アイドル時代に〝千年に一人の逸材〟として大ブレークした橋本環奈（２３）は、女優に転身しても上昇気流に乗り続けている。〝ジャニーズのお気に入り女優２０代部門〟のトップを快走。今年、大みそかのＮＨＫ「紅白歌合戦」の司会に大抜てきされ、再来年のＮＨＫ朝ドラヒロイン説まで流れている。アイドルから女優への転身は難しいと言われているが、見事に壁を乗り越えた。

　橋本は今年の大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」に出演した大泉洋とともに司会に選ばれた。ＮＨＫ色が薄かったため、いまだに「なぜ？」という声は少なくないが、スペシャルナビゲーターに選ばれた嵐・櫻井翔の存在が後押しになったことは確実だ。

「朝ドラの『ちむどんどん』が不評だったため、お鉢が回ってきたというのはあるでしょう。とはいえもともと共演ＮＧの少ない女優ですし、なんといっても、いまドラマ界を席巻しているジャニーズの〝お気に入り女優〟の一人ということは大きい。それこそ２０代の女優ではジャニーズのお気に入り度はトップですよ」（制作会社関係者）

　櫻井とは昨年のドラマ「ネメシス」（日本テレビ系）、Ｋｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの平野紫耀とは映画「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～」（１９年、２１年）で共演している。

「橋本は来年４月クールにＴＢＳ系ドラマ主演が内定しており、Ｈｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰの山田涼介と共演となりそうです。櫻井、平野、山田とそれぞれのグループを背負って立つタレントと共演できるのは、気に入られている証拠です。３０代女優で最も気に入られているのが綾瀬はるかだとすれば、２０代は間違いなく橋本ですね」（同）

　ジャニーズのお気に入りになるための条件は、演技がうまいことはもちろんとして、同性から好かれている、スキャンダルがないことなど。これらを橋本は満たしており、今後もジャニーズとの共演は増えるだろう。

　ジャニーズの次はＮＨＫのお気に入り女優となりそうだ。「ＮＨＫで実績がないにもかかわらず、紅白の司会に抜てきされたのは、上層部が橋本のポテンシャルを買っているから。気の早い話ですが、紅白司会がうまくいけば再来年の朝ドラヒロインという話も出ています。来年の東京制作の朝ドラは主演・神木隆之介が主演でヒロイン・浜辺美波で決まっています。だからその翌年に、ということです」（芸能プロ関係者）

　アイドルから女優に転身しても、なかなかうまくいかない人も多い。橋本は近年で最も成功した例と言っても過言ではないだろう。