ブログの別館をこしらえたくなる3つのシチュエーション

キャリアの長いブロガーは別館にブログを持っているケースが珍しくないようだ。
器用でもないしネタが豊富でもない自分が別館のようなものを作るなどあり得ないとは思うが、あるとすればどのようなときか、連想してみよう。

コミュニティに飽きたとき

たとえば、今ブログを書いているコミュニティよりもっと魅力的な場所があるとわかったとき。今のコミュニティに嫌気が差したとき。心機一転何もないところから日記を書き連ねていきたいと思ったとき。
別のコミュニティで全く違う人柄で振る舞ってみたくなるかもしれない。

リアル知人にばれたとき

リアル知人には知らせずにリアル知人に秘かに知ってほしい屈折した感情。このへんの感覚はものすごく微妙なのだけど、リアル知人と自分のブログをネタに話をするようになったときはある意味で「ゲームオーバー」みたいなものだろうか。
そんなとき、本音は別のコミュニティで書きたくなっているかもしれない。

読んでくれる人を意識したとき

はてなダイアリーのリファラやRSSリーダー、アクセス解析を覗いていると、定期的に自分のブログを訪問してくれる人がいることがわかる。
自分のブログはネガティブな訪問先なのかもしれない。ネタとして一笑に付される対象なのかもしれない。それでもうきうきするような面映ゆさとともに大仰な言い方になるけど「読者を意識」していることに気づく。
「この人は、なぜ自分のブログをRSSリーダーやはてなアンテナに登録してくれたのだろうか」
「自分の書くことが内容、質ともに変っていっても、飽きず離れず読んでもらえるだろうか」
あちらからやってくる視線を意識したとき、エントリを上げる前に型が整っているか用意周到に何度もプレビューを繰り返す自分がいる。
「過去のエントリをさわって、へたに更新通知を出してしまうのも失礼だな」
「しょうもない日常の風景なんか書いても、がっかりさせてしまうだろうな…」
このような思いを深めていくうちに「しっかり書きたいこと」「どうでもいいけど書き殴っておくこと」をブログごと区別したくなっていくのかもしれない。