俺#

新潟市でIT業を営むおっさんのブログ。

新しいPCを組んだ話。LLMを快適に使うために「次」に何を買うべきか!? #amd #ryzen #8700g


CPU: AMD Ryzen 7 8700G with Radeon 780M *1
M/B: MSI PRO B650M-A WIFI
Memory: VENGEANCE DDR5-AMD EXPO(5600MT/s C40) 64GB(32GBx2)
Main Storage: Intel 1TB SSD M.2 NVMe
Sub Storage: ADATA 240GB SSD SATA / SanDisk 240GB SSD SATA
Power Unit: ANTEC CSK650(80PLUS BRONZE 650W)
Case: Prime AP201 Tempered Glass MicroATX Case White

このようにPCの構成パーツをブログに記述するのも随分久しぶりだ。昔ほどは熱くもなく、でも冷めてはいない自作PC熱。たまには楽しい。Storageは手持ちの再利用。その他はThermalrightの光るCPUクーラーと、オウルテックの光るケースFANが2個。「何故光らせる!?」と思っていたが、M/BにARGBやらJRGBやらの端子が生えていたら使ってみたくはなる。古参自作erは別に光らせたいのではなく、本能である「端子を埋めたい欲」が刺激された結果として光らせてしまうのではなかろうか(そんなバカな)

さて本題。メモリを64GB載せてBIOS設定でUMA Frame Buffer Sizeを最大の16GBに設定したら、Windows上では共有GPUメモリも含めてiGPUがメモリを40GB弱まで使える状態になった。APUのスペックとしては最大32GBという話だった気がするが、もちろん多い分には大変結構なことだ。メモリを128GBにしたらもっと増えちゃうとか?

早速「思ってたよりデカいLLMが動くぜヒャッホー!」となった。
しかし直後には「CPUよりチョト速い程度か...」となった。

知ってたけど。

ローカルLLMを活用するためには、現時点で手に入るパーツで構成しようとするとコスト的にもサイズ的にも省エネ的にもなかなか厳しい。演算能力はもちろんメモリ帯域とメモリ容量も高度に求められるが、程よいdGPUが無いんだよね。

今回の私のマシンは総予算が11万弱。そこそこゲームもできるし、お試し程度にLLMも動かせるし、電気もあまり食わないし、やはりAPU機はトータルでコスパが良いと言える。まずは十分満足だが、ここからさらに快適なLLM運用のためにワンランク上を目指すとしたら?

(1)グラボを積む
(2)メモリを強化する
(3)Apple M4 Macに買い替える

のいずれかになる。何故いきなりM4 Macが出てくるかと言えば「メインメモリ」の帯域が非常に広いからだ。当然GPUとNPUがインテグレートされているので「下手なdGPUよりM4がよい選択なのでは!?」となっているのだ。

Apple「M4」シリーズのメモリ仕様、どう変わったかを解説 LPDDR5X初採用の効果は - ITmedia NEWS

WindowsのデスクトップでスタンダードなDDR5-4800/デュアルチャネルで76.8GB/sのところ、M4 MacはLDDR5Xを採用し最大で546.1GB/sを実現している。その辺りに特化したdGPUではRadeon RX 7800 XTが624GB/s、Radeon RX 7600 XTが288GB/sなのだから相当なもの。「オマエはCPUの付きのグラボか?」みたいな感じだ。

新Mac miniでLLMを動かした場合の性能 - シンギュラリティ実験ノート

この辺の事情については、こちらの記事が大変判りやすく有用だった。感謝感謝。偶然にも私の新マシンと同じAPUに、同じ帯域のメモリを積んだ「UM790 Pro」で試されていて、Radeon 780Mでの性能はほぼ同じようだ。私自身が試した結果については以下に記述しいる。

「Ryzen 7 8700G」のiGPUで「LM Studio」「ollama」「Stable Diffusion」と戯れる #Windows - Qiita

現在のマシンは30Bクラスのモデルで「5token/sec」がせいぜい。これが「15token/sec」になってくれたら相当実用的だ。すなわち、メモリ帯域は3倍以上を求めたい。メモリ容量は、次々とより大きなモデルを試したくなる世相を勘案したら多いほどよい。あとはやはり値段だ。というわけで、候補となりそうなブツを適当に調べてみた。


(2025/1/29現在)

「メモリ帯域」「メモリ容量」「価格」の3列に濃い色が付いたら有力候補なのだけど該当はナシ。辛うじて「Radeon RX 7900 XTX」と「Radeon RX 7900 XT」は3列色が付く。売れ筋だよね。あとはメモリ容量を諦めたら「Arc A770 16GB」のコスパが光るか。本当に欲しいのは「速度ソコソコでメモリが多いグラボ」なのだよ。絶対に需要があるでしょ。何故無いのか?

M4 Macの場合、帯域考えたらM4 Pro以上。高いね(苦笑)。しかし、グラボだけで40万円の「GeForce RTX 5090」とコミコミ60万円の「Apple M4 Max」を比較したら、後者のほうがバランスが良い。dGPUと違いOSが使う分も勘定しなければならないが、最小構成の48GBでも32GB以上をLLMに割けるだろう。ノート型で省電力なのも魅力だ。まぁ、化け物が欲しいなら「GeForce RTX 5090」だが、M4 Maxでも30Bクラスのモデルで「30token/sec」程度は期待できる。十分だろう。

メモリの変更だけではどう足掻いても帯域的に厳しそうだ。現在のDDR5を使うプラットフォームのiGPUでは、オーバークロックでカリカリにチューンしたとしても150GB/s辺りが限界。仮にクアッドチャネルなど実現出来ればDDR5のままでも300GB/sが見えてくる?しかし、現実はメモリ4枚刺しするだけで動作周波数に制限が出る始末だ。

IntelもAMDもモバイルCPUではApple M3/M4と同じくLDRR5/LDRR5Xを採用している。省電力技術が発達し、パーツ同士を密に統合できる分だけモバイルのほうが性能を稼げる時代になっているのかもしれない。デスクトップ用の省電力CPUの選択肢は消え、ミニPCではモバイルCPUを使うのがスタンダードになってきた。旧来の「デスクトップ」の領分はますます狭くなっていくのだろう。

AMD次世代APU「Krackan Point」の詳細が判明 - Zen 5ハイブリッドコア採用で2025年のメインストリーム市場に挑む | XenoSpectrum

昨年からiGPUとNPUに力が入っているAMDだが、次あたりM4 Macとタメを張れるモノが出てくるんじゃないだろうか?と期待している。となればミニPCでの登場が待たれるところ。う~ん。ということは「待ち」が正解だな。多分(笑)

*1:蛇足。メイン機は歴代AMD CPUであり、前回はAthlon 3000G、その前はFX8320e、その前はOpteron 3280、その前は...と遡るとK6-2まで辿り着く。それとは別にSocket AM1のSempeon 3850やオンボードのC-60がまだ現役。AMDを選ぶのは宗教的問題だ。FXの頃のAMDは暗黒時代だった故、Ryzen以降の猫も杓子もAMDという状況にはいささか驚く。K6-2とは言わないが、FX辺りを使ってないヤツがいくらAMDをアゲたところでニワカ(以下略

新しい愛車「プジョー308SW」と比較検討した車のプチレビュー #商用バン #ステーションワゴン #MPV

「日産」という枠を取っ払った今回の車選びは、「308SW」という答えにたどり着くまでに多くの車種を比較検討することになった。なかなかに楽しんだので、検討した順に感じたままを記録しておく。

シトロエン ベルランゴ(試乗)


シトロエンから特別仕様車「ベルランゴトリコ」が登場! 白・青・緑の3色のボディカラーでフランス車らしさを演出 | 自動車情報・ニュース WEB CARTOP

商用ベースの乗用バン。プジョーとフィアットにも兄弟車が存在し、それぞれデザインや味付けが結構異なるのが面白い。個人的に好みなのはベルランゴ。ちなみに試乗したのは随分前だ。ライバルのカングーはまだモデルチェンジ前で、当時のカングー比で「こりゃ大きい!」という印象だった。

商用の香りが残る乗り味だが真っ当な走り。内外装にも高級感はないが、それで良しと納得させるポップな演出が素晴らしい。積載性は問題なし。惜しいのがリアシートで、3座均等割当なのはともかく背もたれが絶壁。路線バスじゃないんだから、もう少しゆったり座れる角度にならないものか。他が全て良いだけに残念。

(追記。リアシートが絶壁と言ったが、今思えば角度的には308SWと大きな差ではなかったかもしれない。同じ位の角度の308SWが「良し!」となったのは、幅に余裕があるのとシートそのものの質が高いからかな。)

スズキ エブリイ・ワゴン(未試乗)


エブリイワゴン 室内空間|スズキ

いつも愛車候補として頭の片隅に在り続ける、貴重な軽キャブオーバー乗用車。普通に4人乗れるし荷物も積めるし4WDも選べるしで実用性は折り紙付き。走りや快適性で弱点を抱えるが、トランスミッションが4ATからCVTに変更されたので許容範囲に進化したと勝手に期待。

妻ちゃん曰く「サクラの代わりならこれも有り」。それ、私も期待してる。しかし最初のBEV版はダイハツOEMが予定されていて、今のところ乗用版がない。サクラを乗り換えるタイミングで合致する仕様が出て来るかどうか。なんにしても乗るチャンスが巡って来るまで、末永く続いて欲しいジャンル。

ダイハツ アトレー・バン(先代試乗)


軽トラ&軽バンの王者がフルモデルチェンジ! ダイハツ・ハイゼット&アトレーが「わくわく」のるつぼだった | 自動車情報・ニュース WEB CARTOP

エブリイに先んじてフルモデルチェンジしCVT化したのに、乗用モデルが無くなってしまった。リアシートが使い物にならない。貨物車特有の荷室面積要件があって、貨物車でリクライニング付きのリアシートを設けるならキャラバンクラスの広さが必要になる。BEV版の登場が予告されているが、まずは乗用モデルの復活を期待したいところ。

日産 キャラバン(前期型所有・現行型試乗)


[画像]オーテック、キャラバンの最上級グレード「キャラバン AUTECH」 価格は339万200円から / (1/9) - Car Watch

無敵の積載性。登坂も巡行もイケる大トルク。冬頼もしいパートタイム4WD。走りはトラックだと割り切るしかないが、他にない運転感覚は案外楽しかったりする。同じ車が沢山走っていても、嫌にならない独特の満足感。現行型の新エンジンは静粛性も加速も格段に向上。「もう1回キャラバンか?」という気持ちは相当あった。

ブレーキになったのはADASの欠如と環境性能。10年前なら「頑張ったね!」と思えた燃費も、今見直すと「流石にチョットね...」になる。次世代がもしあるならプロパイロットが付くだろうし、燃費もそれなりに向上するだろう。商用車はロングスパンだから出会うタイミングである。

最大の問題は『短い人生で同じ車を2回買うのは面白くない』ってことだ。

日産 NV200バネット・ワゴン(前期型現車確認)


3番目の画像 - 日産 NV200バネット ワゴン - Webモーターマガジン

登場時点から追ってきた車種。気付けば15年も売り続けているロングセラー。地味な改良は繰り返されているが、どうしても平成感が漂う。海外版はルノーのOEMに切り替わったので次世代は期待できないか?国内では5ナンバー幅が求められるから細々と続くのかもしれない。依然として車体価格優先の局面なら候補になり得るが、できればプロパイロットやe-Powerが欲しいところ。

ルノー カングー(試乗)


新型「ルノー・カングー」が上陸 正式発表前に日本仕様を初公開 【ニュース】 - webCG

事前調査の段階では「キャラバンをやめるならカングーで決まりじゃない?」というレベルで期待していた車種。積載性は当然ながら十分。ベルランゴよりも乗用寄りの走りで、リアシートも許容できる快適さ。装備面でのネガは助手席シートが少しタイトな事くらいだった。

しかし、何故か惹かれないのである。人生初のインポートカーなのに「心躍る何か」が見つからない。特徴のない走り、無難な外装、内装は地味で質感も高くない。実用車が本来の姿なのは理解するが、ベルランゴのような楽しい車を知っていると物足りない。

ただ、バンの積載性と乗用車に近い乗り味を両立できるという点で、カングー(とベルランゴ3兄弟)は貴重な存在。キャブオーバーでは厳しいという人は国産ミニバンで妥協する前に検討すべきだ。ハイエースやキャラバンに比べたら走りの質感は圧倒的に高く、国産ミニバンより真っ当に走る。

ルノー メガーヌ・スポーツツアラー(未試乗)


ハイテクに頼らない、これぞ正統派フレンチ! ルノー・メガーヌ・スポーツツアラー・インテンスに5人のモータージャーナリストが乗った!【2022年エンジン輸入車大試乗会】 | ENGINE (エンジン) |クルマ、時計、ファッション、男のライフスタイルメディア

ステーションワゴンを選ぶ場合の有力候補だったが、カングーと同時に試乗しようと思ったら終売していた。世代が古い事もあり走りの完成度でライバルに少し遅れを取っていたようだが(各所のレビューによる)、内外装は個人的な好みに合致していたので自分で乗って比べてみたかった。サイズも含めてスペックも丁度良いし、価格もリーズナブルだった。まぁ、値上げラッシュの前に終売しちゃったって話だけど。

マツダ マツダ6ワゴン(未試乗)


マツダ6 ワゴン【1分で読める国産車解説/2022年現行モデル】 - Webモーターマガジン

ステーションワゴンを選ぶ場合の有力候補だったが、少し前に終売となってしまった。統一デザインのSUV群には全く興味が湧かないのだけど(最近のCX-60やCX-80は積極的に格好悪いし)、マツダ6はセダンもワゴンも悪くなかったよね。内装もスバル勢より好み。荷室機能も海外勢に引けを取らない。性能&機能的には何ら問題なく要求を満たしてくれると思われる。サイズはDセグメントだが価格はリーズナブル。実際に買うとなったら全長が長い点で悩んだか?マツダ車は昔のデミオとロードスター以外乗った事が無い気がするので、試乗してみたかったな~。

フォルクスワーゲン ゴルフ・ヴァリアント(試乗)


【VW ゴルフヴァリアント 新型試乗】「もはや別人格」荷室&後席の拡大はマジック?…島崎七生人 | レスポンス(Response.jp)

ステーションワゴンを選ぶ場合の有力候補だったハズなのだが、今回の車探しでは「カングー以外もいろいろ見てみよう」となって再度リサーチするまでド忘れしていた車種。理由はメガーヌや308と比べて地味だから。定番過ぎるのか印象が薄いんだよね。

しかしながら、実車はスマートで格好よく地味とは程遠かった。運転席に座った時の居心地の良さが素晴らしい。リアシートも質が高く広くて快適。ラゲッジも広い。走りも全体的に満足。さすが長年定番と言われ続ける車だ。数少ない残念ポイントは物足りなさを覚えるシンプルな内装だが、安普請ではない。

最終的に後述の308SWとの一騎打ちで惜負となったが、安全性やパッケージングではゴルフに一日の長があって本当に甲乙つけがたかった。結論が出た今でも「堅実な選択はこっちだった」と思っていたりする。死ぬまでに愛車にしてみたい。試乗したら深く心に刻まれた1台。

スバル レガシー・アウトバック(現車確認)


スバルが「レガシィ アウトバック」を一部改良 上質でアクティブな特別仕様車も登場 【ニュース】 - webCG

憧れのスバルのフラッグシップ。伸びやかなステーションワゴンの車体と最低地上高230mmの組み合わせ。もちろん4WD。格好いいし、存在感あるし、冬の事を考えたら最良の選択かもしれない。実際、当地新潟ではスバル車の多さを感じる。

しかしながら立派な全長が問題。ウチの駐車場だと鼻先がギリギリなのだった。多少出っ張った所で誰も文句は言わない土地柄ではあるのだけど(実際出っ張ってるご家庭もある)、大雪の時や妻ちゃんが取り回すことまで考慮に入れると悩むところ。

そこを押し切ってこの車を選ぶとなると、内装が好みでない、1.8Lしかない(調べるまで2.4Lがあるものだと思い込んでた)、CVTしかない、燃費がイマイチ、という辺りで押しが弱いのだった。4WDが必須要件だったら有力候補だったかな。

スバル フォレスター(試乗)


スバル フォレスターの特別仕様車「XT-EDITION」登場 北米用カラーの設定も(Auto Prove) | 自動車情報・ニュース - carview!

基本的にありふれたSUVやミニバンは対象外だったが、妻ちゃんが猛烈プッシュしてきたので折角だし試乗させて頂いた。動向を追っている海外YouTuberの愛車なのだそう。俺は内心「フォレスターならSTI!」と考え始めていた。

試乗した感想は、想像以上に好印象。アクセルレスポンスは素直だし、ハンドリングも良いし、軽快に楽しく走れる。車内空間の実用性も高い。ステーションワゴンと比べると荷室の面積がもう少しあれば良いと思うが高さでカバーできそうだ。

1.8Lよりe-BOXERの方がCVTとのマッチングが良いのは発見だ。凄く良い車だと思った。売れる車には理由がある。流石スバル。ただ、今回の車探しのイメージとは違ったということで見送り。価格帯を考えたら上質感で比べるのは酷だ。STI欲しかったな~。

スバル レヴォーグ・レイバック(試乗)


スバルの新型「レヴォーグ レイバック」プロトタイプに試乗! クローズドの一般道を走った第一印象は? / (3/25) - Car Watch

国産では貴重なCセグメントのステーションワゴン「レヴォーグ」のリフトアップ版。アウトバックも含めてスバルはSUVだと言っているけど、形状的にどちらもステーションワゴンの括りで扱うのが正しいと思っている。

新しい1.8LとCVTの組み合わせは、先代の1.6Lより良くなった。ただe-BOXERのフォレスターに及ばす。静粛性が高く上級感がある。足回りは少しバランスに欠くが優しい。ハンドリングはセンター緩め。踏むとドッカンと速い。この狙いがハマる人には良いと思う。個人的には「普通にレヴォーグ選ぼう」って感じ。

電動シートなど上級装備が奢られる内装は造り込まれていて魅力的ではある。しかし、趣味に合うかどうかと造り込みの度合いは別問題なのが自分用の車選びでは難しい点。シートの質はフロントもリアも物足りない。もう少しコストをかけて欲しい。

試乗後に荷室を確認し、高さが期待値に届かないことが判り見送りとなった。海外勢にある荷室床全体を1段下げる機能がないので、ルーフの低さを補えない。構造的には4WDとのトレードオフ。ここで今回は4WDは諦めようと思い至る。

スバル レヴォーグ(先代試乗・現車確認)


【スバル レヴォーグ 新型試乗】走りは2世代分の進化、燃費は改善の余地あり…丸山誠 | レスポンス(Response.jp)

ステーションワゴンを選ぶ場合の有力候補だった。運転した事があるのは先代の1.6L。そこから想像するに、現行型でも走りはレイバックより好みに近いハズ。2.4Lが選べる点でも興味はあったが、荷室の高さが足りない問題はレイバックと同じなので、試乗は見送り。ライフステージが変化して荷室要件が緩んだら(あるいは次世代で荷室が拡大されたら)、再度チャレンジしてみたい車種ではある。

プジョー 308SW(ハッチバックPHEV試乗・現車確認)


【プジョー 308SW 海外試乗】これが本命!電動化のウラで身悶えさせられるほどの完成度…南陽一浩 | レスポンス(Response.jp)

ステーションワゴンを選ぶ場合の有力候補で、その中でも登場時点から注目していた1台。上級セグメントまで含めて比較しても、相当に目を引く尖った内外装が特徴。車格的にはゴルフとガチンコなのだが、内外装だけで見たらCセグとDセグの中間というイメージ。

サイズが肥大化したクセにリアシートが狭く、背もたれも立ち気味なのが残念ポイント。しかしながら座り心地はゴルフに負けず劣らずで、海外勢のシートへのコダワリを再び実感する。妻ちゃんも「これは我慢できる範囲」という判定。

試乗はハッチバックのPHEVだったが物凄く良かった。100万円上乗せしてPHEVを選びたくなったが踏み止まる。ディーゼルの乗り味は推測するしかないが、各所のレビューを確認する限りゴルフに大きく劣る事は無さそうだ。広いトレッドも良い方向に働くと期待。

最終的にはゴルフとの一騎打ち。大いに悩まされたが、次期愛車としてこの308SWを選ぶことになった。魅力に溢れる内外装が、車幅やリアシートのネガを押し切った形だ。ゴルフには「堅実さ」を感じたが、308SWには「気合い」を感じた。攻めに出た車は強い。

日本ではワゴンの終売が決まってしまったそうで、滑り込みセーフだった。希望の青色が目の前に転がっていた(そのディーラーでラスト1台となる展示車を購入することになった)のも巡り合わせか。もし白や黒しか残っていなかったらゴルフだったかも。

懸念は、1850mmの車幅で取り回しに難儀しそうな点と、FFとはいえ最低地上高が低く雪に弱そうな点。まぁ、以前はFRで同じ位の車高だったスカイラインで雪山に行っていたのだからなんとかなるだろう。どの車を選んでも全てを満たすことはできないからな。

(追記。この文章を書いた後無事に納車され、既に8,000kmほど走ったが308SWを選んで正解だったと思う。ディーゼルモデルでも接地感やコーナリングの安定感はゴルフを凌駕。車幅も出先で駐車場の枠を選び直す事がたま~にある程度。小回りは利くのでキャラバンより楽と思う場面も多い。)

プジョー 408(現車確認)


Peugeot 408 Hybrid review (2023) - TopGear

これはオマケ。308より後に出た、SUVとワゴンとクーペを足して割ったような車。強いて言えばクラウンクロスオーバーやプリウスに近い方向性で、要するに流行最先端のテイスト。外装は308よりさらにアバンギャルド。内装は308とほぼ同じで、価格帯も被る。

全長は308SWより長いがリアが絞り込まれていて、荷室の高さが足らないので候補外。とはいえ308ハッチバックと比べたら広大な荷室だ。なによりリアシートが308より広くて快適。308SWと408が並んでいたら、408を選ぶ人が多いに違いない。

ワゴン人気は低迷している上、ただでさえ出る台数が少ない日本で408とバッティングする308SWが引退するのも致し方ないと思った次第。ウチも「荷室の高さ」の要件が無かったら408を選んでいたかも?FFながら最低地上高が高めなのも冬のことを思えばポイント高い。

「プジョー 308SW GT BlueHDi」納車記念写真館 #プジョー #peugeot #308sw

納車記念と言いつつ納車から4か月経過。

www.panamera-life.com

10年近く乗った「NV350キャラバン」から乗り換え。初のインポートカーにして初の日産以外の車である。

プジョー「308 SW」試乗記。定番ゴルフを本気で殺しに来た仏蘭西の刺客。 #プジョー #308 #308SW - 俺#
↑試乗した時の記録はこちら。

当初は引き続き荷室重視の方針でもう1回キャラバンに乗るプランも念頭にあったのだが、様々試乗し紆余曲折を経てステーションワゴンに落ち着いた。最後まで迷ったガチンコのライバル「ゴルフ・ヴァリアント」には安全性やパッケージングで追い付かないものの、内外装の質感と接地感の高い走りで308SWに軍配。最終的に色と形が重視されるのはいつものこと。

見た目に反して瞬発力はないが(0-100km/hだとモータ付きのミニバンに勝てない)、もちろん日本国内だと使い切れない程度の性能を有する。高速巡行もワインディングも安定性が高い。デカいシートの座り心地が良い。想像以上に小回りが利く。高速中心なら実燃費は25km/Lに達し、航続距離は1100kmを越える。何につけても余裕を感じさせる。「欧州で実用車というとこんな感じになるんだ!」と感心する。

次の買い替えタイミングではステーションワゴンが滅びている気もするので(この308SWも日本ではディスコン)、しっかり楽しまねばなるまい。













9年6か月。217,220km。ありがとう!NV350キャラバン! #nissan #nv350 #caravan #キャラバン #日産

名残惜しいがお別れしてきた。

サクラとの二台体制に移行し距離の伸び方も鈍化したので「あと3年乗る」と決めてディスプレイオーディオや冬用のホイールなど新調したのだけれど、その直後のタイミングでトラブル(機関系でなく空調なのが口惜しい)が要因での乗り換えとなった。

クーラーが必須の季節になりつつあり、最期の旅行などは企画できなかった。家族曰く「もうバイバイ?」「突然の別れ!」。しかしながら、ギリギリまで買い出しや粗大ごみの処分などに奔走してくれた。ホントに便利なことこの上ない。実に楽しい車だった。

「もう1回キャラバンで良くないか?」と何度も思い返したが、色々が順調でも死ぬまでに乗れる車はあと数台だろうし、歳を取れば否応なく安楽な小型車に収束する事になろう。もちろん早逝の可能性もある。今のうちに多様な車に乗っておきたい。

キャブオーバーバンは若くないと楽しく乗れない車の筆頭だ。乗り降りが大変だし、そもそもアクティブに使わなければバンの意味がない。キャラバンと過ごした10年、無事にライフイベントが1つ消化出来たということになりそうだ。

商用バンをファミリーカーとして使う場合、快適性能、安全性能、環境性能は犠牲になるので、巨大な荷室というオモチャとそれらを天秤にかける事になる。キャラバンやハイエースの上級グレードは、車好きの所有欲もそれなりに満たしてくれるのが良い。

購入した当時はまだ登場して間もなかったNV350キャラバン。打倒ハイエースを掲げて気合いの入ったモデルだった。その後も改良合戦が繰り広げられているが、台数でハイエースに届くのは難しい。それでも街中で見かける頻度を鑑みれば大健闘だと言える。

グローバル化、電動化の荒波の中で両モデルはどのように変化していくのか?快適性や安全面を考えるとキャブオーバーは好ましくないが、軽トラは一旦セミキャブに移行した後、またフルキャブに戻った経緯がある。利便性>安全性の価値観は変わらなそうだ。

ハイエースは大型化した海外版には直接モデルチェンジができずに困っている状況。日産も海外はルノーのOEMばかりでサイズもデカいので、キャラバンの後釜として国内に導入する事は難しいだろう。当面は現行モデルのまま改良が続くのかもしれない。

いずれにしても、いつか又キャラバンの乗る、というシナリオは全く否定しない。キャブオーバーのままのキャラバンにドロドロと乗る時代錯誤でも悪くないし、BEVになったキャラバンにスマートに乗る、なんて事になっても面白そうだ。

さて、次の愛車については改めて。

ホンダ「N-BOX(初代)」レビュー #ホンダ #nbox #honda

石川県への出張が発生。エアコン壊れているキャラバンではシンドイのでレンタカー。慣れた道だし大した距離でもないので、エアコンが効いて走ってくれれば何でも良い。軽自動車なら何でも結構とお願いして、ガチャの結果「N-BOX」出てきました。

全然興味の範囲外なので世代もグレードも判別不能。さっき調べたら初代だった。内外装は確かに一昔前の雰囲気。エンジンは間違いなくN/A。ハロゲンヘッドライトや簡素な内装からローエンドグレードだろう。まぁ、レンタカーだしそうだよね。

初代N-BOXは大ヒット車。3代目となった現在も販売台数で首位をキープしている。乗ったら理由は明確だった。街中を適当に走ってる限り5ナンバーとの差を感じない。ショボい小型車から乗り換えたら「断然こっちの方がいい!」となっただろう。

この手の車で他に運転した経験があるのは現行デイズルークスだけど、雰囲気造りでまだ初代N-BOXに追い付いていないと思った。スペック的には良い勝負なハズなのにな。何が違うのかを言語化できないのだけど「動かしたときの普通車っぽさ」で劣る。

しかしながらN/Aなので高速連続走行は厳しかった。100km/hで定速走行しようとしても速度が安定しない。80km/h超えるとなかなか加速しないし、逆に一旦速度が上がりすぎるとアクセル緩めてもそのまま転がって行ってしまう。右足疲れる。

ベタ踏みした時のエンジン音はホンダっぽい。耳障りで煩いけど「F1みたい!」と声に出すとF1の音だと思えなくもない(うそ)。レッドゾーンが7500rpmの設定なのはちょっと頭オカシイ。ただし回しても速度は上がらない。MTで乗ったら楽しいだろうな。

もちろん、この辺の問題は「ターボ」を選べばかなり解消されることだろう。

車内は前も後ろも広い。リアシートの折り畳み機構もほんと良く出来てる。燃料タンクがフロントシート下にある構造なので、畳んだ時の床の低さは特筆ものだ。シートが腰痛製造所なのが惜しい。これでシートに多少でもコストをかければ快適だろうになぁ。

燃費は満タン法で15km/L。約680kmの旅程のうち600km以上を高速でぶん回し続けていた割には良い気がするものの、イマドキの感覚だともう少し走って欲しいってレベルかな。

というわけで、自分で欲しいとは思わなかったものの、やっぱり売れる車は良く出来てるもんなんだな!と納得した次第。3日間お世話になりました。さよなら~。

プジョー「308 SW」試乗記。定番ゴルフを本気で殺しに来た仏蘭西の刺客。 #プジョー #308 #308SW

キャラバンの後釜となる車探しを継続中。一般的なSUVとミニバンは除外し、バンとステーションワゴンを軸に検討してきたが、今回プジョーに行く時点で候補に残っていたのは以下の3台。

  • 日産 キャラバン(前期型所有・現行型試乗済)
  • ルノー カングー(試乗済)
  • フォルクスワーゲン ゴルフ・ヴァリアント(試乗済)

この中ではゴルフ・ヴァリアントが最有力。しかし妻ちゃんがゴルフの走りに納得しておらず。結果的に100点満点とはならないだろうが「全部見て納得した or 諦めた」と感じるところまでやりましょう。そこで、一旦候補から落とした

を復活させる事にした。候補落ちの理由はリアシートの狭さなのだが、それは私の独断でしかもハッチバックによる判断。もちろんワゴンもほぼ同じだと聞かされての判断なのだけど。308SWは内外装では最も惹かれるモデル。もう1回見たら感触違うかも...という淡い期待はある。

ちなみに、これまでに候補落ちしたのは以下の車種である。

  • シトロエン ベルランゴ(試乗済)→リアシートが絶壁
  • スズキ エブリイ・ワゴン(未試乗)→興味あるも妻拒絶
  • ダイハツ アトレー・バン(未試乗)→リアシートが絶壁
  • 日産 NV200バネット・ワゴン(前期型現車確認済)→古い
  • トヨタ クラウン・エステート(未試乗)→サイズ(多分予算も)オーバー
  • ルノー メガーヌ・スポーツツアラー(未試乗)→検討中に終売
  • スバル レガシー・アウトバック(現車確認済)→サイズオーバー
  • スバル フォレスター(試乗済)→友情出演
  • スバル レヴォーグ・レイバック(試乗済)→荷室高が足りない
  • スバル レヴォーグ(先代試乗済・現車確認済)→荷室高が足りない

しかし、自分としてはゴルフの走りの何が物足りないのか解らない。乗り心地もハンドリングも良いしバイパスでもパワー不足は感じなかった。サーキットに行く訳でもあるまい。ゴルフだよ?ド定番だよ?贅沢じゃね?(笑)その辺りを妻ちゃんにヒアリングした。

俺「ゴルフは何がダメなの?実はキャラバン大好きなっちゃってる?」
妻「んなこたーない!揺れるのよ。それが気に入らない。」
俺「縦に?乗り心地が固い?」
妻「横。あと道路に食い込む感覚が弱い。」
俺「横なの?食い込む?タイヤの剛性と接地感が足らない?」
妻「それだ。スカイラインに届かない。」
俺「横に『揺れる』じゃなくて『ヨレる』だわ。それ。」
妻「それだ。加速が及ばないのは我慢する。」
俺「何キロ出すつもりなのよ。」

しまった!スカイライン級の走りを求めてたんだこの人。完全に乗り心地の問題だと思い込んでいた。スバルでの試乗はレイバックではなくレヴォーグが正しかった。それも2.4Lにすべきだった。今回は荷室の問題で見送る結果とはいえ「次」に繋がった可能性がある。なんてこった。

自分ならスペックからある程度は走りを想像して試乗する。なので、良し悪しの判断はそこからの相対値になる。例えば、ゴルフTDIは直4/ディーゼル2Lターボ/155psのFF。昔乗っていたスカイラインはV6/ガソリン2.5L NA/225psのFR。両者に相応の差が存在するのは想像できる。そして実際に差がある。

妻ちゃんは理屈抜きの絶対値で感想を述べる。先入観が無いのは良い事なのだろうが、車選びの落としどころが難しくなり質が悪い。今回はフォレスターの件があったからか、背高車の足が固い理由や車幅が広がり続ける理由など、講釈を垂れたら珍しく耳を傾けてくれたケド。

しかし、タイヤサイズはスカイラインが225/55R17、ゴルフTDIが225/45R17だ。この程度の外径差で、接地感にそこまで差があるかな。古いスカイラインのほうがトレッドは逆に狭いし、理屈では55より45のほうが剛性感で有利だと思う。フロントヘビーでリアが使えていない感触が根源か?

同じ視点で308とゴルフを比較していくと、フロントヘビーなFFなのは同じ。タイヤサイズも全く同じ。ただ車体幅が55mm広い=トレッドが広いのが大きな違いか。ここは安定感の向上などかなり期待できるはずだ。ホイールが18インチのグレードなら理想的だ。

...などと考えていたらプジョーディーラーに到着した。

俺「んちゃ。308SWください。安いほう。楽天Payで。」
店員「いらっさい。もうワゴンは売ってないよ。」
俺「は?え?マジですか?」

マジだった。ハッチバックは継続だがステーションワゴンは日本では終売とのこと。ひっそり3月頃に通達があったらしい。ガーン。何世代も売ってきたのに(涙)。狙っていたベースグレード「アリュール」は既に在庫無し。上位グレード「GT」ならまだ在庫があるそうだ。

GTでは価格差大きく予算オーバーだ。すごすごと帰ろうとしたが、ちょうど308SW GTの青色が展示されていて、やはり格好良くて足を止めてしまう。凄いデザインだよコレ。GTになると内装もDセグと見紛う質感。妻ちゃんも高い関心を示したので、見るだけ見ることにした。

まずはリアシートを再確認。やはり狭い。背もたれも角度が少々キツい。ボディが大きいのに何故なのか?しかしながら、直近のカングー・ゴルフ・レイバックの経験を踏まえて座ってみると、シートの質はゴルフに負けず劣らずなのが判る。でもやっぱ狭くね?

妻「大丈夫。助手席を前に出せばイケる。なんなら助手席と交互に座ればいい。」

前向き発言キター。やはり女性は色と形と高級感に弱いのだった。リアシートが狭い分、ラゲッジは広い。床面を下げる機能が強力でゴルフの1.5倍ほど下げられる事を確認。リアシートが許容できれば他は何の問題もない。強いて言えば幅広で難儀する可能性はある。

とはいえ「試乗しないわけにはいかない」という。そらそうだ。今の課題は「走り」なのだから。試乗車は残念ながらハッチバックのガソリンPHEVだった。GTなのでホイールは18インチ。ディーゼルとPHEVでは大差があると思うが、無いものは致し方ない。

運転した感じは実に好印象。妻ちゃんも「これは良い」とのこと。PHEVはさらに100万円以上の価格差があるけど欲しくなる。しかしバッテリーのせいで荷室床を下げる機能が無くなってしまうんだよね。PHEVを諦める理由が存在したのはお財布的にはなによりだ。

ここまで良いとディーゼルとの差がどの程度かは気になる。加速感や騒音はもちろん、重量バランスが向上して重厚感も増している点も差し引く必要がある。そこは妻ちゃんも認識しているようで、なにやらブツブツ言っている。

そこで、308と同じディーゼルの2008でエンジン音を確認させてもらった。アイドリングでは即座にディーゼルと判るが十分静かで優しい音質。空吹かしすると結構良い音で吹け上がる。プジョーのディーゼルは評判良いようだし、選んでも酷い結果にはならないだろう。2008も格好いいな!

しかし、今回の308は完全にゴルフを殺しに来てるね。全長全幅の拡大、気合入りまりの内外装、パワートレインのスペック差はあるが燃費も上回る。パッケージングで追い付いていないものの、同じ価格帯で内外装の質感にここまで差があると結構流れるのではなかろうか。

という訳で「高いよー高いよー」と思いながら見積を作成頂いた。青色の展示車がそのまま購入できるという。色も文句なしのフル装備仕様。値引き込みなら驚く程の額でもないが、本当に買って良いの?「一晩頭を冷やして結論を出すので、1日だけ他の人から守っておいて!」とお願いし帰宅した。

さて。どう判断したものか。正直ゴルフも良い。リアシートはゴルフの圧勝。サイズ的も無難だ。堅実な選択だと感じる。多少の予算オーバーを許容するならゴルフで18インチを選ぶ手もある。一方、ラゲッジは308SWの圧勝。レア度も内外装も308SWが圧勝。妻ちゃんの走りに対する不満度が下がる度合いも308SWのほうが高いか?

ゴルフヴァリアントと308SWの独仏最終決戦が脳内にて勃発した。これでキャラバンとカングーの線は消滅。ステーションワゴンはマジで全滅しそうだし、ここで乗るしか無いと思う。いつかはシーマだと信じて疑わなかった日産党としては寂しさもあるが、今の日産のラインアップではいかんともしがたい。

続く。