もしかしてAdobeの時代が来るのか?
2007年03月04日 プログラミングTIPS
「もしかしてAdobeの時代が来てる?これから来る?」
最近のAdobeの動きを見ていると、これからAdobeの時代が来るのではないかという気になってきます。
数年前までのAdobe Systems(アドビ システムズ)と言えば、AcrobatReaderやPhotoshopなどの「デザイン・機能的には優れているものの動作が重く、やや扱いづらいアプリケーションを開発している会社」という印象がありました。
ところが、2005年にマクロメディアを買収して以降、流れが変わってきたように感じます。
最近のAdobeの動きを見ていると、これからAdobeの時代が来るのではないかという気になってきます。
数年前までのAdobe Systems(アドビ システムズ)と言えば、AcrobatReaderやPhotoshopなどの「デザイン・機能的には優れているものの動作が重く、やや扱いづらいアプリケーションを開発している会社」という印象がありました。
ところが、2005年にマクロメディアを買収して以降、流れが変わってきたように感じます。
上記記事にもあるように、買収当時の声としては、「競合する会社を買収し独占状態にして利益を出すのではないか」などと言われたりもしていました。
買収から1年ちょっと経った今、Adobeは全く違う方向に動いていると言えます。
その一つが、Photoshopのウェブアプリ化と無償提供です。
独占して製品を売っていくのとは、180度方向性が違います。
また、「Flex2,ActionScript3.0が優れている9の理由とAjaxとの差」にも書いたように、全てのコードを1から作り直したActionScript3.0を開発して、Flashの性能を10倍にするなど積極的な開発姿勢を取っています。
競争が減ったことにより、業界自体が停滞するのではないかという心配は杞憂に終わっています。
そして、Web技術をデスクトップにまで拡大しようと新たな環境も開発しています。 Ajax、Flash、PDF、Flex、HTML、XMLなどの技術をデスクトップに組み込むと共に、Windows、Linux、Macのクロスプラットフォームで稼働するアプリケーションを開発することができるようになります。(Apolloの日本語訳は→ants Lab. | Apollo | Flash | Apollo FAQ 日本語訳)
ローカルにもWebサービスにもアクセスでき、PDFやFlashの機能を使えるアプリケーションが次々登場することになります。
この動きは、AdobeのライバルをGoogleやMicrosoftに設定したと考えられます。
なお、ウノウの山田進太郎さん(山田についてはウノウ株式会社移転事例紹介、インタビュー参照)のところでは、
どうやらFlashが熱くなってきてるっぽい。Ajaxの波には(やや)乗り遅れたので、この波には乗ろうかなー。と書かれています。
正直、今現在「Flashが熱くなってきてる」のかどうか、日本国内ではあまり感じることはできません。
ですが、そのうち流れがやって来るかもしれません。
日本国内で稼働中のすごいFlashコンテンツと言えば以下の二つです。
Adobeでは、kulerやPhotoshopCS3を初めとするシステム・製品がAdobe Labsで開発・公開されています。
「もしかしてAdobeの時代が来てる?これから来る?」
のかどうかはわかりませんが、気付いたらいつの間にか周りがAdobe関連製品・システムだらけになっている、なんてこともありえるかもしれません。