競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

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【有馬記念 2024 予想】追い切り・ラップ適性・レース傾向考察 & 各馬評価まとめ / 買うことは決まっていて、位置づけだけ

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目次

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有馬記念 2024 レース概要

 

 

有馬記念 G1

2024年12月22日 5回中山8日目

発走時間:15:40(予定)

中山競馬場 芝2500m

サラ系3歳以上 オープン

2023年優勝馬:ドウデュース 牡4 2:30.9 武豊

 

 

有馬記念 2024 枠順

 

 

 

1 1 ダノンデサイル 牡3 横山典弘
1 2 ドウデュース 取消 牡5 武豊
2 3 アーバンシック 牡3 ルメール
2 4 ブローザホーン 牡5 菅原明良
3 5 ベラジオオペラ 牡4 横山和生
3 6 ローシャムパーク 牡5 マーカン
4 7 スターズオンアース 牝5 川田将雅
4 8 レガレイラ 牝3 戸崎圭太
5 9 ディープボンド 牡7 幸英明
5 10 プログノーシス 牡6 三浦皇成
6 11 ジャスティンパレス 牡5 坂井瑠星
6 12 シュトルーヴェ セ5 鮫島克駿
7 13 スタニングローズ 牝5 ムーア
7 14 ダノンベルーガ 牡5 松山弘平
8 15 ハヤヤッコ 牡8 吉田豊
8 16 シャフリヤール 牡6 デムーロ

 

 

 

有馬記念 2024 ラップ適性・追い切り 

 

 

平坦戦 ※ 5割、残りの大半が瞬発戦というセッティング。

※ラスト4Fの各区間内に、-0.5秒以上の急加速が生じないレース(例:12.0-11.7-11.6-12.2)が定義

ハヤヤッコ、ジャスティンパレス、アーバンシック、ブローザホーンあたりがコース適性に合うタイプ。

 

 

いやはや困った今回の調教評価だが、(ドウデゥース以外、有馬記念レベルで挙げるほどのところはないかなというところから)転じてダノンデサイル、レガレイラ、シャフリヤールの三つ巴評価としておく。 (12/22 9:55追記)

 

 

 

有馬記念 2024 過去レース傾向

 

 

傾向的には、手元にある資料を見る限り、

 

※近22回中16回は「前年または一昨年の有馬で馬券になった馬が絡む」リピーター様相

該当馬➡➡➡ドウデュース、スターズオンアース

 

※12番枠より外で、過去に有馬記念で3着以内に入っていない馬は苦戦必至

該当馬➡➡➡シュトルーヴェ、スタニングローズ、ダノンベルーガ、ハヤヤッコ、シャフリヤール

 

※単勝10倍未満の人気サイドでは、「中10~25週ローテ」や「同年G1勝ちあり、かつ10月以降のG1を未連対」の馬がハイアベレージ

該当馬➡➡➡ダノンデサイルが該当の可能性

 

※前々走→前走馬体変動が±6㎏以内だった馬が、近22回の全好走馬のうち50/56頭という状況(前走~前々走で海外出走のあった馬を除く)

該当馬➡➡➡アーバンシック、ジャスティンパレス、スタニングローズ、ダノンベルーガ、ドウデュース、ハヤヤッコ、ブローザホーン、ベラジオオペラ、レガレイラ(海外出走を挟むのはシャフリヤール、スターズオンアース、プログノーシス、ローシャムパーク)

 

といった感じ。

 

 

 

有馬記念 2024 レース傾向分析&考察

 

 

 

中山2500m戦ということで、当たり前のように「癖のあるレース像(リピーターレース像)」を呈している。

それを如実に表す傾向として、近22回中16回で前年または一昨年の有馬記念で1~3着に入った馬が絡むという頻発状況が起こっている。

 

近代有馬は「枠順」が好走ポイントに占める割合が高い。

内枠は当然有利に働くし、当日の馬場状態と展開によっては好走マスト条件になる年も。

加えて、先の適性論にも関連して、リピータークラス以外では有馬で初めて馬券になった時の枠番は、ほぼ皆11番枠より内となっている。

例外は、アドマイヤモナーク(ダイワスカーレットの強烈“肉を切らせて骨を断つ”競馬による展開利)、ゴールドシップ(1人気)、レイデオロ(1人気・稍重)、20年の2〜3着2頭(4回開催からタフでかなり異様な馬場)、そして昨年のスターズオンアース(C.ルメール)となっていて、余程の馬か、余程の運がないと……といった感じが見てとれる。

 

また、シーズン最終盤のレースで昔から言われるように「余力度」も重要。

手元の近30年集計では、「単勝10倍未満で中10~25週」は(2-2-2-2)※圏外のうち23年スルーセブンシーズはレース後に骨折判明、「単勝10倍未満で同年G1勝ちあり、かつ10月以降のG1を未連対の馬」は(5-5-4-5)となっていて、少なくとも10月中旬以降にはG1で好走してしまっていないか、出走自体していない上位人気馬というのが好走馬像として浮き彫りになっている。

ちなみに、前者のほうの期間を少し狭め、「単勝10倍未満で中5~9週」として見てみると(11-7-5-17)で母数十分、それでいて6割を超える好走率となっている。

そして、「同年6月以降に2か月半以上の休養がない馬」となってくると、03年以降での好走は一昨年3着のジェラルディーナ1例のみとなっている。 

 

意外な注目傾向としては、前走時点で大幅に馬体を変化させていた馬は極めて不振で「前々走→前走馬体変動が±6㎏以内だった馬」が、前々走~前走で海外出走経験のあった10頭を除く好走馬全56頭中の50頭を占めている。

馬体重にみられるような状態の急変動は、このレースでは厳禁、マイナスに働くことのほうが圧倒的に多いということだろう。 

 

また、有馬記念は波乱含みというイメージも結構あるが、近22年単勝100倍以上は(0-0-0-56)となっていて、01年2着アメリカンボス(単勝116.9倍)以後、好走例無しとなっている。

ひと昔前ならいざ知らず、年間の負けを取り返そうと(?)あまり大振りしすぎるといいことナイナイ、が近年の有馬記念である。

 

 

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有馬記念 2024 予想印は!? ホネ的注目馬 各馬評価まとめ

 

 

 

ドウデュース

→そう(取消)きましたか……という。そして、「家が建つな、今年の有馬」という。(12/20 15:40追記)

まず、この馬だが、穴党でも2着連対圏でも買わないといけない、というのが第一。

残念ながら、降参色が濃い今回であることはまずもって記しておきたい。

あとは、この馬の強さなんぞは当ブログが切々と説いていってもしゃーないので、「負けるとしたら……」の材料だけメモしておきたい。

 

と、その前に、そうした材料には今回あたらない注目ポイントとして、「秋G1・3戦目(での消耗)」「折り合い」「激ハイペース」を。

まず「秋G1・3戦目(での消耗)」については、そもそも競走馬ケアの進歩やらから今後杞憂に終わるケースが増えるであろう点だし、この馬の通ってきた2戦は国内最高峰G1の連戦でも、完全に掛からないで戦えるかが争点になる上りだけ戦。

ケア以前に消耗自体極端に軽く(前走など、「今このメンバーでもう一度新馬戦をやってみた」戦だと揶揄したほど)、ここを今回論点にするのはナンセンスだろう。

 

さらに、その2戦が本来この馬の唯一無二の課題である「折り合い」リスクすら排除しつつある。

我慢する練習にはもってこいだった2戦で、むしろそういうゆったりしたレース慣れした今回、中山2500mの流れで体内時計面で狂わされやしないかとすら心配になるほど。

で、今回そこ(スローに慣れすぎた結果、本来のこの馬の土俵であるこの舞台で脚使えず)を理由に嫌ってみようかとも思ったが……メンバーを見渡しそれもヤメた。

(除外勢に光明はあるが、)またもドのつくスローまで起こり得る一戦が目に浮かぶところで、個別に記す必要もなく3点目の「激ハイペース」と合わせて、それらはあっさり消滅する。

 

そして、今回敗れる可能性のある材料として、「(ついに……の)外枠泣き」 →1枠2番でその線ナシ。運強い!(12/20 9:00追記) 「(斤量利のある)3歳馬による逆転」の2点だけかなと思うところ。

もちろん、これにアクシデント(出遅れほか)や(これは直接の敗因とはならない&当てたいだけの人は無視すべき点だが)「過剰人気」という要因なんかも加えて最終的に判断すべきなのだが、まず前者はこれだけ古馬になってからというもの内ばかり引いてきた馬である。

幸い、それでも折り合いさえ欠かなければ脚質的に、大外だからと言って即座に厳しくなるようなタイプではないのだが、それでも考えられるレースのペースがペースであることを思うと、ちょっと小さくないハンデを背負うことになるかもしれないとも考えるところ。

 

後者については、可能性としては最も高い負けパターン。

枠にもよるだろうが、いつものドウデュース(の枠)に決まり、3歳勢も軒並み外を引かなければ、2~4番人気を3歳勢が占め(レガレイラは1~2枠が必須だろうが)、なおかつ今想定されているよりもグッと近づいた対抗格評価をされているのではないだろうか。

それくらい、期待していい現3歳世代の脚力だと思うし、逆に言うと他の馬たちを1着欄に塗るのはかなり勇気がいることだと思っている。

ただ、かくいう3歳勢とて実際問題として逆転は、相手の下げとこちらの上げ材料が重なり合ってはじめて可能、といったところだと思うが、その点C.ルメール騎手のアーバンシックはまず一歩リードの状況だろう。

「なるか、父ハーツを祖父ハーツで撃破!」に賭ける手も、個人的にも十分アリと思っている。

(ちなみに、当ブログのポンコツ脳が、昨年13:50時点で「△ドウデュース人気し過ぎ(最終2番人気5.2倍)」と切り捨てていたことは内緒の話である。そして、近2走もそうだが、やっぱり衝撃の’23京都記念が、今から思うとここ連覇への“布石”に思えてならないところ。)

 

 

そして、枠を見ていない段階なので、そこに左右されず買いと判断している一頭だけ記しておくと、ブローザホーン。

まず、個人的にこの馬には昨年からの歴史があるというところが大きい。どの位置で買うかは別としてマストバイの存在。

正直、この馬にとってはハイペースにならないこと(団子状態での2周目3角)がポイントだと思っていて、今回その可能性は高い。

さすがに、以前のような競馬を今のこの馬に望む(そのスタンスだったのが、“歴史”の始まり地点)というのは酷だろうが、代わりにドウデュースが溜めた脚を2周目3角から外を回って爆発させた時、同じ形で伸びてくるというのは今年の作戦としておおいに有効なのではないか。

あとは、強烈に北風が吹いたりなど、その伸びを阻害する材料が揃わないでいてくれたらと願うばかり。

最初に書いた通り、この馬に関しては枠はどこでもいいし、どちらにせよ狙うので、それならいっそ7枠14番くらいでいいと思っている。

ちなみに、本格的に迷いだすので、あの馬とレガレイラの内枠入りはやめてほしいというのが本音としてある。

 

 

と、ひとまずこんなところでTo be continued……。枠など踏まえて、注目のあの馬なんかについては追記していきたいと考えている。

 

 

 

↓↓↓以下、木曜夜追記内容。

あの馬=スターズオンアース。

まず、前走で狙っていたことと、前年8枠16番、前走も含め国内G1・3戦連続外から2番目までに入っている馬の“普通の”枠入りがでかい。

これには、川田騎手ばりに藤原英昭調教師に「あざっす」と言わなければならないところ。

ともあれ、前走がキャリア最高の500キロでもあった点も含め、条件好転するしかない馬が、スローで「牝馬のキレの戦い」も見込まれる前年2着の舞台に帰ってくるのであれば、上記2頭に次ぐ存在として重視したい。

ただ、状態面を考えると、あくまで木曜段階では慎重にならざるを得ない状況の様子。

またこの馬の専売特許8枠引きを繰り出さない限り、本当ならブローザホーンよりも上に取る予定もあったが、どうも調子の部分で今のところそうはいかなそう。あと3日、その間でどこまで上向くか注目したい。 (12/19 22:30追記)

 

 

↓↓↓以下、当日午前追記内容。

まあ、なんにしても、もともと(超の付くまであり得る)スロー濃厚な中、後ろからドウデュースが来ないとなると「前の組ツイてるよね~」という。で、「なると思ったよ、ベラジオオペラ(の3番人気)」というところ。

バタつくかもしれないので、先に馬場についてだけ記しておくと、なかなか微妙。内外はあまりなく横位置によらず、直線入口では前確保がかなり有利な状態(≠上り3F不要)に映る土曜の状況だった。ただし、前有利といっても直線一気はさすがに届かないというだけで、上り3F数値で見た場合には上位の脚さえ繰り出せたら差しでも届く、そんなややこしい状態。

そして、そこから当日の乾燥化でどうなるかだが、予報通りならむしろの強い北西風の影響のほうが大きく出る状況かもしれない。個人的には厄介な方向でなるべく吹かないでほしいが……。 (12/22 10:10追記)

 

 

↓↓↓以下、当日午後追記内容。

思ったほどの強風ではないものの、それでもその影響もあってとにかく早め進出が必要(4コーナーで2列目以内にいたい)な馬場。これに、メンバー的「とんでもスロー」を重ね合わせると、これが有馬記念でなかったらたしかに内枠の前々決着狙い(その真骨頂がベラジオオペラ)で徹底したくなるところ。

◎ブローザホーン。「有馬記念は内枠」で刷り込まれていて、実際そうだが余分なオッズが乗っている状況では(当てに行かないおじさんとしては)そういう組には手を出しづらい。そういう状況も相まって狙いはこの馬。外国人ジョッキーがい(てくれる)ことも含めて“そうは問屋は降ろさず”、逃げ馬以外内にいた組はむしろ災難、マクり合いから最後まで脚を残したものが4角外前々から粘り込む決着になるとみる。 (12/22 14:30追記)

 

 

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