- the brilliant green #ブリグリ布教活動
- アーティスト: the brilliant green
- 出版社/メーカー: DefSTAR RECORDS
- 発売日: 2007/08/22
- メディア: CD
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4年半もの長期休止を経て、ようやくリリースされたのがこの曲『Stand by me』。
公開されたとき、メディアや本人たちはこの曲をthe brilliant greenらしいと表したが、私はそうは思わなかった。
私の中のthe brilliant greenのイメージはもっとギョリギョリ、ザラザラとしたサウンドだからである。
レビュー
変わったところ、変わらないところ
サウンドはかなり変化したと思う。言うなれば5thアルバム『BLACKOUT』寄りになった。つまったようなデッドで、帯域の狭いサウンドである。しかしながら、ベスト盤『complete single collection '97-'08』ではあれだけいいミックス&マスタリングをしてきたのだから、これは意図的なのだろうか。
変わらないこともある。生楽器を使っているところは以前と変わらない安心できるブリグリのポリシーである。録りもおそらくアナログなのだろう。
調性
キーはニ長調。といっても平行調のロ短調とどっちにすべきかかなり悩んだ。Iの和音であるDがサビの終わりまで出てこないことが今も頭を悩ませるが、根拠はBメロ以降Bmに終止感がないこと。もう一つは、サビでIV-V-Iの完全終止の形をとっていること。Bメロでロ短調からニ長調に転調すると考えた方が自然かもしれない。いずれにせよ、異論は歓迎する。
時間の経過
2番で「ラシシドシラ♪」にメロディが変化するところが気持ちよくて好き。
『Like Yesterday』で、ギターソロをボーカルが邪魔をしていると一部では言われていた。この曲でもギターソロの初めの部分で似たようなことが感じられる。考えたくはないが、松井亮(Gt.)の肩身が狭いせいだろうか。
4年半ぶりの再始動ということもあり、若干の声質の変化が感じられる。テクニックの変化か時間の経過によるものかはわからないが、どうも少し寂しく感じられてしまうのである。