真面目が肝心
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/09 02:29 UTC 版)
『真面目が肝心』(まじめがかんじん、The Importance of Being Earnest)は、W・S・ギルバートの喜劇『婚約』の影響下に[1]、オスカー・ワイルドによって執筆された、3幕あるいは版によっては4幕から構成される風習喜劇である。1895年2月14日に、ロンドンのセント・ジェームズ劇場で初演された。
- ^ Feingold, Michael, "Engaging the Past" (最後の段落に、「ワイルドはこの断片からアイデアを拝借した」とある)
- ^ Ernestは「真面目な」の意味だが、宮崎かすみ『オスカー・ワイルド』(中公新書2013年)によれば、「同性愛」の同義語であるUrningと音が似ていることから「同性愛」の隠語だったという。「バンベリー」Bunburyもbunには「尻」の意味があり、「尻を埋める」と取れることから「ソドミーの隠語でもあった。この作品には他にも同性愛を仄めかす表現が目白押しだという。
- ^ こうした命名を「キャラクトニム」と呼び、小説ではよくある手法の一つであるが、ワイルドはこれを喜劇として使っている。
- ^ “L'importanza di essere Franco”. Google Books. 2022年1月16日閲覧。
- ^ D'arch Smith, Timothy: Love In Earnest: Some Notes on the Lives and Writings of English "Uranian" Poets from 1889 to 1930 (1970)
- ^ Aronson, Theo: Prince Eddy and the Homosexual Underworld (1994).
- ^ D'arch Smith, Timothy: Bunbury - Two Notes on Oscar Wilde (1998).
- ^ The Times, 2001年2月2日
- ^ “宝塚歌劇花組トップコンビの始動作が大阪・名古屋で再演決定”. スポーツ報知 (2015年8月14日). 2015年8月17日閲覧。
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