さまざまな要因が影響し、国内出生数が減少し続けている現代の日本。しかしそのいっぽうで、若いうちから「妊活」に励む人も増えているようなんです。
ロート製薬が全国の10~60代の男女2万4992人を対象に行った調査「妊活白書2019」によると、20代後半の3人に1人が妊活を始めていると回答。
なんと、およそ3割が取り組んでいるということがわかりました。
【世代によって差がある!?】
「妊活白書2019」の調査において、妊活をスタートした平均年齢は「32.1才」。具体的には、「適度な運動」「カラダを冷やさない」など、将来子供を授かるために、日常生活の中でできることから取り組んでいる人が多いようです。
中でも25~29才の若い世代に注目すると、28.6%が妊活を始めていると回答。前回の調査と比較すると5.2%上昇しており、妊活の早期化が見てとれます。
ところが35才以上の男女のうち、20代から妊活に取り組んできた人は1割にも満たず、年齢が上がるほど妊活開始年齢が遅いことが明らかに。
私も35才以上ですが、たしかに20代の頃に周囲から「妊活している」という声を聞くことはなかったです。
【30代に話を聞いてみた】
参考までに、現在30才の Pouch 編集部メンバーに話を聞いてみたところ、
「私の周りは20代半ばで不妊がわかって治療している子が結構多く、その影響で検査している子も多かったです。独身の子も例外じゃなかったので、この結果には納得」
とのこと。やはり10〜15年前と比べると、若い世代の妊活に対する意識が高いんですね。
【妊娠・出産は奇跡のようなこと】
体調を整える習慣を始めたり、出産を考えたら検査したりするなど、積極的に取り組んでいる若い世代が増えていることがわかる調査結果でした。
こうした妊活が若い世代に浸透しているのは、SNSの普及などを通し「妊娠や出産は簡単じゃない、奇跡のようなことなんだ」と、知ることができるようになった今の時代だからこそかもしれません。
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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