アルゴリズムとかオーダーとか

仕事で勉強したことなどをまとめてます

KubeflowのNotebookからPipelineを実行

この記事では、KubeflowのパイプラインをNotebookから実行する方法を説明する。Kubeflowがローカル環境に構築されている場合、ServiceAccountの設定から実際にパイプラインを実行する手順を記述する。
以下の公式のドキュメントが実行できなかったので、ローカルのkubeflow notebookで実行できる手順をまとめた。
www.kubeflow.org

どうやらデフォルトで提供されるServiceAccountには、Kubeflow Pipelineを操作するための十分な権限がない。
このため、必要な権限を付与した新しいServiceAccountを作成し、Notebook上からパイプラインを実行する方法をまとめた。
また、作成したServiceAccountを適切に設定し、ローカルのnamespaceと合わせることで、Kubeflowダッシュボードからも実行状況を確認できるようにする。
これにより、notebookで生成したpipelineのyamlをいちいちダウンロードしてからダッシュボードにアップロードして実行みたいなめんどくさい手順を経ずに、直接notebookからpipelineを登録・実行できるようになる。

  • 前提条件
  • 1. ServiceAccountの作成
  • 2. Tokenの発行
  • 3. NotebookでKubeflowパイプラインを実行
    • pipelineの作成
    • Kubeflowのエンドポイントとトークンの設定
    • Experiment, Pipelineの取得
    • パイプラインの実行
    • Experiment設定せず直接pipelineを実行する方法
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Windows11+WSL2にKubeflow環境構築手順 2024年末版

最近GCPのPMLE試験に無事合格した。その試験勉強の際に問題として触れることが多かったKubeflowにすこぶる興味が湧いたので自宅PCに環境構築を行ってみた。この記事は環境構築手順についてメモ的に残すためのもの。

構築手順については先人のブログと公式のgithubを参考にしながら進めた。
venoda.hatenablog.com
github.com

  • 注意点
  • 事前セットアップ
    • 環境
    • WSL --versionの結果
    • そのほかのバージョン
  • Kubectl v1.31.0のインストール
  • Kustomize v5.4.2のインストール
  • kubeflow v1.9.1のインストール
  • ダッシュボードにアクセスする
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ChromeのMetamaskを削除したらGoxしかけた

別のPCでMetamaskをChromeから削除したら、Profileの同期でmain walletとして使ってたMetamaskまで削除されてしまった。なんとか頑張ってリカバリーフレーズを復旧したのでその時の手順を忘れずに残しておく。

同様の現象で困った人向けに。ただ注意点として、復旧できるかどうかは五分五分な点に注意

リカバリーフレーズは必ず安全な方法でバックアップを取っておきましょう。

  • Metamask環境の説明
  • Goxまでの経緯
  • ChromeのローカルデータからMetamaskのリカバリーフレーズを回復する方法
    • leveldbのファイルを探す
  • まとめ
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Ethernaut-CTF2024をローカルでやってみる

今年3月ごろに実施していた、EthernautのCTF2024というイベントがあった。
ctf.openzeppelin.com


イベントはすでに終了したが、実はローカルでも同じように回答に正解するとフラグを取得できる本番さながらの環境が構築できるリポジトリが公開されている
github.com
github.com

この記事ではこちらの環境構築手順と、実際に問題に回答するための最初の導入部分について解説する。

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Hardhat IgnitionのThe next nonce for〜 エラーについて

Hardhatを触り始めていきなりつまづいたエラーだったので、解決策と発生の流れについて自分なりに調べたことをまとめておく。
Hardhatの挙動についてはまだまだ浅学なので内容の正しさについてはご注意を。

  • エラーの内容
  • 解決方法
    • 一番手っ取り早い方法
    • 多分きれいな方法
  • 発生手順
  • 原因
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Hardhat Consoleの使い方

TruffleからHardhatに乗り換えたので、よく利用しているConsoleの使い方についてもまとめる。
あまりConsoleを直接叩いてEthereumとやりとりする人は見ない気もするが誰かの参考にでもなれば。
いちばんは自分用のメモ。

Hardhatの導入と基本的な使い方は以前の記事を参考に。
y-nakajo.hatenablog.com

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HardHatの基本的な使い方

今更ながらではあるが、2023年9月にConsensysよりTruffleの開発停止が発表された。

consensys.io

上記ブログでは、今後のSmartContractの開発環境はHardhatを利用するようにアナウンスされている。
自分も今までTruffleのみでHardhatは利用していなかったのでこれを機にHardhatの使い方の基本を学ぶ。
ここで取り扱うのはEthereumのSmartContractである。

Hardhat公式ブログのGuidesをやっていく。
hardhat.org

  • 環境
  • 1. hardhatのインストール
  • 2. hardhatプロジェクトの作成(初期化)
  • 3. Contractの作成からデプロイまで
  • 4. テストネットへのデプロイ
  • まとめ
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