ファイル共有ソフトで前科者になった

shareで漫画をアップして摘発され前科者になったので、体験したことを書いてく

ファイル共有ソフトで前科者になった -その1- 〈前記〉

去年、ファイル共有ソフト「share」を使ったことで警察から著作権法違反として家宅捜索を受け摘発され、刑事罰を受けて前科者になった。
「よほど運が悪くないと摘発なんてされないよ」という意識(以前の俺)で著作物をアップしてる人への警鐘、これから先に摘発される人の参考になるかもしれんので、体験を書いてく。
自分のスペックは、30代男、事務職サラリーマン、既婚で子無し。
もう刑事事件としては終了しているが、身バレすると恥ずかしいので細かい部分を一部改変し、名前も仮名「堀内」とさせてもらう。

ファイル共有ソフトで著作物をアップするのは違法だと知っていて、定期的にアップロード者が摘発されているのも知っていたが、「国内のファイル共有ユーザーのノード数15万人」という情報も知っていて、「摘発されるのは宝くじに当たるような確率だろう。よっぽど運が悪い数人が見せしめ的に捕まってるだけだ」と高をくくっていた。
たまにニュースサイトで目にする摘発事例を見て「アニメやゲームや商用ソフトは危ないが、画像なら大丈夫だろう」と、大量のマンガデータを共有フォルダに入れていた。(実は既にマンガアップロードでの摘発事例は多数あったのだが、知らなかった。)

以前の俺の甘々な認識として、人様から批判されるのを承知で戒めとして書くと、
「○○○ちゃんねるのような画像掲示板に貼られてる絵だって違法アップロードには違いないが摘発なんてされてない。マンガ一冊丸々アップしたって同じだ」と思ってたり、
「直接に他人の持ってる金銭や財産を盗むわけではなく、有料なら買わないけど無料なら落そうという仲間同士でやりとりしてるだけで、他人の商売の邪魔をしているわけではない」
という「違法ではあるけど犯罪として扱われるほど悪質なことではない」と思っていた。
もちろんそれは大間違いだったわけだが。