12ハロンのチクショー道 7F:夢のはじまり-6 感想
- 2021/11/29
- 16:00
>いよいよ枠入りが始まる。1枠①番の枠入りは一番最初。枠の中に居る時間が最も長いためそれを嫌う陣営もある程だ。
竹騎手がまさにそうだね。2番ならいいけど1番になるのは運が悪いと言ってた。
マルッコは待たされても気にしないだろうからそういう部分でも強い。
これまでのレースでもグリムガムジョーみたいに騎手は抑えたいのに馬がマルッコの大逃げに触発されるケースはあったんだろうな。
放っておくとそのまま逃げ切っちゃうし他の騎手にとってはやり辛い馬だぜ。
本作の観客の熱狂の描写は読んでて引き込まれる臨場感がある。
別次元の末脚を持つクエスフォールヴに対してステップを繰り出すマルッコ。
身を削ってでも勝ちたいという渇望。
既に死を二度経験してるマルッコの中の人的には死んでもいいから勝つという気持ちもあるのかも。
死を甘く見てるという見方もあるかもしれないが、予後不良の苦しみを理解してるのにそれでも全力を出そうとするのはやっぱりすごいよ。
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