冬のお不動~
正月に福島県の湧水の本を見ていたら、頭無のお不動様の水・・・というのが載っていました。山の中の小さなお堂・・という感じで独特の雰囲気です。湧水も湧き水というよりも滝の水のようですが、澄んでる感じです。この磐梯山の麓にあるお堂に行って、奥にあるという滝を見て、その水を飲んでみたい・・・と思いました。
毎月末29日にアップし始めた『鎮守の森シリーズ』には、自然崇拝である神道の神社と鎮守の森を載せたい・・・と考えていたのですが、神社仏閣に詳しくない私は、不動尊が神道か仏教かの区別がつきませんでした。ネットで「不動尊」を調べてみると、「不動明王」の尊称で、仏教の信仰対象との事です。・・つまり不動尊が祀ってある建物はお寺と言う事になるのでしょうか?・・まあ、実際は神仏混合で、両方祀ってある場所も結構あるようですし、兎も角行ってみました。・・・確かに鳥居はなかったので、神社ではないようですが、冬の厳かな雰囲気がいい味を出して気に入りました。
この道の右手の林の中にあるようです。
↓ 奥の山は磐梯山
磐梯山のほうへ坂道をずっと上ってから、右折して東側にちょっと下りました。
頭無(ずなし)不動尊のお堂
↓お堂の右手の林に入っていくと、水が流れていて不動滝があります。
↓お地蔵さんもあります。
↓頭を雪で覆われた地蔵?
眼を病む人が滝の水で眼を洗って治したと言われる。
昔は、囲炉裏で焚く火で屋内に煙が充満して眼が悪くなり易かったとのこと。
滝の周辺には、眼の病が治った人が奉納した剣が沢山立っていた。
かなり小さな滝で、落差も3mくらいな感じでした。
↑↓滝の両側に像が置いてあった。
↓左側に座っているのが不動尊であろう・・・だけれど、頭はあった・・・
大きさは、地蔵くらい(赤ん坊くらい)で小さい。
1月18日月曜日夕方撮影
20年くらい前に訪れたと言う人(母)によると、その頃は、不動滝の水は不動尊の境内を流れ、食べられる植物も豊富でもっと雰囲気があったようです。お堂の裏に、人間ぐらいの大きさの頭のない不動尊もあったとの事
その後、リゾート開発かなんかで荒らされたらしいのは残念な事ですが、現在も十分に雰囲気はありました・・。
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