひとつとして、「菊池風磨構文」のシーンがフォーカスされており、アイドルとしての普段の姿とはまったく異なるシビアさに「怖すぎる」「笑いながら言うのが怖い」と背筋が凍る人が続出。



8月4日 ライブMCで言及

同じ日の数時間後、14時から宮城・セキスイハイムスーパーアリーナでライブ。MCでNetflixで配信決定しました〜と話題に。

風磨くんの例の発言が話題になっていることもメンバーたちはすでに認知しており「俺がめちゃくちゃ怖い!」「そこだけ切り抜かれたらめっちゃ歌詞に厳しい人に見える!」とやや受け取られ方を気にしている?雰囲気で(あくまで冗談めかして)話す。佐藤勝利さんが「冷たすぎるあの顔」をしたり、松島聡さんが構文をまねっこしたりする。

(ちなみに風磨くん自身がライブ中に歌詞を飛ばしていたらしく気まずかったという…その理由が「ファンのうちわに書いてある字をしっかり読んじゃってたから」なの熱い)



8月4日 ファンのあいだで「あの感じで風磨くんに言われたいこと大喜利」がうっすら始まる

一周まわって、「最初怖かったけど逆に癖になってきた」「あの感じで風磨くんに詰められたら頑張れるかもしれない、逆に」みたいな流れで「あの感じで菊池風磨に言われたいこと大喜利」が始まる。

(※みなさんどう思ってたかわからないけど、「あの一瞬だけ見たら激詰めに見えるけどメンバーたちが真剣だからなのわかってるよ!意味ある怖さだってわかってるよ!!」的な気持ち、ネガティブな話題だけにさせたくない気持ちもあった気がする、個人の見解です!)

8月5日 いよいよ「菊池風磨構文」としてワイワイし始める

「菊池風磨構文そこそこ汎用性高い」とじわじわ盛り上がりはじめる。万バズする例文もたくさん生まれる。


timeleszのファンがせっせと薪をくべ、「なにこれ?wwwww」と伝播し、五輪一色のトレンドのなかにランクインする破竹の勢いを見せたのであった…。


その後もいろいろ広がり、

8月5日 SUPER EIGHTの大倉忠義さんが言及

大倉パイセンはタイプロの3次審査にも立ち会ってくれたことがあとからわかる。



8月11日 福岡のMCで本人がセルフパロディして大盛り上がりする



8月22日 オタクと本人で共同作業が可能になる



10月14日 風磨くんのレギュラーMC番組がゴリゴリにいじる

狩野英孝さんが天才的な演技力を見せ、切り抜きも大バズリする。



10月〜11月 めざましテレビやNスタで大真面目に使い方や例文を説明される



11月15日 熊本県警に見つかる

時事ネタミームを使うでおなじみの熊本県警の電光掲示板で見事採用される。

SNSでバズったミーム、的に2024年を代表する言葉としてちょこちょこ選ばれたりしております。

「とにかく盛り上がれ!!」なファンの愛

いちファンの私が8月4日〜5日の流れをリアルタイムで見ていたときに感じたことは、ほんとにtimeleszのファンの謎の一体感がすごかった!!笑

「ついに配信決まった!盛り上がれ〜〜〜〜!」という気持ちがそれぞれの中に絶対にあって、少しでも彼らの新しい挑戦を応援したい、プロジェクトを画面のこっち側から盛り上げたい、という思いゆえに支え合って生まれたバズだったよね〜と振り返って改めて思った。あれは完全に愛。そうだこういう愛もある、アイドルとファンのあいだには、と思える経験だった。すごいスピードで新作が生まれてたし、RTもLikeもすごい数まわってたし、字面ではしょうもない大喜利しながら、みんな同じ応援の気持ちでつながっていた、と思う。

正直、風磨くん自身やメンバーが最初このワンフレーズが独り歩きしたことをどう思ったかはわからないけど(ごめん😂)今となっては、その時のファンの「なんでもいいから盛り上がれ!!!タムたち超がんばれ!!!」の気持ちは絶対届いているだろうなぁとも思う(ファンはtimeleszのことを「タム」と呼ぶ)。おもしろい男のおもしろいフレーズをおもしろく拝借した、というだけじゃないんだという経緯を自分もちゃんと覚えておきたいなと思った次第でした。

実際さまざまなシーンでフックにされることも多いし、このワードをきっかけにタイプロを視聴し始めたという人も少なからずいるみたいだしよかったね、と言っていいのではないでしょうか…? でも「配信開始まで1ヶ月以上あるのに構文だけバズってどうなんの!?」と8月頭は思ってました。まさか内輪の盛り上がりが下半期を代表するネットミームになるとは…。

そしてこうなった今は、この構文を生み出したきっかけになってくれた「歌詞忘れちゃいました」のKくんに感謝だ。実際に問題のシーンを見ると、舐めた態度の候補生を冗談交じりで諌める言葉であって、歌詞忘れただけでこんな言われるの?というただ無駄に怖いワードではなく「これにこの反応の菊池…むしろ優しいな??」とポジティブな意外性があったのもなんかいいポイントだった。

風磨くんも後日「ファンの人から見たらこいつ大丈夫?って人もいたと思うけど、結果的には自分たちの本気が伝わったのはそういう人たちがいたからだと思ってる」的なことを言っていたし、それもある意味で本当にそうだなと思う。オーディション番組は普通参加者側に感情移入してみるものだけど、タイプロは選ぶ側の心理が中心なのが、timeleszのメンバーが主人公なのが、おもしろい。

Kくんだけじゃなく、オーディションに応募してくれたみなさんの幸せを私は心から祈るよ!配信は今4次審査までいっているけど、残っている15人の彼らにも最大限のリスペクトだよ。一緒にtimeleszの今と未来を盛り上げてくれてマジ感謝…!!!

timelesz project、見てね!

というわけで「timelesz project -AUDITION」はNetflixで独占配信中です!現在エピソード6まで公開中。新メンバー決定は来年初頭と言われています。まだまだ全然追いつけるぞ!!

菊池風磨構文はエピソード1ですが、「こんなに曇った○○は見たことがない」な佐藤勝利構文(エピソード3)、新たなミームになりかけている(※諸説あります)「殻破れよ!」も最新話(エピソード6)で登場しています。見れば見るほど3人のことも、候補生のことも好きになっていってすごい。どうなっちゃうんだ最後。みんなよろしくね!

youtu.be

独断で選ぶAudibleのよき小説、2024年版


愛するAmazon Audible、最近読んだ(聴いた)なかでおすすめをアップデートしておく。
オーディオブック、まだまだ母数が少ない上に検索性も低いし、みんなのおすすめ知りたいな~と常に思うため!

前回の記事はこちら。ここからず〜〜っとかなりヘビーに使ってる。SNSをだらだら見る時間が減るのが、本当に、一番いい。Audibleのおかげでコンスタントに小説を摂取できている。
mogmog.hateblo.jp

成瀬は天下を取りにいく

これはもう、音声で聞きたくてAudibleくるまで待っていたところすらある。あらすじだけで朗読で聞きたいタイプの小説!
作品についてはさまざまな角度から語られてまくっているので割愛するとして、とにかく明るい前に進むエネルギーにあふれているのが逆に今新鮮で、いい意味でスルスルと何も考えずに聞けていい。この軽さ、Audible初心者の人にもいいと思う!

なんだろうな〜キャラを「演じる」んじゃないんですよね、朗読は。でもそのキャラクターの色をまとうっていう意味が、わかるな、と思います。ナレーターは鳴瀬まみさんという方で、滋賀県のご出身なんだって。滋賀県のなるせさん。こういう遊び心もめっちゃいいよね。方言ものは朗読の意味があるな〜と思う。

その流れでいうと、『板上に咲く - MUNAKATA: Beyond Van Gogh』は原田マハさんの音声先行書き下ろしなのですが、渡辺えりさんが朗読で深みがあってとてもいいです。棟方志功は青森出身で、渡辺さんは山形ご出身。

イーロン・マスク

インターネット育ちのヘッズは全員読むべきやつ。「なんだこいつヤバすぎる…」ってドン引きと、「いやでもこんくらいヤバくないと激ヤバアントレプレナーにはなれないだろうな」って納得が交互に来る。と思うと「なんかかわいいとこもあるな…」な変なエピソードもあっておもしろい。

Twitterへの歪んだ愛(Twitterを愛してるやつらの愛は等しく歪んでいます)ゆえにTwitterを買収してしまった顛末もかなり書かれているのでそういう野次馬精神で読むのもいい。

歌われなかった海賊へ

『同志少女よ、敵を撃て』の逢坂冬馬さんの第2作。独ソ戦におけるドイツ側、ナチス政権下の子どもたちの話。こんなことを言えるほどの立場でもないけど、2作両方読んでこの小説家の芯にあるものがわかった気がした。

自分が生まれ育ったのは違う国、違う時代の話なので、「聞く映画」みたいに世界が脳内に広がる朗読の魅力をたっぷり味わえる。冒頭での雰囲気から予想しなかった方にどんどん転がっていく。すぐ映像になるような題材でもないので、そこも本を読む醍醐味ってかんじでいい!

ナチュラルボーンチキン

金原ひとみのオーディオファースト(単行本より前に音声版が出る)の書き下ろし。朗読は日笠陽子!!!!←ありがとう

あらすじがすげ~よい。中年版「君たちはどう生きるか」という説明もいい。「男女を結ぶものは恋愛だけじゃないよね」と耳障りよい言葉におさめられる時代に、恋愛としての“私とあなた”の関係の強度を描き切るところが金原ひとみらしくていいなと思った。

仕事と動画とご飯のルーティン生活を送る、45歳一人暮らしの労務課勤務・浜野文乃(はまのあやの)。趣味も友達もなくそれで充足した人生を歩む浜野は、ある日上司の命令で、在宅勤務ばかりで出社しない編集部の平木直理(ひらきなおり)の家へ行くことになるのだったが、その散らかった部屋には、ホストクラブの高額レシートの束と、シャンパングラスに生ハム、そして仕事用のiPadが転がっていて――。

金原ひとみが贈る、中年版「君たちはどう生きるか」。

プロジェクト・ヘイル・メアリー

圧倒されるおもしろさ。おもしろすぎる。年末年始はなんかもう全然ネットを見たくなくて、ずうっとこれを聞いていた。一気読みならぬ一気聴き。小説で読んだ人も、あのシーンが、あの会話が、音で聞けるのでおすすめ……。

今聴き放題対象から外れてしまって別売りですすめにくい!かなしい!ライアン・ゴズリングの映画が楽しみだ~~!!!

贖罪

湊かなえの小説を小池栄子が読んでよくないわけがない…よね? 淡々とした語りで、ひたひたと狂気が後ろをついてくる。

湊かなえを俳優が朗読するシリーズはたくさんあって入りやすいと思う。「母性」を戸田恵梨香、「Nのために」を榮倉奈々、「告白」を橋本愛、と映画やドラマの主演俳優たちと連動しているのも多くて豪華だ~。朗読という選択肢の可能性を感じる。

黄色い家

想像以上にがっつりクライム・サスペンスで驚いた。90年代の「あの頃」を振り返るしんどさに息止まりそうになる。川上未映子のあのうねるような筆致が、音になると気持ちがよくて気持ちが悪い。

20時間近くあるのでどっぷり世界観に浸れる。三軒茶屋に土地勘がある人には、特におすすめ。

嘘つきジェンガ

短編集なので聴きやすい。こんな最果てのはてなブログを読みに来るみなさんには「オンラインサロン詐欺」の章がおすすめ。

覆面人気漫画原作者・谷嵜レオはオンラインサロンで少数のファンに向けて創作論を教えている。――ように外からは見えているのだが、実は主催の自分は本人とまったく関係ない赤の他人、ただの熱狂的なファンで……。

ハンチバック

この小説を読むツールとして文字よりも音声のほうが適しているかもしれない、と思ってこちらでも読んだ。Audible版では冒頭に作者から短いメッセージがあって、名前の読み方が一部変わっている。いい意味で読み飛ばせない、全部流れ込んでくるので(冒頭いきなりWebのエロ記事文体読まれるの面食らう)作品自体の印象もちょっと変わるかも、「もう1回音で読む」おもしろさ味わうのにおすすめ!



存在のすべてを

塩田武士の真骨頂…!真っ白な雪の上をはじめて歩くような、暗い夜の高速をずっとまっすぐ走っていくような、静謐なミステリー。
絶対映画化しますねこれは。映画でこのシーン観たい!と思うところが多かった。文字より音声のほうが情景を思い浮かべながら聴けるタイプなので、この作品はとても相性がよかった。


というわけで2024年秋時点のメモ終わり。また1年後くらいに書きます(遠い未来の宣言)
かなり冊数も増えてきてヘビーユーザーとしてはうれしい。一覧はここから!
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それじゃさよなら僕らのたわいない日々よ(中島健人くんのこと)

もう1ヶ月経ったのかという気持ちと、こんなにいろんな感情を味わったのにまだ1ヶ月なのか、という気持ちが両方ある。

1月8日成人の日、それは明日からようやく正月休みが本格的に終わるという夜だった。19時にSexy Zoneファンクラブからメールがあって、「大切なお知らせがございます」という文面で、あー改名の件か、そろそろ発表なのかなと無防備にURLを開いた。

「4月1日からSexy Zoneという名前が、新しいグループ名に変わるタイミングで、僕はソロとして新し」

ここまで目で追ってあまりに動揺して急いでブラウザを閉じた。脳が理解をシャットダウンした音がした。

 

いや……………え???????

 

もうまったく全然少しも1ミリも予想していない内容で本当に心臓がバクバクした。Twitter見てなくてよかった。これを他人の反応やニュースの文言で不意打ちで知るのはきつかった。

ORICON NEWSのLINEで「中島健人、ソロ活動へ セクゾは3人体制に」って速報がきて、その10分後に「松本人志が活動休止発表 報道受け『裁判に注力』」って速報がきた。なんやねん。最悪な並びにすな。

 

ちょうど夕ごはんの時間だったので、頭が真っ白のままとりあえず食卓に皿を並べ、「ちょっと今日は私何もできないんで……」と家族に断った。文字通り何も手につかない。

悲しいとか辛いとかって前にただもうシンプルに、ショック、衝撃、って感じだった。え…?なんで????マジで言ってる????動悸がおさまらなくて、マラソン走ったあとみたいな、頭を強くぶつけたあとみたいなうわんうわんする感じがしばらく続いた。

なにせ私たちはたった2週間前のクリスマスにめちゃくちゃ楽しいライブを東京ドームで目撃していたし、オタクたちでビール片手に「今のSexy Zone楽しい!最高や!!」とぶち上がっていたのだ。落差が激しすぎてもうダメだ。

何も知らなかった頃

結局最初の2行以降は全然読めないまま、メンバーたちが自分の言葉で語る動画も見られないまま、数時間が過ぎた。せめて同じ思いの人にすがりたくてTwitterを開いてあふれる悲鳴とうめき声(もはや泣き声じゃない)を浴びに行った。ひとりじゃない。インスタストーリーで荒れ狂ってる私に友人がDMやLINEをくれた。「もぐもぐさん大丈夫?」「いや……全然だいじょばないです。普通に無理です」「そういう曲あったよな」「Perfumeね」

 
 
 
 
 
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21時にメンバーが一斉にブログをあげて、風磨くんの長文を読んでようやくぼろぼろ涙がでた。ずっとずっと一番近くにいた人が「反対する気持ちは1ミリもありませんでした」っていうならそれはもう、そうなんでしょう。「何より、これからも5人のことをどうかよろしくお願い申し上げます」で結ばれているなら、彼らはもう「これから」を見ているんでしょう。そのうえで失うもののデカさが、道を違えても先に進む覚悟が行間からにじみでていて、私たちはこの選択を受け入れるしかないんだとわかった。決まったこととして知らされているので、当たり前なんですけど。

なんてすぐに飲み込めるわけもなく、子どもを寝かしつける横で「え~~~ん!!でもいやだよ~~!!!!!」とぐずぐず泣いていたら5歳児に「おかあさんどうしたの!?!?」とマジ心配されて、「ケンティー、セクシーゾーンやめちゃうんだって!!」と言ったら「なんで?おひっこし?」と真面目に言われた。保育園のお友達とのお別れ=お引越しだもんね。まぁでも、そうかもしれない。ひっこしてもまたあえるよ。

混乱しきった頭で明け方まで眠れないままいろんな人とめそめそしあい、数時間だけ眠った。寝ているあいだもしんどかったのか、起床即涙がこぼれて驚いた。こんなこと現実にあるんだ。倒れるように寝て、泣きながら目覚めて……。

次の日もほとんど仕事が手につかなかった。幸い新年明けていろんな会議がある日で、とりあえず出席して、頭を使わずにできる事務作業で心を無にして、ふまけんまどマギパロについて考えて気を紛らわせた(何度繰り返してもけんとの脱退を阻止できないふうま)(ほむらちゃんのメンカラも紫だから…)(何の話?)。むしろ仕事あってよかったかもしれない。考えてもしかたないことを、変えられない未来を考え続けるのはしんどいから。

 

最近のライブの定番締めエモ曲の歌詞が““終わり””すぎてくらっていた情緒不安定期

 

私にとって中島健人という人はSexy Zoneを駆動させる心臓みたいな存在で、失うことが本当に本当に本当に想像できなかった。今もまだできてない。なので、語弊があるかもしれないけど、グループそのものの解散の方がまだ納得感があったと思うし、自分が一番好きなメンバーの脱退(卒業)のほうがつらくなかったかもしれないとすら思う。

Sexy Zoneというグループは、5人そろってない時期のほうが長いくらいで、ずっと「今は完成形じゃない」という葛藤や焦燥感があって、ようやく4人とすぐ側にいるマリウスくん、って形で出発する決断をして1年が経ったところだった。この1年、今の4人のステージの並びと相互作用がとてもとても美しくて華やかでパワフルで、ようやくたどりついたこの新しい完成形をこんなにすぐに失うことになるとは青天の霹靂にもほどがあった。今のバランスちょ〜〜〜よかったからもっと長く見ていたかったよ!!!!!!!!

なんかでも、健人くんが野心の人であることは、高い高い目標を掲げてそこにがむしゃらに努力することに喜びと生きがいを感じる人であることはわかっていたし、いざこの選択を提示されると、うんうん健人くんってそうだよね、わかる、わかりすぎる、と納得する気持ちも正直めっちゃある。誰かのためにじゃなくて自分の目指す一番星のためにすべてを懸けて前進できるエネルギーがあるから彼はスターなんだと思う。だから外野が納得できる答えとかないんだよね。やりたいからやるんだ。

 

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このMV本当に最高だから見てくれ〜〜!!!!

 

数日いろいろ考えて、このショックを語るに一番近い言葉は「第一志望落ちた」かもしれないと思った。
ありえた選択肢がひとつ完全に閉ざされた、確定未来としてパターンBに頭を切り替えなくちゃいけないことはわかっているんだけど頭が追いつかない。そして、そっちはそっちで新しい未来が待っている、悪いことばっかりじゃないことも心のどこかでわかっている。

「グループのままじゃダメだったの?」ってすがりたい気持ちあるんだけど、それは「実家から通える範囲の大学にしときなさい」みたいなものかもしれないと思う。

県内の大学にも同じ学部あるでしょ、やりたいことならそこでもできるでしょ、と言われたところで、実質的な日常はそう変わらなくても、環境や肩書きや住む場所を変えることに意味がある瞬間はすごくわかる。

だから、健人くんが進みたい道を進んでほしいと思う。応援する。でも、さみしいはさみしい。ああなんとか2人に分裂してくれればいいのに……。

 

あの日「菊池、殴ってでも中島を止めてくれよ!!!」と悔しさ余って言っている人がたくさんいて、その気持ちはわたしもすげ~~~わかるのですが、でもそれをしない人たちだから、全体最適よりも個々の幸福の最大化を目指している人たちだから好きなんだよね。そうなの。

そして、(名前も変わるならいったん解散からの再結成みたいな心持ちなのかもしれないが)続けることを選んだ風磨くん、勝利くん、聡ちゃんそれぞれの思いを想像してしまうし、3人のことも手放しで応援するよって思う。私たちですらケンティーの不在にこれだけ動揺するんだから、メンバーにとっては……。超大変だろうけど、でもそれを選んだんならその先を見に行きたい。

Sexy Zoneはキラキラな見た目に反して泥臭くもがいで悩んで迷い続けていて、全然考えが違う人たちの集まりで、繊細にお互いのことを想っていて、他者と生きるもどかしさと諦めなさが合わさっているのが大好き。誰かと一緒に生きるのはままならないけど、だから美しくておもしろくて予測不能で、スペシャルだね。

超いい曲なんだけど「嘆いたってしょうがないってわかってるでしょ?」って歌詞が今の気持ちをえぐってくる

今さら言うまでもないんだけど、アイドルとしてのケンティーの輝きはめっっちゃくちゃにすごいんだよね。目の前で見ると毎回新鮮に感動する。なんだろうな……自分に向けられる無限の愛を受け入れて束ねて、美しいオーナメントに作り変えるのが抜群にうまいのだ。愛を愛に還元する力がとんでもない。そういう「限りない愛と献身」(byマリウスくん)の人が自分の好きなグループにいるのってあまりにも幸福だった。

まだ彼がここからいなくなることを誰も知らなかった12月のドームライブは、Sexy Zoneというグループ最後のツアーという名目で別れを惜しむ演出が多かったのだけど、あれはメンバーと中島健人との最後の時間だったんだなとわかるとすべてが叙述トリックのようだった。

東京ドームの挨拶で、健人くんが「12年にわたるメンバーたちとの友情」と言っていて、その言葉選びに少しだけ違和感があった。友情、なんてセンチメンタルな言葉使うんだ。別れを前にしてようやく「メンバー」から「友達」になったのかもしれない。これからようやく、友達になりなおすのかもしれない。

 

結局願うことはひとつで、みんなそれぞれ幸せで、自分の心に素直でいてほしいってだけだ。それはどんなに難しいことでしょう。自分の人生は自分のもので、正解はなくて、選んだ道を進むしかなくて、選ばなかったからって捨てたわけでは全然ないのだ。

3月発売の卒業シングル「puzzle」が私たちが大好きなSexy Zoneですごくいいな〜〜と嬉しくて、悲しくて泣いた。

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全然合わなかったり ぴったりとハマってたり

ひとりきりでは気づけないことばかりであふれているんだ

これまでそしてこれからも

それぞれのpuzzleを生きていく

 

そういえば、元旦に公開された関ジャニ∞のTHE FIRST TAKEの「ズッコケ男道」がとってもかっこよくてじんとした。すごくファンってわけでもない私でも!コメント欄がすごい熱量だから見てほしい。

 

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ズッコケながらでも傷だらけでも前に進んだらそこに未来はあるし、築いたものがすべて手のうちからこぼれ落ちてしまうわけじゃない、拾い集めて大事に抱えていけばいいよなって今は思う。未来永劫ふまけんのことを語り続ける亡霊になる未来が見える。3月31日に何を考えているかわからないけど……。

絶対絶対絶対応援するから、今はもう少しさみしさのおふとんにくるまって眠らせて。

Twitterだらだら見るのやめたい人におすすめする、独断で選ぶAudibleのよき小説

毎日のように愛用しているAmazonのオーディオブックサービス「Audible」のおすすめの作品を書いておく。



小説聴き始めたらハマった

私がAudibleを使い始めたのは2020年6月らしい(今調べた)。仕事でPC、スキマ時間はスマホ漬け、配信で映画やドラマを見まくる、と1日中目を酷使してばかりで、目を使わない娯楽がほしいと思ったのが一番の理由だった。最初は生活のどの場面でいれたらいいのかよくわからなくていまいち使いこなせず放置し、しばらく休会もしていた。

当時Audibleは「スキマ時間に効率的に情報収集!」「ビジネスマンのトレンド!」的な側面を強く押しており、ビジネス書とか自己啓発本が売れ筋でトップページでもそっちが目立っていた。聞きたい本を何冊か読んだ(聴いた)あと次何読もうかなと思って見てみてもいまいち惹かれるものがない。ホリエモンとかひろゆきの本、別に聞きとうない……と思ってそっ閉じ、みたいな感じだったのだ。

これならイケる!とバチッとハマったのが小説を読むようになってからだった。ビジネス書で役に立つことを「お勉強」しても、仕事のセミナーの延長みたいで全然テンションがあがらなかったが、フィクションを音声で流し込むのは、人物もカメラワークも勝手に造形できる画のない映画のようで、一文ごとに想像力が刺激されてかなり楽しかった。

下手に先が見通せない、流し読みできないのも私には向いていた。すぐにネタバレを見てしまう意思の弱い人間なので……。逆に、ピンポイントに情報をさらいたい本だともどかしいので良し悪し。そっちは文字でザザッとさらう方が便利だと思う。

最近は小説が充実していて、選びやすくなってうれしい。体感的には村上春樹の小説が一気に追加されてからランキングが春樹作品で埋まり、小説のプッシュがドドドッと増えた、気がする。

自分が最も習慣的に使っているシーンは子の寝かしつけの時間だ。一緒にふとんにいないと騒ぐから黙って横にいるだけなんだけど、スマホいじってると画面が明るくて邪魔になるしやることがない。イヤホンを片耳だけ突っ込んで何か聴いているのは私的にも「本読んでる」状態になり、「他にやりたいことあるのに〜〜!早く寝てくれ!」とイライラしないし一石二鳥で助かる。

他にも公園でひたすらすべり台し続けるのを見守っているだけの手持ち無沙汰な時間とか、野菜を炒めるとか洗濯たたむとか手は動かさなきゃだけど脳はあいてる時間に使っている。あと電車の中とか寝る前とかにだらだらTwitter見るのをやめられたのはAudibleの存在がかなり大きい。

ザリガニの鳴くところ

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オーディオブックおもしれ〜〜な!?とアガりまくった思い出の作品。「なるほど、この方向で楽しめばいいんだな!」とわかってここからいろいろディグりはじめた。米国でものすごく売れた小説で、まあまあ分厚いしいろんな要素がこみいっているし、時間の経過もダイナミックだし、紙で読んでいたらカロリーが高くてなかなか進められなかったかもしれない。

とにかく、池澤春菜さんの朗読が声のトーンも演技も素晴らしくてめちゃくちゃ聴き応えがある(強いて言えば、前半の幼い主人公の声色でかわいらしさが強調されているのが、作中の彼女のキャラクターを踏まえたうえで個人的にはちょっとだけ気になった)。

後半になればなるほどハマり込み、早く先を知りたくてちょこちょこ時間を見つけて必死に聴き進めていた。紙の書籍で読んでいたらちらっと後半をめくってしまっていたと思うので、ズルのできなさがよかった。

ソロモンの偽証

宮部みゆきの代表作のひとつ。意外に読んだことなかった。この本は猛烈に長くて、3部作でそれぞれ上下巻ある。計6冊。朗読でいうと1冊10時間以上あるので……なんと総計約78時間(!)もある。なんて言われるとひるむと思うんですけど、猛烈におもしろいので後悔させません。おすすめ。

これも羽飼まりさんというナレーターさんが本当に素晴らしくて、素晴らしすぎて、感動のあまりオーディブルの問い合わせから「羽飼まりさんが最高でした」とファンレターを送り、彼女が朗読している他の作品をわざわざ探して聴いたくらいだ。

クリスマスに起きた同級生の転落死は、殺人か自殺かーー中学生たちが「学校内裁判」で真実を明らかにしていく話なのですが、とにかく登場人物がめちゃくちゃに多く、少年少女だけでなく取り巻く大人たちも膨大で、年齢と性別も多種多様。

羽飼さんはその声色や抑揚の使い分けがわざとらしくなく、でも抜群にうまくて、後半になると地の文で話者を明らかにされなくても声だけで今誰のセリフだったのかわかる。藤野涼子の熱を帯びた声と神原くんの涼やかな声が全然違う。最高。この頭の中で違う世界が広がる感じが気持ちよすぎるしオーディオブックの醍醐味だな……と思う。

あと現代日本が舞台なので、登場人物の名前が聴きとりやすい。これは重要。カタカナの名前は比較的覚えにくくて、オーディオブック初心者には慣れないとストレスになる可能性が高いと思う。

例えば、私は『三体』三部作もすべてAudibleで聴いた(読んだ)のだが、これは名前に加えて、聞き慣れない言葉や創作された用語が多いのでかなり聞き取りが難しい分類に入ると思う。話はすごくおもしろいけど、まずこれ聴いてみて!とは到底言えないタイプだ。

「葉文潔」は漢字のビジュアルで見せられたら覚えられるけど「イエ・ウェンジェ」は結構大変じゃないですか?Audibleで履修すると、その後他人のレビューを読んでも漢字で書かれると誰のことだかわからないという弊害がありました。「ルオ・ジー」と音で認知しているので「羅輯」と書かれてもわからない。

すでにめちゃくちゃ長くなってしまった。このあとはもう少し短めで……。

同志少女よ、敵を撃て

語弊があるかもしれないが、映画的、アニメ的な描写が多いので情景が思い浮かべやすく聴きやすい。大祖国戦争におけるソ連軍の女性兵士を描く以上当然悲痛なシーンも多く、活字で読んでいたらしんどかったと思うが、声で聴くと呆然としているうちに嵐のように過ぎ去っていく。圧倒的な戦火の前にすべては過ぎ去っていく虚しさが味わえる。言い過ぎ?

ナレーションは多田李衣菜(デレマス)やエアグルーヴ(ウマ娘)のCVやってる青木瑠璃子さん。近頃のAudibleはAmazon的にもかなり気合が入っているようで、有名声優・俳優を起用していることも多いのでそれで選ぶのもおもしろいと思う。普通アニメやドラマでは「セリフ」しか聞かないが、朗読だとふんだんに「地の文」を読むのでそこの緩急が楽しめる。

六人の嘘つきな大学生

一人称小説なので音声で話をつかみやすいタイプ。タイトルからわかるようにもちろん舞台は現代日本だし、ストーリー自体も緻密な構成で聴き応えあっておすすめ。初心者向けって意味ではかなりおすすめの方かもしれない。

過酷な就活戦線の中で、周囲の爆裂エリートたちと並び立とうと背伸びする大学生を演じる木村良平さんの声がぴっったりで超いい。私は『Free!』という作品が大好きなのですが、あまりにも遠野日和を感じるのでああいう木村さんボイスが好きな方はおすすめです……(ピンポイントすぎるリコメンド)

絶縁

韓国の若手作家、チョン・セラン氏の発案で、アジア各国の作家が「絶縁」をテーマに書いた短編を集めたアンソロジー。日本からは村田沙耶香なのだが、村田節炸裂の絶品SFで本当にいい。何しろタイトルが「無」。すごいやろ。

ナレーターも三浦透子、古川琴音、蒔田彩珠、山田真歩など一癖ある俳優ばかりで楽しい。有名俳優のナレーションだと、川上未映子『春のこわいもの』の岸井ゆきのも最高です。

墨のゆらめき

三浦しをんの久しぶりの「男と男」のバディ小説なんて絶対楽しいじゃん……。いい意味で軽く、さらっとカラッとしているので生活のどんな場面でも寄り添ってくれる(?)(いやでも子どもたちの嬌声が響く明るい公園でどっぷりシリアスな戦争ものを聴くのは心理的に結構ムズいんだよ)。櫻井孝宏さんのナレーションもキャラクターのつかみ方がうまくてさすが…と思う。聴きながら笑っちゃうシーンがたくさんあって新鮮でした。

国宝

1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。

語り、尾上菊之助。……このあらすじでこの読み手なだけで大勝利じゃないですか?

講談調の語り口で、テンポよく進むので朗読に向きすぎている。菊之助丈の声はさすがに響きがのびやかで、気持ち良すぎて眠くなってしまうレベルだ(実際何度も寝落ちした)(褒め言葉)。俳優であり人間である2人の一生を描くダイナミックな大河絵巻。吉田修一の20周年作品かつ新聞小説とあって、時間軸も壮大だし上下巻で長い。圧倒的な筆致を脳から味わえる。

母

小説ではなくエッセイなのでこのリストからちょっと離れるのだが……。とにかく、著者とナレーターが同じというのが一番の魅力。青木さやかさんの飾らない言葉が、本人の声で語られることで複雑な色を持つ。

タイトル通り、母との確執や関係の変化が語られるのだが、喜怒哀楽、どの感情がどのくらいのバランスで乗っているのかって、文章と語りでは伝わる印象が違うシーンも多い。他人が読んでいたらここまで微妙な心境をあらわせなかっただろうなと思う。なるほど〜朗読はこういうアプローチもできるのか!と知っておもしろかった。


オーディオブックは個人的にはかなり相性があって「話はおもしろそうだけどナレーションがくどくて気になるよ!」とか「声は好きなんだけど筆致のバイブスが合わなくて気分がのらん…」とか好みが激しい。

そのうえ検索性やリコメンドエンジンの精度が低いからビビッとくる作品を見つけるのが難しいんだけど、逆にディグり方がわかると書籍では読まなかったであろうものに出会っておもしろい(『ソロモンの偽証』とか、こんな長いのわざわざ今から本でいま読むきっかけなかった気がする)。今12万冊あるらしいしどんどん増えてるので新着見てるだけでけっこう楽しめる。

www.amazon.co.jp

このリストはあくまで私にピンときたやつでしかないので全然参考にならないかもしれないが、自分のツボを見つけたらめっちゃ楽しいですよ!!という話でした。これが好きならこれも好きかもよ!のおすすめがあったらぜひ教えてください〜〜!✨

『君たちはどう生きるか』宮崎駿は綺羅星を集めて焼け野原を進む

 

正直、私はそんなにスタジオジブリ作品を熱心に観てきていない人種だ。一度も観たことない作品が結構あるし、観たけどあまり覚えてない作品もたくさんある。

でもちょうど今無職期間で暇だし、せっかく宮崎駿という大巨匠の10年ぶりの……そして人生最後になるかもしれない新作が公開されるなら初日にキメてやろうと思って映画館に行ってきた。

きっとこれから数日でいろんな人のいろんな感想や考察や愛や呪詛が出てくるだろうし、それを読んだり聞いたり感じたりすると絶対に影響されるだろうと思って、今これをほぼ何も見ないで書いている。なのでここで書くことはこれから解釈や手触りが変わる可能性が十分にある。それってめっちゃ楽しみだな。

 

(以下、具体的ではないけどネタバレ含)

 

鈴木敏夫が宣伝を一切しなかった理由はいろいろあると思うんだけど、それもさもありなんというか……端的に、他人になんて伝えたらいいのかよくわからない映画だ。

あらすじをまとめにくいうえに、なんとかまとめたところできれいなストーリーラインにすると本質から離れてしまう気がする。冒険活劇でありファンタジーであり、いわゆる「ジブリらしい」気持ちよさもあるのだが何しろずっとじめじめしている。主人公は全然笑わない。明るい声をほとんど出さない。どこにも居場所がない座りの悪さが続く。こっちまで緊張感が伝染してくる。…ヒットするのこれ!?!?(直球)

それでも、これをやりたかったんだよな。ウケるかウケないかはわからない、でも俺の頭の中にあるものをアニメーションにのせてみたい(まぁ今までもずっとそうだったのかもしれない)。そもそもこの年齢になってその情熱で作れるのって本当に素晴らしいことで、きっと彼の、もしかしたら高畑勲との時間の、原点なんだよなと思うと、すげーなじいさん、という畏怖の念がわく。明らかに幼少期の自分を投影させて、これだけ内蔵を血肉を頭の中をさらけだす勇気。

 

なんというか、全編を通して作り手の優先順位1位が「宮崎駿の脳内にだけある景色をこの世界に具現化させること」で、その潔さに痺れてしまった。

普通、映画って「ストーリーをより鮮烈に伝えたい」とか「このシーンで客をめちゃくちゃ盛り上げたい」とか「キャラクターの魅力を爆発させたい」とか観客への意図があって演出があるじゃないですか。でもそうじゃない作り方をしていると思った。そういう外からの目線をかなり排除しているように私は感じた(いや、もちろん客を無視してるわけないと思うけど!)。

私は全然詳しくないけど、多分この作品のために集ったスタッフはきっと業界を代表するトップスターばかりなんだろう。そのスーパースターたち全員がこの人が生み出すアニメーションをーーつまりそれは宮崎駿という人間の生きた証をーー時代に刻みつけようとマグマのような内向きの熱量をぶつけていてすごかった。

エンドロールで出てくる「原画協力」のスタジオの名前も国内のトップスタジオばっかりで笑うしかない。作画監督の本田雄さんは『シン・エヴァ』のメインスタッフに決まってたのに引き抜いてきた話がおもしろすぎる。

というわけで、作画的には終始凄まじい。動的なアクションや演出もすごいし背景の書き込みも尋常じゃない。めっちゃジブリ!な雰囲気もあるし、これまでとガラッと違うシーンもあるのが新鮮。それはお互い極限をぶつけ合う「天下一武道会」感があったからなのかな。

なんにせよ怨念に近いようなバチバチの気合いは伝わってきたし、巨大なスクリーンで味わえるのが気持ちがいい。「あのシーンすごかったよな〜」「キモかったよな〜」って人と話すだけでも楽しい。同じ「すげぇアニメ表現」でもスパイダーバースにはこの先の未来を感じるけど、この作品には積もり積もった過去への憧憬とプライドを感じる。

ジブリの過去作を感じさせるシーンとかキャラクターもたくさん出てきて、駿が一人ずつお別れを言ってまわっているような感じさえした。ありがとうね、お前のここが好きだったよ、何十年やってきてもこういう表現に沸くんだよ、やっぱこのワザかっけえよな、みたいな。

 

観終わった直後は「なんか……わからんな????」って奥歯にモノ挟まった感じだったけど(124分長くて疲れた説もある)1日だらだら考えていたらいろいろ言いたいことが出てくるのがおもしろい。

それはやっぱり『君たちはどう生きるか』、ひとえにこのタイトルの勝利だと思う。

正直この1行は本編とあまり整合性はないのだ。吉野源三郎の本も少しだけ出てくる程度、意識したシーンがちょっと出てくる程度で(知らなかったらスルーするくらい)でしっかり下敷きになっているわけではないし、作品自体だけを見れば他にぴったりなタイトルはいろいろあると思う。

だからつまり、言いたいことは『俺はこう生きた』なんだろうなと私は解釈した。この1本の話じゃなくて、これまでのすべてを振り返って。

聞かれたら考えたくなる。2時間「生き様」をぶつけられると、さすがに自分の内臓からも体液が沁み出てくる。そんな感じ。観た人ひとりひとりに多かれ少なかれ「俺と宮崎駿」の思い出があることを前提にしたすごいタイトルだ。

 

あとは、何目線で出てきたお気持ちなのかわからないけれど、宮崎駿という人の長い人生にアニメーションという表現手段があってよかったね、と思った。心を形にする手段がなかったらもっとしんどく、どこかで何かがパンクしていたんじゃないだろうか。

それは「そのおかげで素敵なジブリ作品たちが生まれたんだね〜」ってキャピった意味じゃなくて、むしろ目もくらむようなハレーションや恐ろしい厄災もたくさんもたらしてきたんだと思う。周りにいた人はどんなに振り回されただろう、押しつぶされただろう、想像に難くない。でもいろんなものを破壊しつくしても、焼け野原の上で生きて死ぬ覚悟をどこかでしたんだろうなと勝手に思う。だって自分には理想の表現があって、それで世界とつながっているから。

そういう意味で、宮崎駿は「悪人」である自認が、そうとしか生きれなかったって思いがある(あった)のかもしれないな、とこの作品で私は勝手に思ったのであった。

 

中盤、映画館の席で頭に浮かんできたのが、村上春樹『街とその不確かな壁』だった。

宮崎駿は1941年生まれ、村上春樹は1949年生まれ。初期から描いてきた「おなじみのモチーフ」をがっつり取り込んだ物語をキャリアの最終盤でまた再構築しているのが、そのアプローチの同じところ違うところがおもしろい。相似のモチーフに感じるところもあるし。どっちも何年も前から準備してきただろうに、同じ2023年にドロップしたところにも不思議な縁を感じる。私は春樹にもたいして明るくないので(すみません)このへんは誰かと深めたいところだ…。

 

ところで私は宮崎駿が2013年の“引退会見”で語った「この世界は生きるに値する」という一連の言葉が大好きで大好きで、10年間この言葉を何度も反芻してきた。

mogmog.hateblo.jp

僕は児童文学の多くの作品に影響を受けてこの世界に入った人間ですので、基本的に子どもたちに「この世は生きるに値するんだ」ということを伝えるのが自分たちの仕事の根幹になければならないと思ってきました。それは今も変わっていません。

アニメーションというのは世界の秘密をのぞき見ること、風や人の動きや表情やまなざしや体の筋肉の動きに世界の秘密があると思える仕事なんです。それが分かったとたんに、自分の選んだ仕事が非常に奥深くて、やるに値する仕事だと思った時期があるんです。その10年は何となく思い当たります。その時自分は一生懸命やっていたと。

久しぶりに発言を見返したら最高すぎないか? 『君たちはどう生きるか』を子どもが見たら面食らう気もするが、どうだろう、意外に子どものほうがまっすぐ楽しく受け止めるのかもしれない。もう子どもではなくなってしまったからわからない。

また“引退会見”をやって語り尽くしてほしい気持ちと、何も言わずにいてほしい気持ち、どちらもある。なんなら新しい何かを作ってほしい気持ちが、もっとある。

 

メモ代わりに個人的におもしろかったレビューをリンクしておく(増えます)

〈「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」。

 2023年2月下旬、東京都内のスタジオで上映された、「君たちはどう生きるか」の初号試写。米津玄師の歌うピアノバラードが流れ、エンドロールが終わった瞬間、灯りが点き、宮崎駿監督のコメントが読み上げられた。〉

book.asahi.com

 

〈この映画の主題は、「僕のヒロインは母親です」である。

――まさかそんな話だとは、誰も思わないじゃないですか。ねえ。そんな本当すぎるくらい本当のこと、宮崎駿くらいしか、今の時代、言わないよ。〉

note.com

 

〈これまでの宮崎駿作品でいうと、「鳥」や「空を飛ぶもの」って神聖で美しくて、汚れない、夢の象徴みたいな存在じゃなかった?〉

note.com

 

村上隆の一連のコメントはなんか好きでした

 

〈ものの考え方とか、心構えを仕込んだ人としてのウルスラやリン。彼女たちは、宮﨑駿における高畑勲という存在の表出だったのだ。その系譜にあるキリコは、これまで以上に色濃く高畑勲だ。〉

hiko1985.hatenablog.com