ConoHaは2年間使わないとアカウントを消される

これはKMC Advent Calender 2024の19日目の記事です。

TL;DR

ConoHaは2年間使わないとアカウントを消されます。

発覚した経緯

株主優待の申し込みが失敗した

私はいつもGMOインターネットグループの株主優待でConoHaの利用料割引を申し込んでいます。

ir.gmo.jp

今期も同様の申し込みをしたところ、申込失敗を示す下記のメールが届きました。

この度は、2024年下期弊社株主優待 グループサービス利用料「ConoHa」を
ご利用いただきまして誠にありがとうございました。

2024年XX月XX日にご申請いただきましたグループサービス利用料「ConoHa」を
確認させていただきました結果、大変恐縮ではございますが
【申請お取消し】となりましたのでご連絡申し上げます。

以下に【申請お取消し理由及び再申請のお願い】を記載しておりますので
必ず最後までご確認いただけますようお願いいたします。

【申請お取消し理由及び再申請のお願い】
2024年XX月XX日に優待申請をいただきましたが、下記サービスとの照合確認を
行った結果、ConoHaのご契約情報が確認できませんでした。

サービス名.........:ConoHa
ConoHaアカウント.................:XXXXXXXXX

大変恐れ入りますが、優待申請適用は本契約(有料プラン)で
ご利用いただいていることを条件としており、無料プラン、お試しプラン等を
ご利用の場合やConoHaアカウントが確認不可な状態である場合、
優待は適用対象外となります。ご理解いただけますようお願い申し上げます。

契約していますが???
これがいわゆる「何もしていないのに壊れた」ってやつですか?

ログインできるか確かめてみた

契約情報が確認できないわけがないと思い、念のためConoHaにログインしてみたところ、下記のメッセージが表示されました。

予期せぬエラーが発生しました。恐れ入りますが、もう一度お試しください。

認証サーバーの不具合かと思い、日を改めて試しても同様の結果に。

パスワードを間違えた可能性を疑い、パスワードの再設定をしようとしたところ、またも下記のメッセージが表示されました。

予期せぬエラーが発生しました。恐れ入りますが、もう一度お試しください。

再設定に必要なメールアドレスは間違っていないのは確実なので、何かがおかしい。
が、何もわからずお手上げに。

メールで問い合わせしてみた

手詰まりになったのでサポートに問い合わせた結果、下記の回答が得られました。

お寄せいただいたConoHaアカウントを確認致しましたところ、 すでに削除されている状況でございました。

ConoHaアカウントの有効期間につきまして、最後にサービス のご利用が無くなってから2年間経過したアカウントは自動的 に削除となります。

再度ConoHaのご利用をご希望の場合は、お手数ですが改めて アカウントのご登録をしていただきますようお願い致します。

何卒よろしくお願い致します。

まじか…。
「何もしていないから壊れた」ということですか、そうですか。

再登録

前回使っていたメールアドレスで新規登録をしたところ、正常に登録できました。

おわりに

予告なくアカウントを消されていて驚きました。
ググっても情報が見つからなかったので、この記事が誰かの役に立てば幸いです。
なぜこのような運用になっているのか知っている人がいたら教えてください。

追記

www.conoha.jp

(12) 退会手続の完了または会員が本サービスの全部を利用しなくなってから一定期間経過後に会員資格が無効となります。

たぶんこれだ。

ISUCON14に参加した(11,941点 107位)

これはKMC Advent Calender 2024の16日目の記事です。

ISUCON14の予選に参加しました。

ISUCONとは

いい感じにスピードアップコンテスト。 webサービスが与えられるので頑張って高速化します。

isucon.net

チーム

ISUCON8から同じチーム。 なぜかISUCON12からチーム名が変わった。

  • チーム: あとで名前を考える
  • チームメイト: @_primenumber @nonamea774

役割分担は、@_primenumberがDBを、私がモニタリングやconfigファイルを主に担当し、アプリは二人で見る形でした。

成績

11,941点で107位でした。

レポジトリ

github.com

今回もGoで。
最近はWSL2やGitHub CLIといったツールが使えるので、Windows環境でも躓かずにできるようになってきた気がします。

やったこと

モニタリングツールの導入

alp, percona-toolkit, netdata あたりをMakefileに仕込んでおいたコマンド経由で導入します。
pprofも入れたけど結局使いませんでした…

MySQLの設定

slow-query log を出力しました。

nginxの設定

アクセスログの出力形式を変更しました。
gzipを有効化しました。
静的ファイルをnginxから配信するようにしました。

gzipを有効化したら、なぜかfailするようになったのでやむなくrevertしました…

アプリ側の改善

効果があったもの

chairPostCoordinate で作成時刻をアプリ側で生成するようにしました。
DB側で作成して、それをクエリで取得していたのをやめました。
1000ptくらい効果があった(はず)。

chairGetNotificationのRetryを1000msにしました。
これも1000ptくらい効果があった(はず)。

効果があまりなかったもの

select * をやめて必要なフィールドだけ取得するようにしました。
ISUCONの定石だと思っていましたが、ほぼ効果を感じられませんでした。

ULIDを使いまわしするようにしました。
chair_locations とride_statuses のID用にそれぞれULIDを作成していましたが、同じULIDを使いまわすようにしました。 この程度ではスコア改善には寄与しないようです。

appGetNotificationのRetryも1000msにしました。
chairGetNotificationと同じくらいの効果を期待していましたが、誤差程度しか変わりませんでした。

感想

よかったこと

事前の素振りでMakefileを改良しておいたこと。

今年転職してWeb開発をするようになったので、やっている処理のイメージがつきやすくなったこと。

反省点

Makefileの改良が不完全だったので、競技開始後に修正する羽目になりました。
より本番に近いユースケースを想定して素振りしておくべきでした。

シナリオを気にした改善ができていなかった。 最近のISUCONはシナリオ観点での改善が大きく寄与する傾向がある印象があります。

// MEMO: 一旦最も待たせているリクエストに適当な空いている椅子マッチさせる実装とする。おそらくもっといい方法があるはず… という誘導があることには気づけていました。
それだけに、ここに手を付けなかったことが悔やまれます。

複数台構成にできませんでした。
事前に素振りしておくべきでした。

おわりに

コンテスト中、何もすることがない状態にならず、常に何かしら手を動かせるようになりました。
この1年の大きな成長です。

来年も出場枠獲得競争を勝ち抜いて頑張りたいです。

ISUCON10予選に参加した

IISUCON10の予選に参加しました。

ISUCONとは

いい感じスピードアップコンテスト。 webサービスが与えられるので頑張って高速化します。 詳しくは公式サイトを読んでください。

isucon.net

今年のテーマはSUUMO風サイト。

チーム

ISUCON8,9参加時と同じチーム。

  • チーム: :羽付きのお札:
  • チームメイト: @_primenumber @nonamea774

役割分担は、@nonamea774がインフラ担当、@_primenumberがアプリを見る担当でした。

会場

今回は2拠点体制だったので、 競技時間中はSlackのプライベートチャンネルと通話機能で情報共有を行いました。

レポジトリ

今回からgoを使いました。

github.com

gitレポジトリは各自の手元マシンのみに持っていました。

Makefile にデプロイ用コマンドを記述し、 'make deploy-zenbu' で本番サーバに適用する、という運用をしていました。 scpでファイルコピー、sshで本番サーバ上のコマンド実行をする温かみのある運用です。

やったこと

GitHubのコミット記録から書き起こしました。 なお、コンテスト時間は12:20~21:00でした。

12:00~

17:00~

  • SQLにインデックス追加
  • color, kindの種類が固定なのでSQLã‚’intで保持する(searchの高速化目的)

19:00~

  • searchで扉の大きさでselectする条件の改善 commit

やれなかったこと/思いつかなかったこと

  • 複数台構成にする
  • DBã‚’chairとestateで分けて2台構成にする(JOINしていないので分けて問題ない。これがクリティカルに効くらしい)
  • goのLoggerをとめる

結果

最終1195点(最高点1401点)で予選落ちでした。

感想

  • /etc以下のファイル管理、ansibleでデプロイ、makefileでデプロイ、etckeeperで管理等いろいろやり方があるらしい(感想戦より)
  • user_agentはnginxで弾けるんだなあ
  • 今回の問題はどこを改善していいのかよくわからない…とずっと言っていた
  • 何も変更していないのにベンチマークが通ったり通らなかったりして困惑(csv入稿が遅かった)
  • チームメンバーの二人には何から何までお世話になりました。今年もありがとうございました。
  • 運営の皆様、ありがとうございました。

阪急の定期券はsmart icoca 不可

2019年3月1日から阪急でicoca定期券が買えるようになりました。 公式サイトには一切記述がありませんが、smart icoca は不可のようです。

www.hankyu.co.jp

FANJ Premium Live 2019

2019/04/07(日) 16:30-19:30に 京都FANJというライブホールで行われたフェス形式のイベントに行ってきました。 キャパは650人らしい。

イベント概要

fanjpremiumlive.jp

出演
鈴木このみ / TRUE / Machico / Mia REGINA / 山崎はるか

感想

良かった点

開幕に「真理の鏡、剣乃ように」MV フルが流されたのがよかった。 好きな曲(例: My Sweet Maiden)が聴けて良かった。 TRUEさんの歌声が力強くてよかった。 箱が小さい分、肉眼でもアーティストが豆粒にならずに見えました。

いまいちだった点

…というのは半分嘘で、実際は前方の客の頭と手であまり見えませんでした。 フラットな会場はここがつらい。 オールスタンディングなので足が疲れる&ステージが見える場所の確保が大変。 客の元気が良すぎた(オブラートに包んだ婉曲表現)

総評

聴きたかったアーティスト、曲がたくさん聴けて良かった。 会場は、個人的には傾斜のある、座席指定のほうが好きです。 姉妹イベントの京 Premium Liveはどうなんだろう…?

セットリスト

OP

  1. 真理の鏡、剣乃ように MV

山崎はるか

  1. ゼンゼントモダチ
  2. 金曜日のBambi
  3. 黎鳴-reimei-(黒崎真音カバー)
  4. 善き少女のためのパヴァーヌ
  5. 僕ら、駆け行く空へ

Mia REGINA

  1. 蝶結びアミュレット
  2. My Sweet Maiden
  3. ピンヒール・ムーン
  4. 純正エロティック
  5. THAT'S A FACT! ~千里の道も一歩から~

Machico

  1. コレカラ
  2. STAND UP!
  3. 甲賀忍法帖
  4. 紅花火
  5. TOMORROW

鈴木このみ

  1. 世界は疵を抱きしめる
  2. アルカテイル
  3. 真理の鏡、剣乃ように
  4. 蒼の彼方
  5. Redo
  6. Love is MY RAIL

TRUE

  1. BUTTERFLY EFFECTOR
  2. Another colony
  3. 僕の中の君へ
  4. Blast!
  5. サウンドスケープ

ISUCON8予選に参加した

IISUCON8の予選に参加しました。

ISUCONとは

いい感じスピードアップコンテスト。 webサービスが与えられるので頑張って高速化します。 詳しくは公式サイトを読んでください。

isucon.net

今回のテーマはチケット予約サイト。

チーム

役割分担は、@nonamea774がインフラ担当、@_primenumberがアプリを見る担当でした。

会場

今回は株式会社ミクシィ様に会場を提供していただきました。 快適インターネット回線はもちろんのこと、モニター1台の貸与もあり、快適に作業が出来ました。 ありがとうございます。

mixi.connpass.com

今回はメンバーの1人がリモート参加だったので、競技時間中はSlackのプライベートチャンネルと通話機能で情報共有を行いました。

レポジトリ

rubyを使いました。

github.com

やったこと

(前日まで)

  • 変更をmitamaeでデプロイするようにする
  • netdataå°Žå…¥
  • ssh公開鍵登録
  • mysqldump用スクリプト設置
  • nginx用設定

(当日)

  • インスタンス情報をmitamae、sshconfigに設定
  • netdata用のポートフォワードを設定
  • h2oをやめてnginxを使う
  • pumaをやめてunicornを使う
    メモリをバカ食いしている問題の解決を目指したが、特に効果なし
  • app2台、db1台構成にする
  • sigdumpを入れようとして失敗する
  • nginxでstatic配信
  • get_eventのN+1を解消
    ここで5000点くらい
  • get_eventsのN+1を解消
  • なぜかget_eventで使うデータにnilが混入したので対処
  • get_eventsのトランザクション処理をなくす
    1万点くらい
  • 有効打がなくなる
  • 終了1時間前の再起動テスト
  • 終了20分前の得点ガチャ

結果

59位 17022点でした。

感想

  • 予選の案内メールの文面から何となく感じていた通り、今回の予選も複数台構成でした。
    今回ここではまることはなかったように感じます。
  • メモリが常に逼迫していましたが、最後まで原因を特定することが出来なかったのが悔しいです。
  • ベンチマークはほぼ待ち時間なしで投げることが出来たので非常に快適でした。
  • あまりチームに貢献できなかった気がするので、もっと素振りをして来年リベンジしたいです。
  • チームメンバーの二人には何から何までお世話になりました。ありがとうございました。
  • 運営の皆様、楽しい(悔しい)時間をありがとうございました。

ブログ2周年

当ブログが2周年を迎えました。ぱちぱち。

書いた記事

1周年の記念記事はこちら。

yu3mars.hatenablog.com

1年間で最もアクセスされた記事はこちら。

yu3mars.hatenablog.com

2番目にアクセスが多い記事はこちら。 C#競技プログラミングをする人が読んでくれているのでしょうか……?

yu3mars.hatenablog.com

3番目にアクセスが多い記事はこちら。
「c# クラス 値 比較」でググると出てくるんですね。もっと検索の下のほうに埋もれていると思っていました。

yu3mars.hatenablog.com

以上、全部1年以上前の記事でした!

今後の抱負

この1年はあまり記事を書けませんでした……。
細かいtipsのような記事でもok、という気持ちで、もう少しアウトプットできるように精進していきたいです。