絶対奪格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/18 15:30 UTC 版)
絶対奪格[1](ぜったいだっかく、羅: ablativus absolutus アブラーティーウス・アプソルートゥス)または独立奪格[2]は、ラテン語の文法用語で、奪格(ablativus)名詞句が副詞句的に時・理由などを表す用法を指す[3]。その他、絶対的奪格[3][4]、奪格の独立的用法[5]などとも呼ばれる。「絶対」と呼ばれる所以は主文の時称や法に影響されないこと[6]や主文の主語と形式的に一致しないことによる[1]。
- ^ a b c d e f g h i 石井 2015, pp. 175–189.
- ^ a b c 小倉 2015, p. 91.
- ^ a b c 山下 2013, p. 305.
- ^ a b c d 水谷 2009, p. 735.
- ^ a b c d e 田中 2002, p. 107.
- ^ 山下 2013, pp. 305–306.
- ^ 田中 2002, p. 109.
- ^ 山下 2013, p. 306.
- ^ a b 山下 2013, p. 309.
- ^ 山下 2013, pp. 308–309, 348.
- ^ 田中美知太郎、松平千秋 『ギリシア語入門 改訂版』岩波書店、1962年、169頁。
- ^ William Dwight Whitney (2003) [1896]. Sanskrit Grammar. Dover. p. 102. ISBN 0486431363
- ^ 木村彰一 『古代教会スラブ語入門』白水社、1985年、142-143頁。ISBN 4560006148。
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