日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

酒の日その1

いつまでも高原をうろうろしていてもなんなので、山を下りて、国道20号を南下、サントリーの白州蒸留所に向かう。13年前に来たことがあるのだが、何しろそのときは酒が飲めなかったのだ。今度は飲めるのだ。

連休中でなかなか混雑していたが、バスに乗りながらの見学コースで、仕込→発酵→蒸留→貯蔵と一通り見せてもらう。古くなった樽を火で炙って再生するところもあったが、きちんと職人さんが仕事しているのだが一種の見世物としても十分に成立していて、さすが工場見学の草分け、年季の入りが違うと感心。
見学後はお楽しみ試飲タイム。新しく出た北杜12年と、白州12年をハーフロックで飲ませてくれた。おつまみもくれるし、立派なグラスに入って立派な氷も入っているし、試飲のわりにえらくちゃんとしている。最近は焼酎にも押されて、ウイスキーの売り上げは相当低迷しているらしいので、サントリーも頑張っているのだろう。
さらに、試飲後、別室のバー「BAR白州」というのがあって、こっちは有料なのだが非常に安い。白州限定のシングルモルト100円と、樽出原酒12年300円と、響17年500円をロックで作ってもらってみんなで飲み比べ。樽出原酒が、甘みが強くて香も芳醇で美味い(食べ物には合わせにくいかもしれないが)。他にも、響30年は2000円とか、シングルモルトのヴィンテージが25年前から揃っていたりとか、サントリーで扱っている輸入ウイスキーとか、全部格安で飲めるようになっていて、お好きな方にはたまらない状態だった。
あと、ウイスキー博物館は、鳥井信治郎、佐治敬三、開高健、山口瞳、柳原良平と極私的萌えキーワード満載でとてもいい。国産ウイスキーに燃えるこのポスターも素敵。

お土産に限定品のシングルモルトを購入。