競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【エリザベス女王杯 2024 レース回顧・結果】ノットイコール

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――嬉しい(誤算の)好戦といったところで、メンバーレベル≠決着水準のいい例。

エリザベス女王杯 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 スタニングローズ 2:11.1 34.0
2 ラヴェル 2:11.5 34.1
3 ホールネス 2:11.6 34.4
4 シンリョクカ 2:11.6 34.6
5 レガレイラ 2:11.6 34.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 エリザベス女王杯 2024

 

11/10 エリザベス女王杯 ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

①芝は、通年平均比-1.0秒/1000mを超えてきたあたりで、外が優勢の状況で行われた

 

②前半1000mを59秒6で通過する速い流れで通過し、トータル2分11秒1、レース上り34秒4の好タイムで決まった(12.0 - 11.7 - 11.1 - 11.6の瞬発戦)

 

③馬場レベルを考えても、後半も十分優秀で、混合G2を上回る好レベル決着となった

 

④適性によるここからの上昇と斤量差を鑑みれば、勝ち馬は平均的な混合G1でも好走まで見込める水準

 

 

 

エリザベス女王杯 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ハーパー

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡17着

そもそも、ここまで流れるとみていなかったし、初ブリンカーの怖さとでもいうべきかスタート後から前進気勢旺盛に行ってしまったのでこれは仕方ない。

加えて、スタートしてすぐの鞍上挙動にも表れての通り、内へ内へのササり具合が酷かった様子。

このあたりは、まともにレースをしていない部分だろうし、良く言えば上昇余地はかなり残されている。

最後は、◯とも接触するなどし、早々にブレーキを掛けての最下位大敗に終わる。

 

 

◯レガレイラ / ▲モリアーナ / ☆スタニングローズ / ラヴェル / ホールネス / △サリエラ 他

◯レガレイラ(5着)は、注目のスタートを出たが、中団馬群で運んで直線であれだけ厳しい競馬になっては不発もやむなしだっただろう。

そもそも、大外をどれだけ身上の末脚で伸びてくるかという形ではなく、荒れた内を突く競馬になってしまってもいた。

この内容でこの水準なら、G1級はどうかも、まだ古馬混合G2級判定なら与えられる。

 

▲モリアーナ(14着)に関しては、内枠からラストで内を突く狙い通りの競馬はしてくれたが、それ以前に難があって距離がもたなかった形。

2コーナーまで引っ張り切りで浪費してしまっては、末脚不発も納得するところ。

2200m自体こなしたことはあったが、当時は不良馬場。

折り合い面で難しいこのタイプだけに、今回もぬかるんで馬が馬場に気を取られるくらいの状況でないと厳しかったという印象。

岩田騎手で2戦、必死で折り合い面の改善を図ろうとやってきたが、次以降でその成果が出るか、そういう観点では注目の存在だが。

 

勝った☆スタニングローズは、終わってみればハッキリとここでは脚力で抜けていた。

4コーナーで抜け出す際の脚はともかく、そこから差を詰め寄らせない競馬といい強かった。

水準は混合G1好走級だが、来春引退のクラブ馬とあって適鞍がないのが残念なところ。

裏を返せば、C.デムーロ騎手招聘でメイチの勝負だったということになるか。

 

2着ラヴェルも、終わってみれば「なるほど、この鞍上で勝負駆けね」といった上昇を示しての久々好走。

と言っても、0.5秒差近辺の善戦をずっと続けていた馬で、今回も0.4秒差。

いつも通りと言えば、いつも通りの内容で、着順が上がっただけとも言える。ともあれ、先につながる一戦にはなったか。

路線選択という意味でも、ここ京都や府中を中心とした2200m以上ということになってきそうで、目先ではまずは京都記念だろう。

 

3着ホールネスは、メンバーレベルさながら低調な一戦にならなかった中で、現時点かなり良くやったと思われる。

前走の新潟牝馬Sレベルは低かった印象があるが、ここでこれだけやれれば牝馬限定G3ぐらいは獲れるところまできたとみていい。

 

 

ほか、2頭で迷うところだが、まずシンリョクカを評価対象としたい。

位置取り、ラストの進路取りからいっても、厳しい競馬をしていたし、鞍上差も加味すればやはり「裏・1位評価」はこの馬だろう。

中長距離戦線でまだまだ活躍が見込めそう。

 

迷ったもう片方の△サリエラ(7着)も、最後方から非常に良く伸びる競馬で脚力を示した。

2年連続同じ形で脚だけ披露して敗れた格好だが、流れて追走が苦しくなって、前も強い競馬をしたなかで昨年以上の上りと走破タイムにまとめた内容は額面以上の評価も可能。

ただ、この馬も残り僅かの現役生活だろうし、そういう意味でも次点評価としておく。

 

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