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C大阪 フォルラン獲りへ!完全移籍前提に正式オファー

[ 2014年1月14日 05:30 ]

C大阪が獲得を狙うウルグアイ代表FWフォルラン

 C大阪がウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34=ブラジル・インテルナシオナル)の獲得に乗り出していることが分かった。関係者によれば、すでに代理人に完全移籍を前提とした正式オファーを提示しているという。フォルランは10年W杯南アフリカ大会の得点王&MVPにも輝いている世界的ビッグネーム。獲得が実現すればチームだけではなく、Jリーグ全体の活性化にもつながりそうだ。

 悲願のリーグ初制覇を目指すC大阪が、その本気度を示すかのように超大物獲得へと動きだした。フォルランはマンチェスターUやAマドリード、インテル・ミラノなど数々の名門クラブに在籍。04~05年、08~09年シーズンの2度にわたってスペインリーグの得点王にも輝いた世界屈指のアタッカーだ。

 10年W杯南アフリカ大会では、5得点を挙げ得点王&MVPを獲得。現在はブラジルのインテルナシオナルでプレーしており、昨年8月にはウルグアイ代表として来日し、日本戦で2得点を挙げ4-2の勝利に導いた。その際、自身のツイッターで「日本の人々による対応に感謝したい。僕らに対する敬意や待遇などは素晴らしいものでした」と日本に対する好印象もつづっていた。

 リーグ優勝を目指し、3年ぶりにアジアチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するC大阪にとっても、喉から手が出るほど欲しい逸材だ。日本代表FW柿谷やU-19日本代表FW南野ら、伸び盛りの若手を擁するとはいえ、トップ下で存在感を放っていた元ブラジル代表MFシンプリシオが神戸へ移籍。攻撃の軸となるポジションを世界的名手が担うことになれば、攻撃陣の破壊力はさらに威力を増す。

 その存在感はクラブの枠を超え、Jリーグ全体の“助っ人”となる可能性も秘めている。過去にジーコ(鹿島)やドゥンガ(磐田)、ストイコビッチ(名古屋)らW杯で活躍した名選手がJクラブでプレーしているが、W杯のMVPで世界4大リーグの得点王となった選手が移籍してきた例はない。C大阪のサポーター以外にも注目を集めるのは確実で、フォルラン効果でJリーグが活気づくことも予想される。

 ▽ディエゴ・フォルラン・コラソ 1979年5月19日、ウルグアイ・モンテビデオ出身の34歳。98年にアルゼンチンのインディペンディエンテとプロ契約を交わし、02年にマンチェスターUに移籍。04年にビジャレアル、07年にAマドリード、11年にはインテル・ミラノへ移籍。12年にブラジルのインテルナシオナルに加入。ウルグアイ代表では23歳でデビューし、通算103試合出場36得点。1メートル81、75キロ。利き足は右。

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