夏休み最初の週末、人ごみが極度に苦手な井上(筆者)が1日を過ごしたのは、東京・立川市。
はい、「聖☆おにいさん」「ハカイジュウ」など、これまで数々の漫画の舞台になってきた、あの立川市でございます。そこにある「立川まんがぱーく」は、漫画好きならばぜひ訪れておきたい場所。なんてったって、入館料400円を払うだけで、朝から晩まで漫画3万8千冊が読み放題なんですもん!!
そんな「立川まんがぱーく」の魅力を余すことなくお届けいたします!!!
立川駅南口から徒歩10分ほど。「子ども未来センター」の2階に「立川まんがぱーく」はあります。入館料の400円は、靴を入れるロッカーの料金として最初に支払います。はい、あとはもう閉館時間まで漫画読み放題です!!
●ポイント1 【どこで読むかはあなた次第】
木と畳の空間には静かにショパンが流れ、その面積は約700平米と非常に広いです。漫画喫茶というと、一般的に暗くて閉塞的な個室であることが多いですが、ここでは自分の好きなところで漫画を読めるのが最大のポイント。陽当たりの良いベンチに腰掛けたり、ゴロリと畳に寝転がって読んでもOK。また、押入れのような半個室は1畳ほどの小さな空間ですが、ちょっとした隠れ家気分を味わえます。外には中庭を見渡せる開放的なテラス席があるので、ここで風を受けながら読むのもおすすめ。
●ポイント2 【漫画の充実度高し】
現在の保有漫画数は約3万8千冊。新刊も漫画も発売後1ヶ月くらいで読めるそうです。(筆者的に)懐かしの少女漫画から手塚治作品まで、とにかくありとあらゆる漫画が揃っているので、老若男女誰が来ても思わず手に取りたくなる1冊があるはず。実際、「みんなで来て、各自好きな漫画を楽しむ」という家族連れの方もいました。
書店などと違い、こちらでは出版社や作者順ではなく「ジャンル別」に漫画を並べてあります。例えば「華麗なる食卓」なら【食・料理】の棚に、「N’sあおい」なら【生活・育児・健康】の棚、といった感じ。これ、分かりやすい!! といっても「読みたい漫画がどの棚にあるか分からない!!」という方もいるでしょう。しかしご安心を。タッチパネルでお目当ての漫画の場所を探せます。また、リクエストも受け付けているそう。
(※井上お気に入りの漫画「進撃の巨人」。もしや【食・料理】ジャンルにあるかなーと思ったのですが、どうやら違うみたい)
●ポイント3 【飲食物もあり】
夢中になって漫画を読んでたら、なんだか小腹が空いたなぁ……というときにも安心。ホットケーキ100円、タコ焼き160円、チキンカレー(小)230円など、食事メニューも充実しています。ここで購入したものはエリア内のどこで食べてもOKというのは嬉しい!!
【立川×漫画】
最後に、「立川まんがぱーく」完成までの経緯をちょこっとご紹介。
同施設を管理・運営する株式会社合人社計画研究所の福士真人氏によると、2010年、立川市庁舎が北口に移転したことで南側の人通りが減少。そこで、南口エリアの活気を取り戻すため、立川市から指定管理者として選任された同社グループが、立川という土地の特性を生かして提案したテーマが「漫画」。その後、旧市庁舎の大幅改修を経て2012年、「立川まんがぱーく」が誕生したのだそう。
実際に行ってみて、同施設は漫画の文化的価値を高める空間であるだけなく、老若男女に癒しを提供する素晴らしい場所でもあると感じました。要は、天国ってことです。漫画好きのあなたはこの夏ゴロゴロしに行ってみてはいかがでしょう。おっと、入館料の400円をお忘れなきよう。
取材協力:立川まんがぱーく
【開館時間】月曜〜金曜:午前10時〜午後7時/土曜・日曜・祝日:午前10時〜午後8時(8月31日までは営業時間を1時間延長)
【入館料】大人(15歳以上):400円/小人(小・中学生):200円
取材・撮影・執筆=井上こん(c)Pouch
▼2年前にできたばかりでとってもきれいな施設
▼受付でお金を払う……のではなく、その横の
▼靴ロッカーで入館料400円を払います
▼混み具合も分かっちゃう
▼中はこーんな感じ!! 畳の上ならどこに座ってもOKという自由さ!!
▼もちろん寝転んでもOK
▼ん? ここは何でしょう。まわり込んでみると……
▼なるほど! こんな感じの半個室がいくつもあります(撮影了解済み)
▼ちょっと秘密基地みたいでワクワクする
▼奥にはこんな要塞のようなエリアも!! 遊び心が素敵☆
▼ご家族で来てる方もちらほら
▼ママに嬉しい授乳室も完備
▼漫画を読む以外のこともできるみたい
▼中庭が見渡せるテラス席
▼井上も思わず時間を忘れて極楽漫画タイム……
▼気になった方は
▼いざ立川へ
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