2015/01/30

Gitとかわかんなくても死なないです

さいきんスクリプトわからなかったりPhotoshopしか使えなかったりするデザイナー死ぬみたいに物騒な意見を表明する人がいたり、それにおびえたりしているひとを見かけますね。SNSで。
私思うのですが、今現在わからないことって、今現在は覚える必要がないことじゃないでしょうか。人間、やらなきゃならないときこそやれるようになりますから。
つまり、今すぐやらなくてもいいようなことがやれないことでおびえたり、悩んだりしなくていいと思います。
あと、いわゆる「叱り系記事」とか「脅し口調」は、昔から出版社があえてつかう、入門者に向けた「売り文句」の典型です。だから、そういう記事を書く人はおそらく自分自身が人にgitとかPhotoshop以外の作業手段なりをセミナーとかで教えることをなりわいとしているのでしょう。だから、そういうふうに怖がらせて自分自身のナレッジの必要性を伝えているのですね。営業トークかー。と思って聞くと、もうちょっと冷静になれるはずです。

いや、それでもデザインコミュニティにはもうすこし積極的に作業効率化の手段を広めたほうがいい。という 意見もあるとおもいます。今必要かどうかは別として。
で、そういう「お互いのナレッジをオープンにしていこうぜ」的な運動ってふつう楽しそうにするとおもうんですよね。そうでないと人寄ってこないですし。
その場合、これ知らないと失職するとか落ちこぼれるとか脅さないんじゃないですか。
なんかおもしろそうだからまざりたい〜みたいな雰囲気出すと思うんですよ。

立場逆ですけど、開発者がデザインプロセスを知ってプロトタイピング効率化しようぜ。といったムーブメントがGoogle VenturesのDesign Sprintとかであるじゃないですか。
あれってもともと知る人ぞ知る知識としてありがたがられがちなプロダクトのUX向上プロセスの考えかたとかも入ってて、そういうのって今いろんな人の飯のタネになってて、UX教えるから金よこせとかワークショップ開いてコンサルしてやるから金払え的なことにすぐなりがちがとおもうんですけど、そういう知識をオープンにしちゃおうぜ〜。広めちゃおうぜ〜。ナレッジで食うんじゃなくてつくったもんで食おうぜ〜。というのがすごい小気味いいというか、そうそう、本来それな。というふうに思いますし、なんかBlogの口調とかも面白おかしくて明るいんですよね。

あ。
そう書いてて思ったんですけどどうもデザイン村ってナレッジのある人がこう、すぐそれで食おうとするせいかもしれないけど「ええ〜?そんなこともしらないのお〜?」みたいにすぐ相手の劣等感に刺すコミュニケーションしかけてきがちな気がしますね。
それはそれでプロだなー。てだれてるなー、と思いますが、楽しげなほうが好きだ。
という私の気分だけの話でした。
いや、もしかするとSNSみるな。というだけの話かもしんないですけども。



楽しげ。という言葉で直感的にファンカデリック思いついたんですけど、今見ても開始0.5秒で笑わされてしまいます。両手を広げてわーって走ってくるメンバー。これがムーブメントですよ!