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コードバン靴の正しい手入れ方法|長持ちさせるコツとNG行為

 

革靴好きなら一度は憧れる「コードバン」。その独特な光沢と独特の風合いは、他の革にはない魅力を持っています。

しかし、コードバンはデリケートな素材でもあり、適切な手入れをしないとシミやヒビ割れの原因になってしまいます。今回は、コードバン靴を長く愛用するための正しいお手入れ方法を詳しく解説します。  

 

 

コードバンの特徴と注意点  

コードバンは、馬のお尻部分から採れる希少な革で、繊維が非常に緻密で強度が高いのが特徴です。表面はガラスのように滑らかで、美しい光沢を持っています。しかし、以下のような点に注意が必要です。  

水に弱い 水に濡れるとシミや膨らみが発生しやすい。  
折り目が付きやすい 履きジワが深くなりやすく、放置すると割れることも。  
オイルを吸いやすい 過剰なクリームやオイルは逆効果になることもある。  

コードバンの特性を理解した上で、適切な手入れを行うことが大切です。

手入れを行わないと、しわや毛羽立ちが目立つようになります。

 

コードバン靴の基本的な手入れ手順  

① ホコリを落とす(毎回のお手入れ)

使用後は柔らかい馬毛ブラシで軽くブラッシングし、ホコリや汚れを落とします。コードバンは毛穴が少ないため、汚れが蓄積しやすいので、こまめなブラッシングが重要です。  

乾拭きで表面を整える

コードバンは、ブラッシングだけではツヤが落ち着かない場合があります。乾いた柔らかい布で軽く拭くと、自然な光沢が蘇ります。  

③ クリームで栄養補給(1〜2か月に1回)

コードバン専用のクリーム(または無色の乳化性クリーム)を米粒1〜2粒分程度、布にとって薄く塗ります。塗りすぎるとベタついたり、ムラになるので注意。  

④ ブラッシングで馴染ませる

クリームを塗ったら、豚毛ブラシで優しくブラッシングして革に馴染ませます。コードバンはクリームが浸透しにくいので、ブラシで薄く伸ばすのがポイントです。  

⑤ 乾拭き&ポリッシング(仕上げ)

最後に、柔らかい布で乾拭きをして余分なクリームを取り除きます。さらにツヤを出したい場合は、グローブクロスやストッキングを使って磨くと、美しい光沢が引き立ちます。  



コードバン靴のトラブル対処法  

・水シミができた場合

乾いた布で軽く押さえ、自然乾燥させます。シミが目立つ場合は、固く絞った布で全体を均等に湿らせてから乾かすと、目立ちにくくなります。  

・履きジワが深くなった場合

シワ部分にコードバン専用クリームを少量塗り込み、馬毛ブラシで優しく磨きます。場合によっては、シューキーパーを入れて形を整えるのも有効です。  

・ツヤがなくなってきた場合

コードバンクリームを薄く塗った後、乾拭きやポリッシングを行いましょう。過度なクリームの使用は逆効果なので注意。  

 

コードバン靴を長く愛用するために  

雨の日は履かない 水分はコードバンの大敵。天候を選んで履くことが重要。  
シューキーパーを使う 型崩れや履きジワを防ぐために、木製のシューキーパーを使用する。  
定期的に休ませる 毎日履くと劣化が早まるので、ローテーションを組んで休ませる。

まとめ 

コードバンは手間のかかる革ですが、丁寧に手入れをすれば、何年も美しい状態を保つことができます。ぜひ、正しいお手入れを習慣にして、長く愛用してください!