改修点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/10 13:22 UTC 版)
「ノヴォロシースク (空母)」の記事における「改修点」の解説
キエフ級前2艦からの改修は大幅で、内部設計の40%が変更された。技術設計局の改修案では、搭載機数の30機への増加・魚雷発射管の廃止・新型ソナーの搭載が盛り込まれ、また対空兵装も新型に変更されることになった。 さらに、海軍歩兵とその運搬ヘリコプターの搭載も考慮され、兵員輸送のためのヘリコプターMi-6が搭載される予定だった。海軍歩兵90名の居住空間は魚雷発射管を撤去して出来たスペースを充て、さらに格納庫もその魚雷発射管跡の空間をもって拡大された。搭載機数の増加に伴って航空燃料の搭載量もおよそ5割増の1,650トンに増やされた。 艦載機は通常ではYak-38が16機、対潜ヘリコプター8機、救難ヘリコプター2機の26機だが、対潜戦用では対潜ヘリコプター34機と救難ヘリコプター2機、強化型編成ではYak-38が14機とYak-38U(複座型)2機・対潜ヘリコプター16機・救難ヘリコプター2機・対艦ミサイルのターゲティング用ヘリコプター2機の計36機が運用可能となった。また、将来的に新型艦載機であるYak-141を搭載することを見込んで、飛行甲板の耐熱処理やブラストディフレクターの装備が行われた。 対空兵装も更新されることとなり、艦対空ミサイルはSA-N-4の代わりにSA-N-9(キンジャル)、CIWSはAK-630M 30mmの代わりにミサイル機銃ハイブリッドCIWSであるCADS-N-1(コルチク)が搭載される予定だった。そのため、対艦ミサイルSS-N-12(バザルト)の予備弾倉は廃止された。しかしキンジャル・コルチク両者とも当時は未完成だったため、AK-630M が改めて搭載された。しかしSA-N-4はつなぎとしても搭載されず、近接防空ミサイルは搭載されないままだった。
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