JSTQB Test Automation Engineerを受けてきました。

はじめに

先日、JSTQB Test Automation Engineer、略してJSTQB TAEを受けてきました。

この内容についてブログを書いてほしいという要望が海の仲間からありました。

テスト界隈の派閥については以下を参照してください。

yy-world.hatenadiary.com

ですので、海の仲間に向けて、そしてTAEについて知りたい人に向けて受験記録とお気持ちを表明します。

受験について

JSTQBはじめてのCBT登録

JSTQB試験について、今まで私はPBTしか受けたことなかったので、初めてのCBTとなりました。

受験登録自体は簡単で、専用のサイトから受験登録を行うことで実施できました。

当日は梅田のテストセンターに行きまして、手軽な受験準備を行って試験を開始しました。

さまざまな受験を同じ会場で受けることができますが、同じ受験会場にJSTQB FLを受ける人がいました。

その人がずっとハンケツ出していたことが心に残っています。

試験内容

試験の難易度としては高くないです。シラバスが頭に入っていたら解けるような問題でした。

一方で、シラバスでしか使わない略語が大量に記載されているので、シラバスをきちんと読んでいない人は試験を受けるのは苦痛だと思います。

他のJSTQB試験と同様ですが、問題文を読むことが大変重要になるので、文章を読む練習はしておいたほうがいいと思います。

試験について

最終的な合格率は60パーセントを超えているので、ALレベルとしてはかなり簡単な試験なんだったと思います。

もちろん私も受かってます。

本記事の執筆時にはTAEの新シラバスも発行されており、今後試験があるとしたらそちらベースの試験が再開されると思っています。

なので、この簡単な傾向が今後も続くかはわかりません。

JSTQB TAEの勉強方法

TAEの勉強については結構前から実施していました。

前々職ではテスト自動化の研修を受けていてそこでも勉強していましたし、早い段階から試験問題の翻訳&模擬試験を実施していました。

また、TAE独特の概念であるgTAAについて、JaSST nanoやzennを通じて言語化する機会があったことも大きいです。

JSTQB試験全般に言えることですが、ISTQBが提供している試験問題をやっておくことは役に立ちます。

テスト自動化エンジニアとしての私

私は認定されたテスト自動化エンジニアになったわけですが、一日中自動テストコードを書いていたら満足するタイプの人間ではありません。(ただ、コーディングは好きです)

むしろ、自動テストをどうマネジメントするか、どう運用していくかの方に関心があるタイプです。

「テスト自動化エンジニア」とはコーディングガリガリする人というイメージがあって私を雇うことがあると、少しギャップがあるかもしれません。実際にそのような経験を長期間やったことはないです。

テスト自動化という技術要素について

テスト自動化技術は、今となっては当然の技術ではないかと私は考えています。

採用面接では必ず自動化の経験が聞かれますし、そのニーズが高いことも事実です。

ただ、テスト自動化の技術が、例えばスクリプティングの技法やテスト自動化アーキテクチャについて認知・理解がされているという状態になるにはまだ先のように感じます。

なので今後もテスト自動化エンジニアとして少なくともあまり意味のないテストスクリプトを量産しないように、気をつけていきたいと思います。