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TBS 4年ぶりJリーグ地上波生中継「変革の年 意味ある」

[ 2015年3月5日 09:00 ]

FC東京の武藤嘉紀(左)と横浜F・マリノスの中澤佑二

 TBSは14日、4年ぶりにJリーグの地上波生中継を行う。第2節「FC東京―横浜F・マリノス」(味スタ)で、午後2時から放送(関東ローカル)。Jリーグは11年ぶり2ステージ制を導入し、年間勝ち点の上位クラブと各ステージ優勝クラブによるチャンピオンシップ(決勝12月5日)を開催。中継を担当する同局の横山英士プロデューサーは「Jリーグ変革の年。地上波で放送する意味があると考えました」と4年ぶり“復活”の理由を語った。

 FC東京は、昨季J新人最多タイの13得点をマーク、新人史上3人目のJベストイレブンに輝いた武藤嘉紀(22)DF森重真人(27)DF太田宏介(27)と1月アジア杯の日本代表に最多タイの3人を送り込んだ。

 地上波生中継を行う第2節は、3月27日・チュニジア戦(大分銀行ドーム)の代表メンバー選考が佳境。代表に占める国内組の割合も以前より高くなり、横山プロデューサーは「代表争いのサバイバル、Jリーグのレベルの高さに注目していただきたいです」と話している。

 対する横浜F・マリノスは、中澤佑二(37)栗原勇蔵(31)の元日本代表センターバックコンビが鉄壁の守備。フランスのエリク・モンバエルツ新監督(59)が就任し、04年以来の頂点を目指す。

 生中継の解説は福田正博氏(48)小倉隆史氏(41)実況は同局の土井敏之アナウンサー(44)が務める。TBSは今季、Jリーグの地上波放送を数試合、予定している。

 1993年にJリーグが発足した当初は、NHKや民放キー局で頻繁に地上波生中継が行われた。「Jリーグ・開幕戦 ヴェルディ川崎×横浜マリノス」(93年5月15日)はNHK総合で放送され、平均視聴率32・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するほどだったが、数年後に下火に。近年、地上波生中継はNHKが不定期に行っていたが、TBSの4年ぶり“参戦”が注目を集めそうだ。

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