競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【京成杯オータムハンデ 2024 レース回顧・結果】まさかの待機策

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――レース全体としては、ここはそれしかないでしょう。

京成杯AH 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 アスコリピチェーノ 1:30.8 32.7
2 タイムトゥヘヴン 1:31.0 32.4
3 サンライズロナウド 1:31.0 33.4
4 セルバーグ 1:31.3 33.4
5 ジューンオレンジ 1:31.3 33.4

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 京成杯AH 2024

 

9/8 京成杯AH ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

①野芝期平均比でも-1.5秒/1000mレベルと、「そりゃレコードも出るわ」という超速レベルが続く

 

②バイアスはほぼ無く、むしろ時計耐性だけが求められる感じ(この絶好馬場でも、前残りでなくむしろ差しが決まっていたのはその証)

 

③前半3F34.2秒、同5F57.3秒ともに馬場を考えればどスローと言っていいペースから、11.7 - 11.4 - 11.2 - 10.9の全区間加速ラップの平坦戦でフィニッシュ

 

④1分30秒8も不十分だが、後半3つが優秀な分だけ都合G3判定を与えられる、という一戦

 

 

 

京成杯AH 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

コラソンビート

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡15着

直線に入ってすぐ、内から弾かれて前にも入られてしまいそこで終戦になってしまった。

戦歴としては無かったことにすればいい一戦だが、この高速馬場でもこの程度の時計で決まっている時点で、正直この馬の展開ではなかったか。

てっきり、1分29秒8あたりで決まるレースと思っていたのだがw

 

 

アスコリピチェーノ

予想➡➡➡◯

結果➡➡➡1着

スローで良かった、という楽勝戦。

そもそも、レコード決着するような「1400mライク」なレースでない限り、出遅れロスがなかった時点で勝算ありというところ。

にしても、この馬で(ハンデ戦で)1.5倍は、結果を知っていてもホネには勝負は無理だが(いや、結果知ってたら本命でいいやろヽ(´ー`))。

さておき、ここはとにかくこの馬が地力でねじ伏せるにはうってつけのレースになったというところ。

 

 

タイムトゥヘヴン

予想➡➡➡△

結果➡➡➡2着

展開利×斤量×脚力で狙える理屈よりも時計優先とみて、当日この馬を狙い切ることが出来なくなってしまったが、たしかに(この日の馬場では遅い)1分30秒台後半なら地力と適性で上回るこの馬がきても不思議なかったか。

さすがに、56キロ換算後でもキャリアハイには至っていないと思うが、ラスト3Fで同じ外差しのかたちの55.5キロアスコリピチェーノを完全に上回っての最速でくるとは……。

しかも、同区間での走破距離的には、都合イーブンくらいなもので、決して相手に大きな距離ロスがあったわけではない中で。

額面トータルがトータルだけに、以降慎重に見ておくことにするが、ここ中山マイルに限っては例外扱い、次戦から「ひょっとして覚醒した?」ということで推したい。

今日ここでいい意味で裏切られたことを活用するためにも、もう2度と中山マイルにこんな人気で出てくることはないかもしれないことを承知のうえで。

 

 

ディオ / ディスペランツァ / カテドラル

セルバーグが行くと行かないでは、だいぶレースの全体像が変わってくる中で、まさかの豊さんによる待機策。

そうした多くの馬券ファンの悲鳴が聞こえてきそうな誤算の中で、やはり前で運んだ組はこの決着レベルでは評価しがたい(いくら、同馬にとってはずいぶんと落ち着いて走れていたことが刮目の内容だったといえど、そのサンライズロナウドも横ばい判定が限界)。

 

そうした中で、まずはやはり致命的な不利の前に散ったディオ(6着)については、当然大幅見直しが必要な一頭だろう。

57.5キロを背負いあれだけスムーズさを欠いて手綱引きっ放しでも6着入線するのだから、やはりG3は楽勝の範疇とみられる。

 

タイムトゥヘヴンは当日評価下げで失敗もこちらは正解、といった感じだったディスペランツァ(7着)には厳しい馬場だったか。

もともと、週半ば時点で「日曜の中山は雨の可能性も」×「セルバーグを筆頭に流れる」で期待しただけに、こうも超速仕様ではまず適性外だったことだろう。

強いて言えば、こんな馬場なら大外一気でどこまで伸びたか見てみたかったところではあるが(そういう意味では、歓迎したこの乗り替わりは吉と出ず、Mデム出遅れ→開き直り追い込みで良かったのかも?)。

 

あとは、もう斤量観点も加味して、8着カテドラルを挙げて以外は眉唾戦でひと括りとしておきたい。

相馬に関しては、58キロで、直線での伸び的には上記ディスペランツァ(55キロ)とそん色ないものを示していたようなので、もう人気するはずのないこの馬に関しては次から少し警戒しておきたい。

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