3人組のアイドルグループ、テクノポップユニット。広島県出身。中田ヤスタカプロデュースによるテクノ/ハウスポップサウンド、MIKIKO振り付けによる無機質で個性的なダンスを特徴とする。
樫野有香/かしゆか | 1988/12/23 | A型 | 広島市出身 |
西脇綾香/あ〜ちゃん(あーちゃん)*1 | 1989/02/15 | A型 | 広島市出身 |
大本彩乃/のっち*2 | 1988/09/20 | A型 | 広島県福山市出身 |
1999年、TSSテレビ新広島の運営するアクターズスクール広島にメンバー3人共に一期生として入校。
スクール内ユニットとして西脇綾香(あ〜ちゃん)・樫野有香(かしゆか)・河島佑香(かわゆか)により「ぱふゅ〜む」(別表記「ぱふゅ→む」)結成。その後河島は脱退。
(グループ名は、「3人の名前に『香』がつくこと」および「当時売れていたグループの字画は13画」という都市伝説に基づき、彼女たち自身によって命名された。現在は「香水は人を楽しませたり和ませたりできる、そのような存在になりたいという気持ちを込めて命名した」という説明がなされている。)
2001年に、樫野と西脇が大本彩乃をスクールのエレベーター内でスカウトし、現在のメンバー構成となる。
2002年、パッパラー河合プロデュースにより、2枚の80年代アイドル風シングルをアクターズスクール広島もみじレーベルより広島限定でリリース。2枚共に2000枚限定のリリース。
2003年、アクターズスクール広島と提携するアミューズと契約、上京。この際、グループ名は所属事務所の意向により英字表記の「Perfume」に変更される。
Capsuleの中田ヤスタカをプロデューサーに迎え、作風をテクノポップ路線に変更し、アミューズインディーズレーベルBEE-HIVEレコードより3枚のシングルをリリース。3枚のトータルセールスは1万枚を超える。
この時期のサウンドは、中田ヤスタカのキュートなテクノポップに、作詞家木の子による非常に内省的な歌詞を特徴とする。
BEE-HIVEプロジェクトのメンバーとして、サンストリート亀戸を中心に精力的なライブ活動を行う。
2005年には秋葉原での路上ライブ(300人以上を集客)を行い、この時期より「アキバ系萌えアイドル」などと称される。
2005年夏には、秋葉原で行われた「打ち水大作戦!2005」等に参加。桃井はるこプロデュースにより、「ぱふゅーむ×DJ momo-i(モモーイ)」のユニットとして、CD+DVD「アキハバラブ」をリリース。(なお、この名義での活動は、「平仮名の『ぱふゅーむ』」として「Perfume」とは全く別物とされており、メンバーからは軽く黒歴史扱いされている。)
2005年9月、徳間ジャパンからメジャーデビュー。プロデューサーは引き続きCapsuleの中田ヤスタカ。
BEE-HIVE時代のキュートなテクノポップから一転し、「近未来三部作」と呼ばれる、近未来をテーマに掲げたサイバーなビジュアルと、よりテクノ色を強めたハードなサウンドによる、コンセプチャルな三枚のシングルをリリース。
アイドルポップの枠を超えた楽曲の完成度により、これまでのアイドルファンだけでなく、テクノファンを中心に幅広い音楽ファンから支持を受ける。
2006年にBEE-HIVE時代と近未来三部作をまとめた1stアルバムをリリース、これ以降「アキバ系アイドル」に代わって「近未来型テクノポップユニット」と称されるようになる。
アルバムに続いて配信限定(のちにシングルに収録)にてリリースされた「Twinkle Snow Powdery Snow」は、Mora Winにて5日間連続チャート一位を獲得する。
2007年、バレンタインデーに限定シングルをリリース、ホワイトデーには初のライブDVDをリリース。ブックレットには「テクノポップアイドルユニット」と表記される。
7月より、NHKとAC(公共広告機構)による共同キャンペーンCMに出演。*3
8月には、アイドルとして初めてSUMMER SONICへの出演を果たす。
9月、NHK/ACのCMソング「ポリリズム」をシングルとしてリリース。初のオリコンチャートトップ10入りを果たす。(デイリー4位/ウィークリー7位)
2008年1月リリースの「Baby cruising Love/マカロニ」はデイリー2位/ウィークリー3位、そして4月リリースの2ndアルバム「GAME」は、遂にデイリー・ウィークリー共に1位を記録する。
続いてシングル「love the world」でもデイリー・ウィークリー1位を記録。これによってPerfumeは、「YMOでも成し遂げられなかったテクノポップ初のシングルチャート1位」といういささか奇妙な記録をもってJ-POP史にその足跡を残すこととなる。