クラブニンテンドーの二面性が抱える問題点
クラブニンテンドーを正しく利用しない者が増えた可能性(情報元:WY2K帳さん)
ご存じない人もいるかも知れないので、クラブニンテンドーについて説明させてもらうと……
任天堂関連の商品(サード製のDS・Wiiソフトも含む)を買った際に付いてくるシリアルナンバーを入力しアンケートに答えることで、ポイントを貯めて非売品の商品と交換してもらうというサービスのことです。会員登録はこちらから。
で、この「非売品の商品」の目玉とも呼べるプラチナ会員限定商品が今年は微妙なものだったことを受けて、上の記事では「商品目当てでアンケートをいい加減に答える人が多かったので、商品が微妙なものになったのでは?」とシニカルな考察をなさっているのです。これは面白い発想ですね。
初めに断っておきますと、僕はこの記事を書いたバグウェル氏に近い姿勢です。
「少しでも自分の意見が反映されればイイな」と全てのアンケートに真剣に答えますし、悪かったところがあったのならちゃんと「次回作では改善して欲しい」と書いておきます。それが実際にサードメーカーの現場スタッフに届くかは分かりませんが、声に出さないよりは出した方がイイだろうと。
しかし、全ての人がそうではないことも分かります。
名前は出しませんけど、有名なゲーム系のブログでも「クラブニンテンドーのアンケートはどうしてあんなに項目が多いんだ」「面倒なので、全て「あ」とだけ記入して出している」「早く改善して欲しい」と書かれていたのを読んだことがありました。
真剣にアンケートを答えている自分のような人間にとっては、そうした記事を読むとあまり気分のイイものではないのですが……頭の片隅では、でもその気持ちも分からなくもないなーとも思うのです。つまりは、クラブニンテンドーというサービスをどう捉えているのかという違いがあるのです。
○ アンケートに答えてもらうことで、ユーザーの声を現場に反映させるサービス
○ 中古ではなく新品で買ってもらうことで、販売を促進させようとするサービス
僕やバグウェル氏は、クラブニンテンドーを前者だと捉えていて。
「面倒なので、「あ」とだけ記入して出している」という人は、後者だと捉えているという違い。
前者の人間は「アンケートに真剣に答えない人間がいる。けしからん!」と思うのだけれど、後者は「アンケートなんかどうしてあるんだ。けしからん!」と思っている―――極端に言えば、同じクラブニンテンドーの会員にも二通りの考え方があるのです。
予約ボーナスとか、早期購入者特典とか、確かにクラブニンテンドーには「販売促進」のためのボーナスシステムがありますし。後者の考え方をする人が出てくるのも当然だと、前者の僕でも思いますからね。
クラブニンテンドーのシステム自体に「アンケート」と「販売促進」の二つの目的があるため、会員にとっての“クラブニンテンドーの存在意義”が曖昧になってしまい。二兎を追うものは何ちゃらということわざの通り、結果的にアンケート機関としては中途半端なものになっているのかも………
ならば、「販売促進」としての意味合いを弱めて「アンケ-ト」としての意味合いを強めるためにも、敢えてプラチナ会員の特典商品を残念なものにしたというのも頷ける話です!
……というのは、冒頭に紹介した記事の推察が正しかった場合。
実を言うと、僕はそうは思っていません。任天堂は素で「マリオの帽子を特典にしたらみんな喜ぶんじゃない?」「おー、いいねぇそれ」「それだそれ!」とノリノリで商品を決めたんじゃないかというのが僕の予想です。
『街へいこうよ どうぶつの森』でも、最初にマリオの帽子がもらえますしね。
ゲーム内では喜んで被っているけれど、現実でも同じように被れると思うなよ!ドジっこー!!
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八雲(01/16)
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