映画刀剣乱舞 箇条書き感想
- 2024/10/07
- 07:55
映画刀剣乱舞-黎明-
西暦995年 京都。
藤原道長が栄華を極めた平安期の都。道長と安倍晴明の密談により、大江山に棲まう鬼・酒呑童子の討伐を命じられた源頼光たちは、 かつて見たことのない様相の敵に道を阻まれる。その正体は歴史改変を目論む“歴史修正主義者”が放った“時間遡行軍“。 この窮地を救ったのが、三日月宗近ら歴史を守るべく戦う“刀剣男士“たちであった。 彼らの活躍により、無事に任務が完了したはずだったが、酒呑童子の最期の呪いを受けた山姥切国広は、 光とともに姿を消してしまう――。
西暦2012年 東京。
いつもの帰り道。高校生・琴音の耳に聞き慣れない音が届く。引き寄せられるように向かった先で目にしたのは、禍々しい影と戦う一振りの太刀だった。戸惑う琴音だが、不思議な声に導かれるままその名を口にする。 「――三日月宗近」
内閣官房国家安全保障局。
日本各都市では市民が突如意識を失う事件が多発。さらに時間遡行軍が各地に出現していた。時の政府から遣わされた刀剣男士・山姥切長義は並ぶ官僚たちに“特命任務”の開始を告げる。 「特命任務は、この時代に出現した時間遡行軍の殲滅。 先行している三日月宗近も捕捉対象とする。 要請に応じ、各本丸より戦力が投入される。協力して任務の遂行にあたる。以上」
消えた山姥切国広、それを追う三日月宗近の運命は? 時間遡行軍の真の目的とは!? 日本映画史に新たな ❝黎明❞ を告げる戦いがはじまる。
三日月宗近/鈴木拡樹
山姥切国広/荒牧慶彦
へし切長谷部/和田雅成
山姥切長義/梅津瑞樹
髭切/佐藤たかみち
膝丸/山本涼介
骨喰藤四郎/定本楓馬
堀川国広/小西詠斗
一期一振/本田礼生
小烏丸/玉城裕規
鈴木琴音/秋田汐梨
黒田実弦/柳 美稀
各務一/飛永 翼
倉橋定崇/堀内正美
安倍晴明/竹財輝之助
酒吞童子・大枝伊吹/中山咲月
大枝健/佐藤遙灯
源 頼光/津田寛治
渡辺綱/森山栄治
坂田金時/慈五郎
碓井貞光/篠田諒
卜部季武/菅原健
藤原道長/柄本 明
原案:「刀剣乱舞ONLINE」より(DMM GAMES/NITRO PLUS)
監督:耶雲哉治 脚本:小橋秀之 鋼屋ジン 音楽:遠藤浩二
主題歌:「DESTINY」BLUE ENCOUNT(Ki/oon Music)
製作:大田圭二 市川 南 小坂崇氣 佐藤澄宣 東條 寛 大嶌 諭 エグゼクティブプロデューサー:山中一孝 上田太地 でじたろう
プロデューサー:高橋敦司 伊達 毅 小橋秀之 大暮理奈 ラインプロデューサー:尾形龍一
撮影:さとうあつし 吉田淳志 照明:田島 慎 録音:島田宜之 美術:畦原唱平 セットデザイナー:木岡菜津貴 装飾:酒井拓磨 遠藤剛
小道具:松本良二 特殊造形スタイリスト:百武 朋 衣裳統括:加藤友美 衣裳:大森茂雄 ヘアメイク:清水美穂 唐澤知子
アクション監督:雲雀大輔 スクリプター:村松愛香 助監督:松浦健志 制作担当:安達 守
編集:武田 晃 整音:湯脇房雄 効果:柴崎憲治 VFX Supervisor:山際一吉 矢ケ崎裕二 荻島秀明 VFX Producer:友利重治 張 朝銘
侭田日吉 OP&ED VFX Supervisor:佐藤隆之 カラーグレーダー:小林亮太 音楽プロデューサー:杉田寿宏
物が語る故、物語。
ある本丸の刀剣男子たちによる
これもまた、ひとつの物語。
鋼屋ジンの脚本という事で気になってたんだけど、とうらぶに詳しくないので結局見ず仕舞いだった黎明。アマプラに来てたので視聴してみた。
以下箇条書き
女子高生と三日月宗近
昼行灯の公務員と山姥切長義
神職のお爺ちゃんと髭切、膝丸
福岡のギャルとへし切長谷部
これが聖杯戦争ちゃんですか?
「常に己の進路を求めて止まざるは水なり」
このギャル、意外に博識だなと思ったら最後の名乗りで「ああー」ってなった。
「なんか地味になってる」って表現好き。
大江山の鬼退治に関しては茶番、政とはそういうもの、鬼など本当にいる筈が……等の台詞から「あっ(察し)」となったけどやっぱりそういう事か。現実の鬼もまつろわぬ民だったんだろうな。
刀剣男子は歴史を守るのが使命であり人を守る訳ではない。これメンタルが強くないとやってらんないな。
界隈には詳しくないけど二次創作だと曇らせが人気そう。
渡辺綱に腕を切り落とされたのは茨木童子かな?
酒吞童子がいるのに童子切安綱がいないのが意外だったけど原作未実装なのな。
姿を消した山姥切国広。
その行方を知る者は誰もいない。
羅生門のパロだろうか。あれも平安時代の話だったな。
抹茶ラテマキアートをJKに奢らせたりこのお爺ちゃん現代をエンジョイしてんな。
写真撮影に快く応じてて、しっかり順応してんなと思ったけどこいつむしろ未来からの来訪者だったね。
イケメンコスプレイヤーとしてSNSに投稿されたんだろうか。
「はぁい!(ウインク)」は「ははーん、さては原作ネタだな?」と思ったら原作ファンが「なにそれ……知らん」となってて駄目だった。
ごつい外見の時間遡行軍や伊吹がマスコット的なのを持ってるのがシュール。
兄者の「源氏万歳」でドリフターズを思い出した。
二次的な大事故を防ぐだけで精一杯。
さらっと言われてたけど交通事故を防ぐだけでもパンクしそうなのに工場や病院なんかも含めたら過労死者が出そう。
伊吹と山姥切国広の主従関係は遣る瀬無い。
既に終わってしまった過去はもうどうしようもないんだ……
そういう意味では酒吞童子にもなんらかの救いが欲しかったけど難しいよな。
時代に切り捨てられた弱者を見てるとブララグのベニーが脳裏をよぎる。
健が伊吹に声をかける所でハーメルンの仮面ライダージオウ二次のアナザーW回を思い出したのは俺だけだろう。
面白かったが、欲を言えば長義と各務の関係性はもっと掘り下げてほしかったな。最後のやり取りだけでも十分エモいんだけどね。
尺さえあれば倉橋さんももっと活躍したのかな。
琴音以外の仮の主が伊吹と特に絡まなかったのは勿体ない。
順に刀を抜くシーン、ニチアサの春映画で見た事ある!
この世界だと犬の審神者とかもいそう。
ネットで知ったんだけど琴音と伊吹が1995年生まれらしいね。
酒吞童子の呪いってそういう事か。
映画刀剣乱舞-継承-
西暦二二〇五年、歴史の改変を目論む歴史修正主義者によって、過去への攻撃が始まった。
時の政府により歴史の守護役を命じられた審神者は、かつての刀剣を目覚めさせた。歴史修正主義者が送り込む、時間遡行軍と戦うために。人の形をとったそれらを、“刀剣男士”という。
天正十年六月二日 京・本能寺。
明智光秀が織田信長を襲撃した“本能寺の変”に、歴史改変の魔の手が迫っていた。
燃える寺から信長を逃がし歴史を変える、そんな時間遡行軍の計画は、刀剣男士たちの活躍により打ち砕かれた。
ところが、無事任務を終えて帰還した彼らに届いた「織田信長生存」の一報。
本来の歴史に戻すため、刀剣男士たちは織田信長暗殺を目的に再び過去へと出陣するのだった。
どうやって信長は生き延びていたのか、怪しい動きをする影、そして立て続けに歴史介入をしてくる時間遡行軍。彼らの本当の狙いに気付いた三日月宗近は…
正しい歴史とは何か。“守るべきもの”を守る戦いが、今始まる!
三日月宗近:鈴木拡樹
山姥切国広:荒牧慶彦
薬研藤四郎:北村諒
へし切長谷部:和田雅成
日本号:岩永洋昭
骨喰藤四郎:定本楓馬
不動行光:椎名鯛造
鶯丸:廣瀬智紀
倶利伽羅江:土屋神葉
羽柴秀吉:八嶋智人
織田信長:山本耕史
森蘭丸:西井幸人
ナレーター:大塚明夫
原案:「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
監督:耶雲哉治
脚本:小林靖子
音楽:遠藤浩二
主題歌:西川貴教「UNBROKEN (feat.布袋寅泰)」
継承の方もあったので視聴。
こっちの脚本は靖子にゃんか。鬼か、人か。
「信長は正しく死ななければならない」
「目的は一つ。織田信長公、暗殺」
こういう台詞は歴史改変物の醍醐味だぜ。
「少々御前を騒がせまするがご容赦を」
黎明でもあったけどあっちがセルフオマージュだったのな。
蘭丸が死んだ後の不動行光の「ごめん……」がお辛い。
帰還した後にも酒を飲んでたのはこれの影響かもしれない。違うかもしれない。
2週目時の僕。
「わしの天命なればわしが始末をつける」や中盤の信長の「正しい歴史」とかもそうだけどこれどんな心境で聞いてたんだよ、お前。
抜け道の話はとぼけてた訳じゃなくてこの時は足利家にあったからどうやって逃げ延びたかは知らないのか。無銘が信長が本能寺で死んだと思ってるのも同様で。
序盤も余裕綽々に見えて内心は(信長公、ここからどうやって逃げ延びたんだ……?)と焦ってた可能性も?
逆に信長生存を知った不動は(良かった、主の奮戦は無駄じゃなかったんだ)と思ってたかもしれない。
赤尻ノ猿殿
「もう猿とは呼んでくださらぬのかぁ……お館様ぁぁぁ!」
忠臣秀吉が野心に目覚めてしまう場面はゾクっとする。流石は戦国時代のラスボスだぜ。
猿、日本号、へっしーの組み合わせ、一見コメディーだけど猿が腹に何を抱えてるのか分からなくて怖い。
そしたら風呂のシーンで案の定。秀吉が信長を裏切るとは思ってなかったへっしーは良いヤツすぎんだろ。
日本号がこの頃の秀吉を「殿下」と呼ぶの、エモいけど同時に失策だったよな。
多分秀吉は未来の情報を持った連中だって所までは勘付いてて自分の利になるかどうか見極めようとしてたんだろうな。
審神者と三日月の年寄りトーク好き。
なかなかポーションを飲まなかったの、多分途中まで審神者(と信長)に殉じて死ぬ気だったよね。
ってか倉橋さんと同じ役者なのか。
「子々孫々にも紡いでいきたく存じます」ってそういう……
(あの飲み薬は流石に原作ゲームの回復アイテムだろ……)と思ったらこれも原作ファンは知らないらしくてダメだった。
ゲームでは弁当とからしいから改変も止む無しか。
この映画、骨喰藤四郎がヒロインでは?
ネットでは「おっぱいのない浜風」と言われてて笑った。
「信長公、ここで最期にございまする」
このネタバレは本当に感心した。
途中までは「三日月、2号ライダーみたいでやんした」と思ってたけど真相が明かされた後は、うん……
猿に裏切られて本気でショックを受けてる信長がお辛い。
視聴者に信長を生かすのは正しいのか? と考えさせた所に「本能寺で逃げ延びたがその後安土で自害したのが史実」とぶち込んでくるの、鬼か?
運命の軛を解き放ち、自分自身の歴史を歩もうとする信長──みたいな演出が完全にフェイクなの酷すぎる。
儚い命を愛でる三日月、視点が神に近い。
「わしも人ぞ!」という信長に命を惜しむより名を惜しんで死んでくれという三日月の説得、戦国時代の価値観を持つ人間だからこそ通じたな。
話は逸れるけど赤坂城の戦いで楠木正成の偽装死に幕府軍が騙されたのは当時の価値観だと無様に捕まるより自害する方が自然だったからって説を聞いた。
将軍(足利義昭?)に望んでも得られなかった三日月宗近が短期間とはいえ信長に仕えてるのは感慨深い。
「あいつは今夜、落ち武者狩りに遭って死ぬってな」
ここの冷酷な声好き。成人男性の短パン膝小僧、えっちだ。
「切れ味は鋭くも、主人の腹は切らぬというが、此度ばかりは頼むぞ、薬研藤四郎」
この台詞、刀が意思を持つと知ったが故だよね。
倶利伽羅江、歴史の敗者である明智光秀にも必死に守ろうとする刀がいたってのは救われた気分になる。
ってか最初の方は別に光秀を狙ってた訳ではないのかな。
晩年の南光坊天海がかつて自分を助けてくれた武者は何者だったのか述懐するネタを考えたりもした。ここは俺のチラシの裏。
最後の囲んで連続攻撃、これスーパー戦隊で見たやつ!
幼女審神者、継承ってテーマに合致してると思う反面、過酷な役目を背負わせて大丈夫かなと心配になる。
改めて、歴史上の人物の行動や刀の来歴を完璧に盛り込んだストーリーを作る靖子にゃんがヤバすぎる。
そうだね、本能寺も安土城もどっちも燃えてるわ。
実写化って衣装が綺麗すぎて浮く事があるけど本作はその異物感が良い具合に作用してたように思う。
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