エロゲにおける売り上げと評価の格差

http://d.hatena.ne.jp/sixtyseven/20061007/p1
http://d.hatena.ne.jp/REV/20061008#p6

乖離が90以上の私的オススメ。
コアなエロゲユーザーを名乗るのであれば、上記の作品ぐらいはガチでおさえておきたいトコロ。特に『らくえん 〜あいかわらずなぼく。の場合〜』は「やまとなをゆき」氏の絵柄があまりキャッチーではないので敬遠されてしまいますが、ロミオテキストに負けず劣らずで過去プレイした作品の中でも最高峰に位置する報復絶頂確実の爆笑テキスト、音楽のクオリティは実に高くてアップテンポなテンションとノリは極上品、愛らしき馬鹿野郎達と評したい個性的で魅力溢れるキャラクター達、漢魂のツボを刺激する細かい演出、そしてなんといってもエロゲーブランドの開発内情を窺い知ることのできる貴重な作品なだけに、未プレイの方はここはひとつ騙されたと思ってプレイしてもらいたいデス。中古なら2000円程度で購入できますが、確実に価格以上の価値があって定価で購入できなかったことを悔やんだ作品ぐらいの作品ですから。
『Forest』も熱烈にオススメしたいところですが、未だコンプしてなくて所持しているだけのヌルユーザーの汚名を着せられてしまいそうだ。しょんぼり。こちらも絵柄で何かと敬遠されているようですが、あの独特で幻想的なタッチと太い線で描かれる「大石竜子」氏の絵柄は自分的にはかなりツボです。

乖離が50以上90以下のオススメ。
『家族計画』はblogを開設するキッカケにもなった私的ベストワン作品なので言わずもがな。
『Crescendo 〜永遠だと思っていたあの頃〜』は、最狂のツンデレ教師と最凶のねーちゃんの年上ツートップはエロゲー界屈指の決定力。その他にも、ロングヘアの高身長コンプレックスガールなどの魅力的なキャラクターが登場し、青春期特有の繊細さや儚さ、そして甘い酸っぱい恋愛譚(ロマンス)が見事に表現されてます。主人公に全ての想いや葛藤をぶちまけるシーンは、素晴らしいですよ。文句無しに年上ゲー最高峰の良作。
『瀬里奈』、『MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲』、『SWAN SONG』は陵辱、猟奇といった鬱などの要素が強い劇薬のような作品なだけに、ノーモア鬱ゲーの方には強くはお薦めできませんが、各要素が上手く化学反応したときの高揚感とカタルシスといったらそれはもう言葉に表現できないぐらいスゴイですね*1。コッチの世界は、ハマるとすごくキますから。うふふ。特に『SWAN SONG』には、バレンタインディという歴史的名シーンがあるので、是非ともプレイして貰いたい。あんな陳腐な言葉が魂を打ち抜くだけの力を持つんだと魅了されてしまいましたから。はぅ〜。


基本的に「エロゲネタ板ベストエロゲ」の上位に挙がっている作品に大きなハズレはないですね。評価されるだけの理由がありますから。
それと『こなたよりかなたまで』の乖離がどれくらいだったのか気になりました。それにしても、2003年は名作揃いだな。

*1:憎しみから愛が生まれるのですよ。殺愛と書いてコロシアイと読むのですよ。G(自慰)のHが。そしてHの次にI(愛)がくるのですよ。