Q&A|日々の育て方
Q&A
花の咲いた後のお手入れ方法は?
桜や梅、ツツジなどの「花もの」盆栽は花後のお手入れがとても大切です。
花を咲かせるというのは植物にとっては一大イベントであり、とても体力を使います。花後は適切にお手入れして植物の生育をサポートしてあげましょう。
花殻は摘み取りましょう
花がらとは、咲き終わりしぼんでしまった花。この花がらを放置していると見た目も良くありませんし、結実すると樹木も無駄な体力を消費してしまいます。
実を楽しみむ樹木以外は花後の花がらを摘み取ってすっきりさせてあげましょう。
(実を楽しむタイプの樹木であれば花がらを摘む必要はありません。樹種ごとの詳細は石木花図鑑を参照ください)
摘み取り方は簡単です。
花の付け根の「がく」という部分からピンセットや指でポキッと折るか、鋏などでカットします。
冒頭でも触れましたが、花がらを摘み取ることで無駄な体力消費を防ぎます。
結果として病害虫にも強くなり、生育も良くなります。
せっかく咲いた花ですので、実がなるのを楽しみたいという気持ちになってしまうものですが、
植物の生育をよくするためにも樹種に応じて適切に花がらを摘み取りましょう。
活性剤や肥料で体力回復を促しましょう
植物は開花によって体力を消費します。そのため、花後には樹勢(木の健康状態)が落ちやすくなります。このまま何もしないと翌年の花芽が少なくなったり、花芽を形成しないことがあります。活性剤や肥料を与えて体力をつけ、翌年の花芽形成をサポートしましょう。
花後、まずは定期的に活性剤を与えると効果的です。(週1~2回程度)その後、肥料を定期的に与えるようにします。肥料の頻度は石木花図鑑をご参照ください。
愛情を持ってお世話したぶん、翌年には美しい花を咲かせてくれます。
ポイントを抑えた管理で「花もの」盆栽を楽しみましょう!