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チベット僧の“直訴”?

「自由欲しい」と直訴 チベット寺院で若手僧侶

僧侶らが姿を見せたのは27日午前。ラサ中心部にある同寺院で、記者団が責任者から14日の暴動後の対応などを聞いていた時だった。
「うそだ。みんなうそだ」。1人の僧侶が記者らに近づき、叫んだ。「何がうそなんだ」と聞くと「みんなだ。政府の言っていることだ」と声を震わせて訴える。チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世の関与について「(暴動に)関係ないとみんな分かっている」と叫ぶ僧侶も。

http://www.47news.jp/CN/200803/CN2008032701000832.html

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080327-OYT1T00573.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080327-00000065-yom-int
どうも、香港のテレビはこれを伝えたということを含めて、なんか首を捻るニュース。
この人たちが本当に酷い状況におかれているとすれば、海外からの取材者が押し寄せているような状況で、記者の前に飛び出すことが可能なのだろうか?
この人たちが訴えている内容は、普段、中国や北朝鮮のニュースに触れている人にとっては、当然“そうだろうな”と容易に予想できる範囲の内容であり、その予想できる範囲の中でもかなり“ぬるい”部類に入ると思う。
だから、ここからは陰謀論めくのだが、これは中国政府の仕込みなのではないか。当局が付いている嘘について、リベラルを含めた世界の目が共通認識を持っている程度を見極めた上で、僧侶が突如として訴え出ることが出来る程度の監視しかしていないし、実際に起きていることも、この僧侶が訴え出た程度のことなんですよ、と暗に示したいわけです。
で、当局の建前としては、当然、この僧侶達はダライ・ラマに操られた人達で嘘を言っている、ということにしておく、と。
……いや、まあ、陰謀論なので、あんまり真面目に受け止めないように。