脳は否定形を認識しにくい

嫌いな父親と、自分が似ている部分があるなと思ってそれが嫌だなと思ってる。

そういう話をある人にしたら、「これから1時間『水玉のうさぎ』のことを考えないでね、と言われたら、考えないのは難しい」という話をされた。

 

昔読んだ、シロクマのことは考えるな、という話と同じだ。

父親にされて嫌だったことを考えないように、と思っていると、逆にわたしの脳みそは考えてしまう。意識してしまう。そして似てしまう。

あんなふうにしたくない、と思うんじゃなくて、親にしてもらって嬉しかったことを思い出したり考えた方がよいそうだ。

 

母という呪縛 娘という牢獄、という本を読んだ。

壮絶な母娘の関係と殺人。

最初はきっと、良かれと思ってのコントロールだったんだろうけど。親の過剰な干渉が他者不在の中どんどん濃密になって後戻りできなくなってった。

ここまでではなくとも、このお母さんと同じような思考になってやしないか。

脳は否定形を認識できないのに壮絶な本を読んでしまったな。

 

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