方違えの基本とは? わかりやすく解説

方違えの基本

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 02:59 UTC 版)

方違え」の記事における「方違えの基本」の解説

外出または帰宅の際、目的地特定の方位神がいる場合に、いったん別の方角行って一夜明かし翌日違う方角から目的地向かって禁忌方角避けた例えば、仕事先から西の方にある自宅帰ろうとしたら、西の方角方違え対象となる天一神在していたとする。この場合真っ直に家へ帰る天一神のいる方角犯すことになる。そこで、いったん他の方角例え南西方角にある知人の家で一夜明かして翌朝家に帰ることにすれば移動南西方向と北西方になって西へ移動避けることができる。 また、造作を行う際、その工事場所が家の中心から見て禁忌方角に当たる場合に、いったん他所宿泊して忌を移してから工事行った。しかし、天一神のように数日移動する方位神ならば良いが、同じ方角1年間在す金神などが工事をしたい方角にいる場合もある。その場合には、その年の立春にいったん方違えになる方角移動して一晩明かし翌日自宅戻れば当分は方違えしなくても良いとされた。 方違え対象となる方位神は、以下の5つである。 天一神てんいちじん、てんいつじん、なかがみ):同じ方角5日留まる 太白たいはく):毎日方角が変わる 大将軍だいしょうぐん):3年間同じ方角留まるが、5日単位遊行する 金神こんじん):1年間同じ方角留まる 王相:王も相も1か月半同じ方角留まる続けて来るので3か月間ひとつの方角が塞がることになる。

※この「方違えの基本」の解説は、「方違え」の解説の一部です。
「方違えの基本」を含む「方違え」の記事については、「方違え」の概要を参照ください。

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