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rails commit log流し読み(2016/06/17)

2016/06/17分のコミットです。

CHANGELOGにのったコミットは以下の通りです。

activerecord/CHANGELOG.md


Move quiet option to development.rb

railties/lib/rails/generators/rails/app/templates/config/initializers/assets.rb.tt、 railties/lib/rails/generators/rails/app/templates/config/environments/development.rb.ttの修正です。

config.assets.quietをinitializers/assets.rbからdevelopment.rbに移動しています。

config.assets.quietはinitializer hookで使用するオプションの為、initializers実行前に設定されている必要がある為、との事です。


Merge pull request #24773 from ralinc/fix-silent-fail-on-psql-command

activerecord/lib/active_record/tasks/postgresql_database_tasks.rbの修正です。

DBにPostgreSQLを使用、かつ、db:structure:loadでSQLの読み込みがエラーになった際に、処理を終了するよう修正しています。

SQLの読み込みは普通にpsqlコマンドを実行して行っているのですが、そのpsqlコマンドのオプションにON_ERROR_STOP=1を指定するようにし対応を行っています。


Move code style configuration files to root directory

activerecord配下にあった.codeclimate.yml、.rubocop.ymlをrootディレクトリに移動しています。


Merge pull request #25302 from schneems/schneems/evented-file-boot-at-check-time-master

activesupport/lib/active_support/evented_file_update_checker.rbの修正です。

ActiveSupport::EventedFileUpdateCheckerクラスのboot処理(listenによるファイルの更新チェック)をプロセス毎に行われるよう修正しています。

元々はboot処理はEventedFileUpdateCheckerのインスタンス作成時に一度だけ行われるようになっていたのですが、EventedFileUpdateCheckerのインスタンス生成後に、ファイルの更新チェック処理が別プロセスで行われるケースがあり、その場合に正しくファイルの更新が検知出来なかった為、更新チェック時にpidをチェックし、pidが異なる場合に再度boot処理を行うよう修正しています。多分。とても不安…。