「宇宙人の死体を見たことがある!」という人物が現れた。これまで様々な場所で目撃されてきた宇宙人だが、オカルト評論家の山口敏太郎氏のユーチューブチャンネル「ATLASラジオ」に最近、三重県の海で宇宙人の死体を見たという衝撃の目撃談が寄せられた。一体なぜ、その死体がそこにあったのか。

 三重県出身のKさん(30)が証言したのは、今から17年前、2003年に地元・津市の海岸で体験した不可解な出来事だった。

「当時、僕が中学1年生の頃。日曜日の朝6時に、友人のS君から電話がかかってきて『今すぐ海に来てくれ』と言われた。あわてて海に向かうと、そこには宇宙人の死体があったんです」

 淡々と過去の記憶を振り返るKさんは、こう続ける。

「死体は波打ち際に、あおむけで倒れていて、1メートルちょっとくらいで、本当に小さかった」

 リトル・グレイと呼ばれるタイプの宇宙人は体が小さいという話はよく耳にするが、その他の特徴についてKさんは「手足はあったが、指が5本なかった。あいまいですが、3本か4本。そしてかなり大きめの水かきがあった。足の裏には肉球があった」と話す。

 宇宙人なのに手に水かきが? 水の惑星から来たのか、それとも別の理由があるのか?

 また、死体の外見についてKさんはこうも話した。

「全身灰色だったが、質感がバラバラ。顔がマットで、透明感がない感じ。体はイカとかクラゲのような感じで透明感があった。眼球はなく、黒目だけというか、空洞というか。鼻があったかどうかは覚えていない。口は歯が結構細かくて鋭い。人間の歯というより魚のようにビッシリ生えていた。唇はなく女性器や男性器もなかったですね」

 Kさんらは付近に落ちていた木の棒を使って体を突いてみたという。

「すごく柔らかくて、プニッとしてクラゲのようだった。小バエがブワーッと出てきて、体を起き上がらせようとしたら腐敗臭がした。その時、死体なんだなと思った」

 友人のSさんは自宅からカメラを持ってきて死体の写真を何枚か撮影した。だが、そこでも不可解な出来事が起こった。

「S君が持ってきたカメラはインスタントだったが、写真店に現像してもらいに行くと『現像できない』と言われた。あわてて死体のあった場所に戻ったが、もうなくなっていたんです」

 この話を聞いた山口敏太郎氏は2つの可能性を指摘する。

「非常に興味深い事件です。細かい歯が生えていたということ、水かきがあったということを考えると陸上の生物とは思えません。海中で生活している生物かもしれません。人類が二足歩行をしたきっかけは水中の浮力を利用したという説があります。俗にアクア説というやつです。ひょっとしたら陸に戻らず、そのまま水中に入った猿の子孫が現在も海の中にいる可能性があります。だとしたら興味深いですね」

 宇宙人の可能性はあるのか。

「あり得ますが、どうも高等生物であるという感じは受けないですね。この辺は三重県でのUFO目撃情報との兼ね合いで考えてみる必要があります」(山口氏)

 宇宙人のすみかは宇宙だけではないのかもしれない。