苔の森の小屋へ ~白駒池・にゅう 1日目その4
山小屋泊りがしたく、1泊2日で向かう北八ヶ岳の白駒池・にゅう。
ここまでの経緯はコチラ↓
苔の森の小屋へ ~白駒池・にゅう プロローグ
苔の森の小屋へ ~白駒池・にゅう 1日目その1
苔の森の小屋へ ~白駒池・にゅう 1日目その2
苔の森の小屋へ ~白駒池・にゅう 1日目その3
再び白駒荘に戻り、ようやくチェックインすることに(14:31)
1922(大正11)年創業の老舗山小屋で、今年で102年で、営業小屋としては白馬山荘(1907年)、槍沢ロッジ(1917年)、常念小屋(1917年)、燕山荘(1921年)に続く。
旧新館は2017(平成29)年12月31日に発生した火災で全焼。しばらく創業時からの本館のみの営業だったが、2018年10月に現在の新館が完成し、営業が復活した。
今回の予約は、その新館広間(相部屋)での1泊2食。
公式HPの予約サイト(TopRank)からの申込となり、本館広間(相部屋)(11,500円~)の方が1,000円安かったが、新館(12,500円~)をチョイス。
なおダイナミック・プライシング(変動料金制)を導入しており、紅葉シーズン中の週末なので、通常より+1,000円の13,500円を支払う。
予約時のデータがプリントアウトされているので、宿帳の記入は不要。
案内されたのは、2階のりんどうの間。
向かって右が女性専用(4名)、左が男性専用(4名)で、中央部(4名)を入れて定員12名。
先客が1名(右端)いるようで、左端をチョイス。
ゆったりとした造りで、1人当たりのスペースは約1.5畳。窓際には広めのザック置場があり、壁側には衣服掛やコンセントも設置されている。
また火災対策としてスプリンクラーも設置されていた。
2人で1つの布団だった時代から比べると、快適さは雲泥の差。
この日は計4人(のちに1人キャンセル)だった。
荷ほどき後、まずはお風呂へ。
やはり混浴じゃないんだ、残念(笑)
入浴可能時間は15時~20時。
一度に最大4名までで、先客の人数を確認。また排水処理のため、シャンプーや石鹸は使用不可。
先客はおらず、一番風呂。
更衣室もキレイ。
浴室内は一般的な家庭用風呂の2.5倍ぐらいの広さ。
ちょうど良い湯加減で、いいお湯でした。
入浴後は改めて館内を散策。
入口の売店コーナーでは、オリジナルTシャツやグッズなどが多数販売。
手作りのフェルト製キーホルダー。
山ガール?雪女?
ドリンク類の冷蔵庫。
缶ビール500ml(750円)、350ml(650円)、PETドリンク(300円)、PET水(250円)と、山小屋としては良心的価格。
食堂兼談話室の1階広間。
カウンター越しに厨房が丸見えのオープンキッチンタイプ。
大きな窓で切り抜かれた紅葉の白駒池のレイクビューは、さながら絵画のよう。
LINCAR(リンカル)社製の木質ペレットストーブの暖炉。
木質ペレットは、主に間伐材やおが屑などの木材廃棄物を粉々に砕いて乾燥し、圧縮成形したエシカルな燃料。
メニューに書かれたイラストとありがっさまえ。
帰宅後、ネットで調べてみたら”ありがっさまえ”は全然HITしなかったが、イラストから想像するにおそらく”ありがとうございます”の意の方言のようだ。
余談だが検索していると奄美群島の方言に、同じく”ありがとうございます”を意味する”ありがっさまりょうた”というのがあったが、遠く離れた2つの地域でこの似たような方言、なにか因果関係があるのだろうか?
私見だが、奄美・中信のどちらも旧石器・縄文文化の遺跡があり、黒曜石の石器も多数発見されており、柳田國男氏が執筆した「海上の道」の海上交易や原日本人南方渡来説が関係しているのかも。
Wi-Fiが導入されており、利用しようと思ったら使用不能(-_-;)
4Gもドコモ・AUとも圏外で、ネットは全く使えなかった(涙)
受付時に渡された夕食時のドリンク注文伝票。
地酒を始め、焼酎、ワイン、生ビールと豊富なラインアップ。
夕食(17:30~)までまだ1時間以上あるので、ビールで1人宴会。
お酒を飲むのは、実に先月の五竜山荘以来。
外のベンチには、日帰り客と思しきハイカーたち。
日帰りハイカーがいなくなって程なく、ガスが出てきた(16:19)
やはり明日は登山指数Cなのか…
定刻5分前に、夕食の準備ができましたと案内される。
見てください! この豪華な夕食。
オレンジクイーン、紫奏子など珍しいお野菜の牛肉のお鍋
オレンジクイーンは結球内部が鮮やかなオレンジ色、紫奏子(むらさきそうし)はパープル白菜とも呼ばれるどちらも白菜で、他に金時草(きんじそう)やマイタケ、エノキダケなどが、奉書紙鍋に入っている。
スライスされた大きな牛肉もたっぷり。
他のメニューも多彩で、まさにオーベルジュ。
・彩りの自家製お野菜たっぷりサラダ
・季節の野菜ソースがかかったチキンステーキ、
彩り鮮やかな紅心大根、黄色いビーツと一緒に
・季節のお野菜、山菜の小鉢5種
・季節のデザート(食用ほおずき)
これだけでも十分お酒のアテになる。
頼んだお酒は、神渡(みわたり)上辛口(750円)
岡谷市の酒蔵、株式会社豊島屋の地酒で、諏訪湖の御神渡(おみわたり)から命名。
本醸造酒ながら柔らかな香りとすっきりとした飲み口で、キレのある味わいはまさに、淡麗辛口(日本酒度+6.0、酸度1.2)
今回は冷や(常温)での提供だったが、燗酒の方が美味しいかも。
夕食の箸袋は、京野菜のナスのつぶやき。
かっこわるいことを多く経験した人ほど かっこいい人になるんだよ 天晴
それじゃ、私もかっこいい人になれるのかな?(笑)
ご飯はセルフ方式で、にゅう(おっ●い)盛にしました(笑)
野菜が煮えたのを見計らって、牛肉を投入。
お肉は柔らかく、ポン酢で美味しくいただきました。
お腹が膨れたのと、睡眠不足のせいか、19時前には寝落ちしてしまったzzz
苔の森の小屋へ ~白駒池・にゅう 2日目 につづく…
やっぱり、山っていいね!
にゅう(2352m)・中山(2496m)・白駒池周回
累積標高差(1日目) ↑525m ↓507m
行動時間(1日目) 6時間38分、うち休憩時間 1時間5分
出会った人 80人ぐらい 出会った動物 なし
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