2人用 短い掛け合い台本 【男1 女1 】 SFドラマ 未来の話 異世界 謎の世界観　#411 浮気と良い人間と悪い人間と直す薬

2人用 声劇台本 【 男性 1人、女性 1人 】

台詞数 ： 112
所要時間 ： 約 9分


【 短い 掛け合い台本 #411　タイトル 】

浮気と良い人間と
　悪い人間と直す薬

【 配役 】

A ： 文俊（ふみとし）　♂　（ セリフ数 49 ）
B ： 加奈子（かなこ）　♀　（ セリフ数 63 ）　ナレーション

***********

【】 ： モノローグ
〔 〕 ： ナレーション
SE ： 効果音

【 役表 】
―――――
浮気と良い人間と悪い人間と直す薬
https://zeotogen.blog.fc2.com/blog-entry-809.html

A ： ふみとし ♂ ：
B ： かなこ ♀ ：
―――――

【 ジャンル 】

SFドラマ 未来の話
異世界 謎の世界観

【 注意事項 】

事前に一度も台本
またはセリフに目を通さない
初見での上演と
ぶっつけ本番は禁止です
必ず演じる方全員が
台本チェックをしてください

台本の転載・再配布禁止です
URL で、このページに誘導してください
必ず 利用規約 を読んでから
自己責任でご使用ください

【 作品概要 】

人間選別省…… ソコで働く
文俊（ふみとし） と 加奈子（かなこ） の
ちょっと 恋路なおハナシ です☆

良かったら、バンバン
　やってみてください （｀･ω･´）ゝ☆♪

【 活用例として 】

短いですので、掛け合い台本 としてだけでなく
ゼヒ、マンガの練習用題材 や サンプルで提出する用 などの
簡単な ボイスドラマ用の原稿 等としても
バンバン、ご活用いただけたら幸いです (｀・ω・´)ゞ☆
â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡â–¡


B 〔 今日は、久しぶりに
　　　高校の同級生と
　　　飲むコトに成った 〕

*******************

B 〔 数日前のコト 〕

A 「 あれ？ 加奈子（かなこ）ちゃん？ 」

B 「 え？ 」

A 「 オレ、文俊（ふみとし）、高２のとき
　　　一緒のクラスだった 」

B 「 あっ、萩原（はぎわら）くん？ 」

A 「 そうそう、萩原（はぎわら）♪ 」

B 「 久しぶり～！ 」

A 「 まだ、この辺に住んでたんだ？ 」

B 「 うん、実家から会社に通ってる 」

A 「 今日たまたまさ、出張で
　　　こっちに来てたんだけど……
　　　加奈子（かなこ）ちゃんと
　　　逢えるとは想っていなかったな？ 」

B 「 ワタシもだよ～、ビックリｗ 」

A 「 せっかくだから、良かったら
　　　今度、飲み行かない？ 」

B 「 うん、行こう行こう♪ 」

A 「 木曜日の夜が空（あ）いているんだけど……
　　　どうかな？ 」

B 「 えっと、木曜日？ うん、いいよ！ 」

A 「 そっかァ、何年ぶりかなァ？ 」

B 「 もう……、6年？ 」

A 「 そんなになるか 」

B 「 お互い、いい歳に成っちゃったネ？ｗ 」

A 「 だねｗ
　　　こっちの方だと、大漁（たいりょう）とかでイイ？ 」

B 「 うん、居酒屋好き♪ 」

A 「 そっか、じゃ、木曜日に
　　　っと、連絡先交換してもイイかな？ 」

B 「 あ、うん、えっと、じゃあ、これで 」

SE ： ピピッ

B 「 と、送れたね？ 」

A 「 うん♪
　　　時間、19時駅前とかで
　　　待ち合わせでもイイ？ 」

B 「 うん♪ 」

A 「 そっか、じゃ、木曜日に 」

B 「 うん、楽しみにしてるネ♪ 」

A 「 おう♪ 」

*******************

B 〔 と、そんなコトがあり
　　　文俊（ふみとし）くんと飲みに
　　　行くコトに成りました♪

　　　迎（むか）えた木曜日
　　　居酒屋大漁（たいりょう）に行ったワタシ達
　　　お酒の力（ちから）もあってか
　　　すぐに打ち解けて
　　　高校生の頃に戻ったかのように
　　　一杯、おしゃべりに花を咲かせました♪ 〕

*******************

B 「 文俊（ふみとし）くん、仕事……、なにやっているの？ 」

A 「 それが…… 」

*******************

B 〔 くちごもる文俊（ふみとし）くん 〕

*******************

A 「 例の人間選別省で
　　　執行委員をやっていて…… 」

B 「 …… 」

*******************

B 〔 人間選別省……
　　　早いハナシが良い人間と
　　　悪い人間を選別し
　　　悪い人間を隔離する、という仕事

　　　世間からは非人道的な仕事として
　　　凄く忌（い）み嫌われているんです…… 〕

*******************

B 「 そっかァ…… 」

A 「 引いた？ 」

B 「 あっ、いや、えっと……
　　　う、うん、少し…… 」

A 「 だっ、だよネ？ 人間を選別するなんて…… 」

B 「 なんで、その仕事を始めたの？ 」

A 「 就活でさ、声掛けられて
　　　余りの待遇の良さに惹（ひ）かれてさ 」

B 「 そう、なんだ……
　　　出張で、こっちに来たってコトは……
　　　うちの街に悪い人が居たってコト？ 」

A 「 そっ、それについては
　　　口外（こうがい）出来ないんだ…… 」

B 「 そっか……、そう、だよネ
　　　聴いちゃって、ゴメンね？ 」

A 「 いや、イイんだ
　　　そっ、そんなコトより飲み直そうよ 」

B 「 うん 」

*******************

B 【 うちの街に悪い人が居る……
　　　そして、その人は隔離される……
　　　今のトコロ、ソレを止める
　　　権限のある省庁（しょうちょう）は無い……
　　　唯一あるのは性格変換の
　　　薬を飲むコトだけ……

　　　でも、副作用で正気を
　　　失う人も居る危険な薬

　　　正直、今のワタシには……
　　　何も出来ない…… 】

*******************

B 「 覚えてる？ 兼孝（かねたか）くんが
　　　玲子（れいこ）に告白したときのコトｗ 」

A 「 あ、うんｗ
　　　廊下でイキナリ呼び止めて
　　　告白だもんな？ 」

B 「 みんな、ビックリしてた 」

A 「 あの度胸は無いわ…… 」

SE ： プルルルル

A 「 あ、ゴメン、電話 」

B 「 うん 」

*******************

B 〔 少し、電話をしている文俊（ふみとし）くん
　　　でも……、喋（しゃべ）っていくうちに
　　　段々とあおざめた顔に…… 〕

*******************

B 「 どうしたの？ 」

A 「 とっ、とりあえず、みっ、店を出よう
　　　何処か静かなトコロへ…… 」

B 「 え？ 急にどうしたの？
　　　具合悪くなっちゃった？ 」

A 「 いや、違うんだ、その……
　　　仕事の関係で…… 」

B 「 仕事の？ こんな時間に？ 」

*******************

B 〔 とりあえず、店を出て
　　　静かな公園のベンチに
　　　腰かけたアタシ達 〕

*******************

B 「 いったい、どうしたの？
　　　何て、言われたの？ 」

A 「 その……、さっき言ったろ？ 」

B 「 うんと、なにを？ 」

A 「 人間選別省で働いているって…… 」

B 「 うん…… 」

A 「 その該当者が…… 」

B 「 ん？ 」

A 「 キミ……、だったらしいんだ…… 」

B 「 えぇっ !? アタシっ !? 」

A 「 この辺りに住んでいる人って
　　　トコロまでは計算で出ていたんだけど
　　　さっき、結果が出たって言われて…… 」

B 「 アタシ……、悪い人間なの……？ 」

A 「 ソレは……、省庁のコンピューターが
　　　弾き出した計算の結果でなんとも…… 」

B 「 どうすればイイの？ 」

A 「 う～ん、隔離されるか
　　　薬を飲むか…… 」

B 「 でも……、副作用？ 」

A 「 そう……、薬はおススメ出来ない…… 」

B 「 だとしたら、隔離…… 」

A 「 なっ、何かの間違いだよ！ こんなの！
　　　そっ、そうだ、この執行には予備段階があって
　　　執行前に、再審査を受けれるんだ！ 」

B 「 その再審査で結果が変われば
　　　隔離されないで済むの？ 」

A 「 うん、ソレに再審査を
　　　受けた人は、何が悪いのかを
　　　提示して貰（もら）えるんだ
　　　是非、審査を受けて 」

B 「 …… ソレしか方法は
　　　無いみたいネ…… 」

A 「 ゴメン、なんか
　　　こんな形に成って…… 」

B 「 いや、文俊（ふみとし）くんは
　　　悪くないよ、むしろワタシが
　　　悪い人間…… 」

*******************

B 〔 2週間後、省庁（しょうちょう）の人がやって来て
　　　再審査を受けました
　　　結果は……、と、いうと……
　　　ずばり 『 浮気性 』
　　　いっ、言われてみれば
　　　思い当たる節（ふし）が……

　　　でも、このまま隔離はイヤなので
　　　思い切って薬を飲んでみるコトにしました 〕

*******************

A 「 そっか……、浮気…… 」

B 「 そう、そういえば、アタシ
　　　何回かしてたかも…… 」

A 「 かっ、加奈子（かなこ）ちゃん
　　　そんなコトをしてたんだ？ 」

B 「 うん、実は…… 」

*******************

B 〔 そうして、薬を飲んだワタシ
　　　効果が現れるのは 1週間後
　　　そして、再審査、結果は
　　　『 浮気性 』 が治っていました

　　　晴れて、ソレで自由の身に 〕

*******************

A 「 良かった、とにかく良かった 」

B 「 うん、ありがとう
　　　ここまで来れたのは
　　　文俊（ふみとし）くんのおかげかな？ 」

A 「 そっ、そうか？ オレは
　　　特に何もやっていない気が…… 」

B 「 いや、耳を貸さない省庁（しょうちょう）に
　　　掛け合ってくれて
　　　再審査を受けさせてくれて
　　　薬も一番、安全っていう会社のヤツ
　　　貰（もら）って来てくれて 」

A 「 う、うん…… 」

B 「 どう？ 浮気性が治ったワタシと…… 」

A 「 ん？ 」

B 「 恋でも、してみる？ｗ 」

A 「 アハハハハ、そっか
　　　絶対に浮気しない人っていう
　　　保証付きか、悪いハナシじゃ無いねｗ 」

B 「 じゃ、付き合っちゃう？ｗ 」

A 「 う、うん 」

*******************

B 【 っと、そんな感じで
　　　ワタシ達は付き合い始めましたｗ

　　　軽すぎるみたいな感じがするけど
　　　薬の副作用も殆（ほとん）ど無くて
　　　意識もハッキリしている

　　　ソレに……、ココだけの秘密だけど……

　　　元々、チョット好きだったんだ？
　　　文俊（ふみとし）くんのコトｗ 】

*******************

A 「 オレなんかで良かったワケ？ 」

B 「 なにが？ 」

A 「 街で偶然、逢ったときに
　　　想ったんだ、加奈子（かなこ）ちゃん？
　　　だとしたら、ラッキーって 」

B 「 じゃあ、お互い…… 」

A 「 ぇ？ 」

B 「 両想いだったんだ 」

A 「 そうだったの？ 」

B 「 うん♪ 」

*******************

B 【 っと、そんな感じで
　　　今でも上手く付き合っています

　　　その後（ご）、完全に副作用の
　　　無い薬が開発されて
　　　悪い人間、と、いうモノが
　　　世の中から居なく成って行きました

　　　でも、コンピューターの計算対象が
　　　20歳以上の人間なので
　　　未成年の犯罪は
　　　これからまだ……

　　　続きそうです 】


　　　END

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