ゴミは地域で処理しよう。
ゴミは自治体内で処分することが一応原則ですが、処分場はどこの地域でも嫌がられるから、郊外のあまり人の住んでない場所に作られます。臭いものには蓋をする・・と言うか、汚いものは見えないところへ・・・の発想です。首都圏のゴミが東北の北の外れのへんぴな所まで運ばれます。日本国内では済まず、中国や東南アジアの国々へまで運ばれます。ゴミのたらい回し状態もしばしば表面化します。しかしこれは、氷山の一角でしょう。
ただのゴミが、トラックや船で莫大なエネルギーを使いながら、遠くへ運ばれるのです。フード・マイレージ ならぬウエイスト・マイレイジも定義すべきでしょう。
エネルギー問題を騒いでいるうちに、捨て場の枯渇で、工業や経済活動が限界を迎え、崩壊する可能性も高いでしょう。(減速する分にはいいことですが・・)
どこのゴミ集配場でも、たかが一週間分の家族のゴミが膨大に出されています。ここにさえ置いとけば、収集車がやってきてどっか自分達から遠い所で処分してくれるから・・・
いくらでも詰め込める秘密の穴でもあるかのような錯覚を持って、ゴミ捨て場の現状からは目が背けられています。放射性核廃棄物に至っては、「再処理」という名の下に六ヶ所村に押し込められています。
ゴミの減量化を目指して、ゴミの有料化、製造業者引き取り・・など色々試みられています。どれも無効な方法ではないでしょう。
しかし、ゴミは集めて人のいない所に持って行って捨てる・・と言う発想だから、たまり過ぎました。廃棄物問題は先延ばしされて途方もなく大きくなったのです。
ゴミを大量に集めて捨てる余裕のある場所なんてないのです。
ゴミは、出来るだけ小さなコミュニティーで集めて、地域内で処分するようにするべきでしょう。そうすれば、みんなすぐにでもゴミゼロを目指し、レジ袋も食品トレイも過剰包装も化粧箱もすぐになくなって、ゴミも、土に帰る、つまり自然を循環するものにすぐにでも変わるのではないでしょうか?。
そして、放射性核廃棄物のような人間の手に負えない廃棄物は出してはいけないと言うルールも身に染みて実感するでしょう。
だからゴミは身近な地域で処理!!が基本でしょう。
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